やりたいことがない人がやりたいことを見つける意外な方法。 | 面白法人カヤック

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2019.02.02

#面白法人カヤック社長日記 No.51
やりたいことがない人がやりたいことを見つける意外な方法。

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少し前ですが、幻冬舎の編集者である箕輪厚介さんが鎌倉にきてくれて、イベントで対談しました。

そのとき、会場から「やりたいことが見つからないとき、どうすればいいですか」という質問がありました。

この質問をいただくことは多いので、面白法人カヤック的な回答というのは自分の中に用意されています。一方、箕輪さんが面白い回答をされたので、今回はそれを紹介して社長日記としたいと思います。

では、まずは、最初に面白法人的な回答です。

強い原体験がある人は、その原体験を軸にやりたいことを見つけていけばいいので比較的楽なのですが、ない人というのは、やりたいことを見つけるのに苦労します。自分がそっちのタイプだからわかります。でも、そっちのタイプがやりたいことを見つけるためにいい方法があります。それは、ズバリ、「やりたいことが思いつく体質になれば良い」のです。やりたいことが見つからない人は、そもそも思いつきが足りないのです。思いつくと人はやりたくなりますし、思いつきが多ければ多いほど、必ずその中にやりたくなるものがあります。

では、思いつきやすい体質になるためにはどうしたらいいか? はい。それがブレーンストーミングです。ブレーンストーミングをするとアイデア脳になりますので、まさに思いつき体質になります。

・・・と、僕は大抵答えていますが、箕輪さんはまったく別の解を持っていました。

「まず上司や尊敬する人の『完コピ(完全コピー)』したらどうですか」と答えました。

箕輪さんは、前職の双葉社の編集者時代、幻冬舎創業者である見城徹さんに惚れ込んでいたそうです。当然、見城さんの本はすべて読み、家でも見城さんの話しかせず、奥さんには「見城さんと結婚しろ」といわれたとか。見城さんの著書『たった一人の熱狂』取材テープを聞き込み、丸暗記し、出版をきっかけに幻冬舎に移籍。それからは見城さんのオフィシャルな文章を箕輪さんが「なりきって」書くことも多かったそうです。そしてだんだん見城さんが言いそうなことを言えるようになってくる。

完全にコピーすることで、見城さんが乗り移ったようになる。

それがまず一歩で、そうすると、見城さんのやりたいことがわかってくる。そうすると自分もやりたいことを見つけるコツがわかる。

なるほど。これは面白い。ブレーンストーミングとはまた別の方法です。

その人の言葉を体内に蓄積する。そしてその人になりきって話してみる。モノマネしてみる。その人だったらどう考えるか、どう書くのか、考えることで、視座を手に入れていくことにもなります。

僕は常々、人間というのは言葉によってつくられていると思っています。どんな言葉で世界を認識し、どんな言葉を発するかというのは、その人自身であると思うのです。

だとすれば、その人の言葉を丸ごとコピーする、その先にその人の行動が見えてきて、やりたいことも見えてきて、結果、やりたいことがどうやって生まれるのか、トレースできる。

誰かの発した言葉をメモしたり、気に入った本のフレーズを抜粋することはあります。が、完コピというのは、なかなかできません。なぜか。それは、自分が変わってしまうおそれがあるからではないでしょうか。

「わかるということは、それによって自分が変わること」といった歴史学者がいるそうですが、誰かを完コピしようとしたら、一旦、自分というものを捨て去らないといけない。でも、それが勉強ということなのかもしれないと思うのです。

つまり、自分の尊敬できる人、やりたいことをやっている人、そんな人の言葉をまず完コピすることから入って自分もやりたいことが見つかる人間になる。少し遠いような気もしますが、そのアプローチがあったか! と思ったというお話です。

今回は以上です。

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