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2019.06.26

#面白法人カヤック社長日記 No.57
大人になってからもできるトラウマと向き合う話。

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今回は、「トラウマ」というものについて最近(ここ直近1年以内)気づきがあった話と、それに伴い実践してみていることのお話です。

気づいたこと。それはトラウマというものは、あらゆる人間関係にあるのだなということです。上司と部下の間。友人との間。夫婦の間・・・そういったあらゆる人間関係において、ちょっとしたトラウマが形成されることはあるのです。

たとえば、上司のあの一言に実はちょっと傷ついていたとか、部下のあの一言に傷ついたとか、妻のあの行動が実は自分の中でショックだったとか。

問題は、そのちょっとしたことがトラウマになって、次に同じようなことが起きた時に、以前よりも過剰に反応してしまうことです。ひとたび、そんな悪循環に入ってしまうと、どんどんどんどん苦手意識を持っていってしまうこともあります。

つまり、相手との関係において、ストレスになるようなことがよく起きる時、その状況はずいぶん昔のちょっとした相手の行動や、たった一言によって引き起こされていることがあるのです。

では、そうした関係を良い方向に持っていくためには、どうしたらいいのでしょうか。

昔のその出来事が、実は自分にとってはショックだったことを、自分に(可能なら相手自身に)伝えてみることではないでしょうか。そうすると、少なくとも過剰に反応してしまうことは減る。そんな体感がありました。

そして、思いきって話してみると、実は、相手はまったく悪気も相手を傷つける気もなく言っていることがわかったりします。

自分は、人間関係のトラウマというと、幼少期の影響が大きいのかなと思っていました。
けれど、会社を経営したりして、いろんな人といろんなやりとりをする中で、子供だろうと大人だろうと、あらゆる人間関係でトラウマは形成されてしまうものだなと気づきました。
幼少期であれば、それがトラウマだと気づかず、胸の奥深くに秘めてしまうかもしれませんし、言葉にできないかもしれない。
けれども、大人になってからであれば、それをちゃんと相手に伝えたり、少なくとも自分の中で言葉にすることができるのではないか。

逆に考えてみると、あの時の一言が、誰よりも自分にとっては嬉しかったとか、勇気づけられた。そういう出来事もあります。
それも相手に本来伝えるべきなのだろうなと。
そうすることで、お互いにどうやったら相手が喜ぶのか、勇気づけたり、モチベーションを高められるのか、より理解が深まるのだと思います。

たまに良かれと思って、褒めたり感謝したつもりで、相手にとっては嬉しくない的外れのコミュニケーションになってしまうこともあります。でも、そうしたことも「自分はこれが嬉しかった」と言葉にして伝えることで、「ああ、この人はこういう風にいわれると嬉しいんだな」「こういうことを評価してほしいんだな」ということが、なんとなくわかるようになってきます。

考えてみれば、カヤックの創業者3人の間では、これができていたのかもしれないと思います。学生時代の同級生三人で「よく喧嘩もせず仲良く経営をしていますね」と言われます。時に喧嘩はします。でも確かに、ここまで仲良くやれてきたのは、元々の相性だけではなく、定期的に、お互いにこれは傷ついたということ、こう言ってくれたのは嬉しかったというのを包み隠さず言葉にして伝えているからではないかなと。そう思うのです。

・・・ということに気づいてから僕は、何か嬉しいことを言ってくれたり、ショックだったことがあるときは、素直に相手に伝えようという風に思って行動するようにしました。

そして重点的に力を入れているのは、楽しく生きたいので、自分はこう褒められると嬉しいというのを身近な人に強調するようにしてみました。そうすると、それをわかって意識してくれる人もいるので、これは楽しいことが増えたなと思うようになりました。

今回は以上です。

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