「漫画的ルール」で 生きるということ。 | 面白法人カヤック

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2020.02.27

#面白法人カヤック社長日記 No.67
「漫画的ルール」で 生きるということ。

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カヤックの設立経緯については、僕の書籍などでも何度か書いてきました。カヤックの創業者で現・代表取締役の3人(貝畑・久場・柳澤)が、大学卒業時、あみだくじで卒業後の進路を決定します。就職・大学院進学・海外放浪の3つの進路です。その結果、僕が就職担当になりました(貝畑が大学院進学担当になり、久場が海外放浪の旅に出ました)。そして、卒業後2年後に再び集まって創業。そんなストーリーで会社がスタートしました。

これは、どこかで聞いたことあるストーリーだなと。そう、ご存じの方も多いかもしれませんが『サンクチュアリ』という漫画です。二人の親友同士が高校生時代、ジャンケンして政治家かヤクザのキャリアを選び、日本を生まれ変わらせるために、それぞれの世界で頂点を目指すというストーリーです。

このストーリーと生き方を僕たちは選択しました。

3人の代表取締役が並列で存在し、ほぼ等分で株式を保有している上場企業というのは、珍しいようです。そもそも責任の所在を明確にするためにも役割区分をしっかり分けた方がよいでしょうし、3人で意思決定するのは必ずしもよくない面もあります。ただ、3人でやるというストーリー、つまり物語をつくることを選択したということです。

ところで、今年の初め、ひとりの役員が退職しました。彼は「退職することでカヤックに貢献します」といって、その選択をしたのですが、辞めた後の就職の仕方が、やはり漫画的でした。

次に何をするかは決めず、求人サイトに登録して、とにかく最初にオファーをくれたところに行くことにしていたそうです。結果、なんの会社なのかも、最初はさっぱりわからない中で就職しました。今は活躍しているようです。

これは、まさにその人が選んだストーリーです。

普通であれば、自分の条件に合うところを何社か受けて、自分なりに様々な条件の中から色々と比較をして、その上で自分の頭で必死に考えて選びます。

でもどうでしょう。

最初にオファーをくれた会社というルールで転職すること。数年、数十年のスパンで見たら、実は、意外と結果はどっちも大して変わらないのではないかとも思うのです。むしろ後者の方が、考える時間も短くなりますし、自分に起きることはすべて良きことというある種の信念が強化され、結果的にはシンプルな生き方になれる気がします。人間は自分でつくったルールで生きることができるから素晴らしいのです。だからこそ、漫画を見て漫画的なルールで徹底して生きることもできる。

迷った時は、僕たちはこう問いかける。そうすることで進むべき道がはっきりする時があります。

「それって漫画っぽい?」

漫画っぽい選択にこそ、臨むべき価値のある挑戦になるのではないか。なぜなら、物語をつくる力こそ人間にしかない能力だからです。

そんな人と一緒に働けると楽しいなとも思います。

今回は短いですが、そんな感じです。

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