面白法人カヤック

トップへ戻る
ツイ

Corporate

2017.03.28

#面白法人カヤック社長日記 No.23
格言を深く突き詰めてみるシリーズ「ピンチはチャンス」

Corporate

社長日記vol.23

社長日記のネタを考えていまして、ふと格言シリーズというのを思いつきました。この格言を何としても自分のものとして習得したいと思っているものを、ピックアップして書いてみたいと思います。

まず今回の格言は、「ピンチはチャンス」という格言です。

いわゆる格言らしい格言でもないのですが、でもこの言葉、実はすごく深くて、習得して自分のものとするには、死ぬまでかかりそうな格言ではないかと最近思っています。

もちろん、誰もが一度ぐらいは体験したことがあると思います。ピンチだと思っていたら、逆にチャンスに変わったという経験をです。でも、この格言を自分のものとするということはどういうことなのでしょうか。それは、仕事上において、繰り返し繰り返し起こるピンチを全てチャンスに変えるということです。ピンチの全てを、です。
そうじゃないとものにしたとはいえません。

そもそも、仕事をしていると必ずピンチはありますよね。でもそのすべてをチャンスに変える。もしそれができたら本当に無敵です。禅問答のようですが、それはある意味もう、ピンチのない仕事人生になります。

でも、自分の仕事人生を振り返ると、ピンチがピンチのままで終わっていることもありますよね。それではこの格言をものにしているとはいえない。

もちろん、後から振り返ると、過去のピンチも自分を成長させてくれた。そういう意味ではチャンスだった。前向きな人ならそう言えるケースは多いと思います。実際多くの失敗や挫折があるからこそ今があるののだろうと思います。でも、それはこの格言の意図することとはちょっと違う。そういう意味であれば、それは「失敗は成功のもと」という格言の方が近い。似たような格言ですが、似て非なるものです。

この2つを比べると、時間軸が異なるのではないかと思います。「失敗は成功のもと」は、長いスパンでみたときにそうだという話。「ピンチはチャンス」は、ピンチを迎えているまさにその瞬間、チャンスに変えるという話です。

そのように考えると、今ピンチを迎えているその瞬間にチャンスに変える、これは実はそんなに簡単ではありません。実際にピンチになっているときに、チャンスだと思える余裕もないし、しかもピンチは意外と連続でやってくることも多い。そんなものです。

しかも、どうもピンチというものは、乗り越えるまでは何度でも同じサイズの波(ピンチ)がきますが、乗り越えたら次はもっと大きなサイズの波がくる。たまたまそのピンチをチャンスで乗り切っても、次にやってくるでかいピンチを、またチャンスで乗り切れるとも限らない。これがどうも仕事の法則のようなのです。そういった構造がこの格言を習得するのを困難にしています。

一方で、周囲を見渡すと、この言葉を比較的ものにしている人が世の中には確実にいることに気づきました。そういう人はどちらかというとピンチを乗りこなすような成功体験を積んでいます。そしてそういう人を観察していると、ピンチの度に成長していきます。そんな良い循環に入っている人がいるような気がするのです。

クリアしたピンチの次にはそれよりさらに大きいピンチがきますので、そういう人間というのは最初のスタートは皆と一緒の人生だったはずが、人生が進むにつれて、加速度的に成長していくように思います。つまり、指数関数的に成長していくのです。人生の後半に最大の伸びを見せる人間になれるかもしれないのです。

果たしてそんな人間がいるのか、なれるのかはわかりませんが、この言葉をものにするためにどういう心構えが必要なのか考えてみました。

1. すべてのピンチにチャンスは隠されている

そもそも論なのですが、当たり前ですよね。この格言をものにしたいのですから。「今回のピンチはチャンスに変えられそうだぞ」とか、「今回は無理だ」とか、ちっぽけな自分の頭で選別してたら一向にものにできるわけがない。

全てのピンチにおいて表裏一体でチャンスというものが必ずある、ピンチは100%チャンスに変えられる、と信じ込み、1つの例外もなく100%を目指す。この姿勢がまず第一なんだろうと思います。

2. ピンチが起きたことを心から反省しなければならない

これが大事なんですが、ピンチはチャンスという言葉にとらわれて起こしてしまうミスは、ピンチを招いた自分自身に必ず原因があります。にもかかわらず、それを謙虚に受け止めることなく、いきなりチャンス探しをしてしまうと、かえってピンチが広がってしまう。そういう失敗を僕は何度もしてきました。

なぜピンチが起きたのか、それをちゃんと受け止めて、その場で反省し、自分が本当に変わること。その瞬間にようやくチャンスの芽が見えてくる。どうやらそういうものではないかと思うのです。

以上2つが、この格言をほんとに習得していく上での秘訣なのではないかと思っています。

この格言の習得に向けて、今後の仕事人生をかけて取り組んでまいりたいと思います。

今回は以上です。

この格言シリーズ、来月ももう1回続けてみたいと思います。

当日記の無断転載は禁じられておりません。大歓迎です。(転載元URLの明記をお願いいたします。)

バックナンバー
#面白法人カヤック社長日記

セールスフォース創業者の本を読んで 企業は「正しいことをして稼ぐ」時代だと 思ったという話。
セールスフォース創業者の本を読んで 企業は「正しいことをして稼ぐ」時代だと 思ったという話。
No.75
セールスフォース創業者の本を読んで 企業は「正しいことをして稼ぐ」時代だと 思ったという話。
世界最大の顧客管理ソフトウェア企業セールスフォース・ドットコム。その創業者であるマーク・ベニオフの書いた『トレイルブレイザー: 企業が本気で社会を変える10の思考』という本を出版社からご献本...
2020.09.17
分断をもたらす 「危険なリーダー」について考えたこと、 自分たちにできること。
分断をもたらす 「危険なリーダー」について考えたこと、 自分たちにできること。
No.74
分断をもたらす 「危険なリーダー」について考えたこと、 自分たちにできること。
先日、『危険人物をリーダーに選ばないためにできること』という本を献本していただいて読みました。 ヒトラー、スターリン、毛沢東といった歴史上の人物で、絶大な権力を掌握し、世界を混乱させたリー...
2020.08.21
成功体験は、自分だけではなく 仲間の体験を通して つくることもできるという話。
成功体験は、自分だけではなく 仲間の体験を通して つくることもできるという話。
No.73
成功体験は、自分だけではなく 仲間の体験を通して つくることもできるという話。
今回は成功体験というものについて考えてみたいと思います。 成功体験とは何かとまずは定義するなら、自分の望んでいる結果を手に入れる体験ということだと思います。僕らは、子どもの頃から、ちょっと...
2020.07.02
ウィズコロナの東京五輪を考える。
ウィズコロナの東京五輪を考える。
No.72
ウィズコロナの東京五輪を考える。
先月末、首都圏でも緊急事態宣言が解除されました。第二波がくるのではともいわれ、これからどうなるかはわかりませんが、一時期よりも良い方向には向かっているように思うので前向きに捉えたいと思います...
2020.06.19
生涯の師とは一体どういうことなのかという話(後編)
生涯の師とは一体どういうことなのかという話(後編)
No.71
生涯の師とは一体どういうことなのかという話(後編)
前回の社長日記では、生涯の師とはなにかという考察を書いてみました。そして今回は、2020年2月に亡くなった僕の生涯の師である方についてのエピソードを書いてみたいと思います。 その先生は、太...
2020.05.25

関連ニュース

カヤック公式ツイッタ @kayac_inc

絶賛更新中!!

© KAYAC Inc. All Rights Reserved.