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2019.11.27

#面白法人カヤック社長日記 No.63
鎌倉資本主義刊行から 一年を振り返って & 「画期的」出版アイデアのご紹介。

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さて、今日で『鎌倉資本主義』の本を刊行して一年が経ちました。

おかげさまで、この一年、様々な方に読んでいただき、いろんな展開が誕生しました。

本の中で書いた地域通貨「まちのコイン」の実証実験も今月から始まりましたし、この本を読んでカヤックで働きたいと入社してくれた人もいますし、全国のいろいろな自治体からもお声がかかったり、ビジネスとして少し時間はかかりそうではありますが、この領域でもいくつか芽が出始め、来年には様々な展開ができそうです。

つまり『鎌倉資本主義』という本の発売は、我々カヤックにとってひとつの転機となるような本だったわけです。この社長日記でも何度か様々な切り口で書いてきました。

でも、今回はちょっと毛色を変えた内容にしたいと思います。

それは、一年前のことではありますが、この『鎌倉資本主義』という本を世の中に広めていくうえで、僕らが考えた販促アイデアの紹介です。それは「勝手にその人を帯に使ってしまう作戦」です。

我々がとったこの販促方法は、出版業界では初めての試みだったようで、一部の人たちからお褒めいただきました。

これはどういう作戦なのでしょうか。

よく本が出ると、献本といった形で著者から様々な人に贈ります。日頃のお礼の意味ももちろんありますが、時に本を読んでもらって、世の中に広めてくれることを目的とすることもあります。この『鎌倉資本主義』も両方の意味で、多くの人に献本をしました。そして、その方法が自画自賛ですが、画期的でした。

それは、一人ひとりにカスタマイズした専用の帯(よく本の表紙に巻いてある帯カバーです)をつけて献本したということです。

どんな帯かというと、贈られた本人の写真が掲載され、本人が言いそうなコメントが書かれています。世界でたったひとつの帯がついた、その人専用の本が献本されるのです。これは献本された方は驚きです。

送られてきたその本をみると、帯がついており、自分の顔写真が大きく載り、自分がいった記憶のないコメントが書かれている。しかも、なんとなくその人がいいそうなことを推測して書きました。

中には、その帯のついた本が書店に並んだと勘違いして、勝手に使わないでくれとお叱りをいただいた方もいますが、大抵の人は、自分が書いた記憶がないので、最初はびっくりして、少し経って、あぁ自分のために一人ひとり丁寧に帯をつくって送ってくれたんだなと気づきます。

そして、その後SNSでシェアしてもらう。という構造です。

この狙いがうまくいって、多くの方にシェアしていただくことに。

実際、300冊ぐらい献本したのですが、70%以上の方がFacebook等でシェアしていただいたのではないかと思います。ありがとうございました。

さて、この企画は、どういう発想で生まれたのでしょうか。

考え方は単純です。僕も献本いただくケースがあるのでわかるのですが、献本されてもなかなか読まない人も多い。読まないとそもそもシェアすることもできない。そして仮に読んだとしても読んだ内容の感想を投稿するのはこれまた結構ハードルが高い。

そこで、だったら、そもそも読む前にシェアしたくなる仕組みを考える。その考えで、出たアイデアがこれです。これなら、届いた瞬間に本は読んでなくても感想を書かなくても、シェアしたくなる。ここまでやられたら仕方ないシェアするしかないな・・・と半ば強制的に・・・。そんな企画です。

よくよく考えたら、単純なアイデアではありますが、今までなかったようです。

ただ、ではこれが毎回通用するという再現性があるかというと、そういう訳でもなく、最初だから珍しくて皆シェアしていただきましたが、何回も同じ手法が続くのは難しい(たとえば、アイスバケツチャレンジみたいなものも2回目はあまりうまくいかなかったのと一緒です)。それに、やってみてわかりましたが、そもそも勝手にコメントを考えて書くという作業が意外と難しいのです。僕も最初は親しい方を中心に、その人が言いそうなことを勝手に書いて楽しんでいましたが、だんだん、送り先が増えるにつれて、考えるのが難しくなってきました。

・・・ということで、今回はちょっとしたアイデアと、そのアイデアに至るまでの考え方と、その考察でした。

ちなみに以下が送った帯の一部です。

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『鎌倉資本主義』の本をまだ読まれてない方はこちらをどうぞ。

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