カヤック、気仙沼市らと官民連携で国土交通省「二地域居住」促進事業に採択 | 面白法人カヤック

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2025.08.22

カヤック、気仙沼市らと官民連携で国土交通省「二地域居住」促進事業に採択

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プレスリリース報道関係社各位

〜東日本大震災からの復興で生まれた“挑戦を歓迎する土壌”を活かし、ミドル・シニアの「セカンドキャリア」を支援〜

株式会社カヤック(本社:神奈川県鎌倉市、代表取締役CEO:柳澤大輔、東証グロース:3904、以下「カヤック」)は、宮城県気仙沼市、気仙沼ビジネスサポートセンター(以下、「気仙沼ビズ」)、JOINS株式会社(本社:長野県北安曇郡白馬村、代表取締役社長:猪尾愛隆、以下「JOINS」)、結デザイン有限会社(本社:長崎県島原市、代表取締役:平野高史、以下「結デザイン」)とコンソーシアムを結成します。

東日本大震災からの復興過程で、現地支援に入ったボランティアや専門スキルを持つプロボノ(専門スキルを活かした社会貢献活動)など、全国から多様な人材を受け入れてきた気仙沼市。その経験から生まれた「新たな挑戦を歓迎する土壌」を活かし、「セカンドキャリア聖地を目指す!関係人口創出プロジェクト」を開始します。本プロジェクトは、国土交通省の令和7年度「二地域居住先導的プロジェクト実装事業」(※1)に採択されました。

本取り組みでは、官民が連携し、二地域居住や移住に関心のあるミドル層・シニア層に向けて、プロボノ・副業・転職・起業など多様な「セカンドキャリア」の働き方を提案し、地域企業とのマッチングをサポートします。これにより、将来的な二地域居住や移住へとつなげることを目指します。また、二地域居住の大きな障壁である「仕事」「住まい」「地域コミュニティ」の課題を解決するため、官民一体の総合的なサポート体制を構築します。この取り組みを通じて、二地域居住希望者の受け入れと定着をより強力に支援し、他地域への展開も可能な全国応用モデルの構築を進めていきます。

※1 国土交通省 報道資料
https://www.mlit.go.jp/report/press/kokudoseisaku09hh000167.html

◆背景と目的:国の課題と気仙沼のポテンシャル

少子高齢化や人口減少を背景に、国は都市と地域をつなぐ多様な関わり方の一つとして二地域居住を推進しています。2024年11月には「二地域居住促進法」が施行され、制度面での後押しも強化されました。しかし依然としてハードルは高く、国土交通省は2024年度から中長期的な課題解決に向けた先導的な取り組みを支援する「二地域居住先導的プロジェクト実装事業」を開始。2025年の公募では、地方公共団体と民間事業者が連携する14のコンソーシアムが採択され、本コンソーシアムもその一つです。

カヤックは2018年より地域の仕事・暮らし・体験マッチングサービス「スマウト」(※2)を運営し、国内最大級の移住・関係人口創出サービスに成長させてきました。これまでの実績と知見を活かし、今回のコンソーシアムに参加します。

一方、気仙沼市は、2011年の東日本大震災からの復旧・復興の過程で、自身の経験やキャリアを活かしたプロボノやボランティアなどで地域を支援する人々を多く受け入れてきました。この背景から、本プロジェクトでは特にミドル・シニア層に向けた「セカンドキャリア」の創出に焦点を当てています。
気仙沼ビズの栗山麗子センター長は、「多くの方が気仙沼での経験をきっかけに、ご自身のセカンドキャリアを考え始めていることに気づきました。気仙沼は『新しいキャリアの可能性に出会える場所』になり得ると確信し、このプロジェクトを立ち上げました」とコメントしています。

気仙沼は、移住や二地域居住者に開かれた地域であり、副業・兼業人材との関係構築に前向きな環境が整っています。この取り組みを通じて、気仙沼市を「セカンドキャリアの聖地」として、二地域居住推進の足がかりとすることを目指します。

※2  「スマウト」公式サイト https://smout.jp/

◆主な取り組み

本プロジェクトでは、気仙沼市、気仙沼ビズ、カヤック、JOINS、結デザイン5社が連携し、以下の取り組みを行います。

1. 説明会・現地ツアーによるマッチング・起業支援
40〜60代の地域との関わり・活動に関心のある方を対象に、東京での説明会や現地ツアーなどのイベントを開催します。イベントの集客、地域企業の求人情報、地域活動の担い手情報のPRやマッチングには「スマウト」を活用します。

①「セカンドキャリア」について考える機会を創出。また、気仙沼の自然や食、産業の魅力を伝え、興味を持ってもらいます。

②プロボノ・副業・転職・起業等の様々な働き方を提案し、地域企業とマッチングすることで、将来的に二地域居住や移住へとつなげることを目指します。

2. 「仕事」「住まい」「地域コミュニティ」の総合サポート
従来は移住希望者が個別に探す必要があった「仕事」「住まい」「地域コミュニティ」の3つの要素を、官民連携で一元的にサポート。負担が減り、移住や二地域居住がスムーズに進むことが期待されます。

・「仕事」: 気仙沼ビズとJOINSが連携し、仕事の発掘や起業をサポートします。また、説明会やツアーを通じて、地域企業と人材の接点を作り、副業や兼業といった形での就業を促します。

・「住まい」「地域コミュニティ」: 移住者にとっての不安要素である住まいや地域のルールへの馴染み方について、気仙沼市や結デザインが受け入れ体制を整備し、円滑なコミュニケーションを支援します。

◆参画団体と役割

参画団体 主な役割
気仙沼市 地域活動の担い手のマッチング支援・受け入れ体制の整備
気仙沼ビズ 地域企業の求人課題や人材要件の把握・掘り起こし、企業支援
カヤック 「スマウト」を通じた地域企業の求人・地域活動の担い手情報のマッチング・PR
JOINS 地域企業・地域活動の担い手と二地域居住等希望者とのマッチング支援
結デザイン 地域活動の担い手のマッチング支援・受け入れ体制の整備

◆東京開催の説明会・気仙沼ツアー概要

本プロジェクトのキックオフとして、気仙沼でのセカンドキャリアに関心のある方を対象とした説明会を東京で開催します。
また、セカンドキャリアを考え始めた方に、特別フィールドツアーを実施します。

【気仙沼セカンドキャリア聖地化プロジェクト 東京説明会】

・日時:2025年9月5日(金)19:00〜20:30

・会場:MY Shokudo Hall & Kitchen

   (東京都千代田区大手町2-6-4 TOKYO TORCH 常盤橋タワー3F)

・定員:60名(先着)/参加費:無料

・内容:

 第1部:セカンドキャリアと気仙沼について

    ・セカンドキャリアと地域の親和性

    ・気仙沼は聖地になれるポテンシャルがあるまち

    ・プロボノ、副業、起業等の実践事例

  第2部:今後のプロジェクトについて

     ・モニターツアー(ツアーで関わる先の候補)のご案内、皆様のご意見ヒアリング

     ・QA

・登壇者:尾形 庄衛 (気仙沼市 けせんぬま創生戦略室 室長補佐)

    栗山 麗子 (気仙沼ビズ センター長)

    猪尾 愛隆 (JOINS 代表取締役)

    宮本 早織(カヤック ちいき資本主義事業部「スマウト」事業責任者)

・主催:JOINS株式会社・株式会社カヤック・気仙沼市役所・気仙沼ビズ

★詳細・お申し込みはこちらをご覧ください。

  https://smout.jp/plans/23607

【気仙沼ツアー】

・日程:2025年10月24日〜25日(予定)

・場所:気仙沼市内(集合場所:一ノ関駅)

・定員:20名(申し込み多数の場合は、抽選とさせていただきます)

・内容:セカンドキャリアの聖地をめざす気仙沼ご案内ツアー、地域事業者による一歩先行く取り組みプロジェクト発表、地域事業者見学、事業者・参加者交流、地域事業者との無料マッチング、等

※行程詳細は確定次第ご案内させていただきます。

★詳細はこちらをご覧ください。
「スマウト」特集ページ:気仙沼で始めるセカンドキャリア

 https://lab.smout.jp/special/kesennuma-second-career

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