ルールは破れる漢(ヲトコ)になれ。~2016年度新卒へのメッセージ(後編)~ | 面白法人カヤック

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2016.04.20

#面白法人カヤック社長日記 No.9
ルールは破れる漢(ヲトコ)になれ。~2016年度新卒へのメッセージ(後編)~

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前編で、2016年新卒の皆さんにウェルカムメッセージを書かせていただきましたが、後編は、追加で新卒の皆さんに期待することを少し書きたいと思います。

そういえば先日、僕の実家が引っ越すということで荷物の整理をしていたら、僕が新卒入社した会社で頑張っていた時代の資料が出てきました。

もう完全に覚えていませんでしたが、どうも当時の僕は、毎月1回レポートを経営者に出していたようなんです。しかし、その内容がまぁ、ほんとにびっくりするぐらい恥ずかしいのです。

レポートの内容は新卒からの会社に対する進言なのですが、組織のことから新規事業のことから商品企画、あるいは既存事業の改善など、あらゆることを提案しています。ですがまぁ現実味がない。ほとんどが荒唐無稽で、本人は一生懸命提案しているが、てんで的外れという状況なのです。

正直、我ながら「こいつは仕事というそのもののセンスがない、大丈夫か……」と思ってしまうレベルでした。

おそらく、入社直後のレベルとしては、今年の新卒の皆さんのほうが明らかに優秀なのではないかと思います。

そんなわけで、まず新卒の皆さんにお伝えしたいことの1つ目は、おそらく現時点で自分が考えていることなんてのは、将来の自分から見ると本当に大したレベルじゃないことを、俯瞰して捉え、自覚した上で、仕事をすると良いと思います。

身近な先輩がしょぼくて、自分はすごいんじゃないかと思ってしまうようなこともあるかもしれませんが、数年後の成長した自分が今の自分をみたら、そんな自分もまだまだしょぼいですし、逆に最初の1年目は周囲の先輩達のすごい仕事ぶりにビビって泣きたくなるというパターンもあるかもしれませんが、それもまた数年後には必ず成長して、意外とすごいと思っていた先輩も大したことないなと思えてきますので、大丈夫です。そんなものです。

そして2つ目に伝えたいこと。それは、僕のような人間でも、なぜビジネスマンとしてなんとかやってこれたのかがわかりました。レポートの中身を見ると、毎月毎月しっかりとレポートのために勉強をして、時には自主的に様々な実験をしていたりと、意欲と向上心だけはあったみたいなのです。

また、僕は数年で起業するつもりでしたが、それでも腰掛けで手を抜くことなく、とにかく会社のことをよく知ろうと、会社が過去に出した事業や売れている商品やサービスの研究をしていました。

もともとすごく興味があるような分野の仕事ではなかったですが、興味があるとかないとか、そんな問いすら考えたこともなく、とにかく目の前のことを全力でやっていました。それこそが僕が今まで成長してきた秘訣です。ぜひ皆さんも目の前の仕事に全力で取り組んでみてください。

この2つ目のアドバイス、最初の1年目は仕事を選り好みせず一生懸命やりなさいという当たり前のように聞こえるかもしれませんが、それとはちょっと違うので言い換えます。最初の1年目で、仕事を選り好みしない体質を身につけると良いと思います。

「つまらないけど一生懸命頑張る」のではなく、「つまらないものを面白くできる」訓練をするというほうが正しい表現です。ちなみに、そのおかげで僕も最初は経営にそれほど興味がありませんでしたが、経営者になった今はつくづく面白いと感じるようになりました。

そして、最後の3つ目のアドバイス。カヤックのルールを破れる人材を目指せる人は、ぜひ目指してもらいたいです。

カヤックの人事部メンバーに僕がよく言っていることは、ルールはできるだけ最低限にしよう、そして基本的には個別対応でいこう、ということです。こういうと、単にルール無用で自由な組織という印象に聞こえてしまうのですが、勘違いしてはならないのは、ルールはむしろ重要なのです。

人として高みに行きたいのであれば、自ら自分自身に課すルールがなければならない。そう思っています。

ですが、誰かがつくったルールにのっかるのは最低限でよいし、単一のルールでみんなが右へならえをしすぎる組織にするのではなく、自らルールをつくれる人達の集団でありたいのです。

ただ、組織として大きくなると、どうしたって皆で守ろうという共通のルールが増えてきますし、そういうものがあるからこそ組織がまとまるという側面もある。だから今後も増えることは間違いないです。

そんな時に、「ルールだから」、と言って守る人間ではなく、なぜそのルールができたのか、組織にとってなぜそのルールが必要なのか、そこをしっかりと理解できる人間になると良いと思うのです。

その上で、それを破る、あるいは違うルールを作る、そういう実力をもった人間を目指せる人は目指していただきたい。わかりやすく伝えるために、破ると書きましたが、正確には、「自分だけ違うルールを適用する」ということで、そういう自分のための特別ルールをつくれる人間を目指してくださいということです。

では、目指すにしても、どうやったら自分だけ特別ルールが適用されるの?って問いが出てくると思います。

その問いには、結局、活躍して周囲からも有無を言わせない実力をつけてくださいということになる。そりゃそうです。実力があるから自分だけのルールが認められる。

そして、そのように考えると次は、ではどういう人が実力があるのか?という問いが出てくるわけですが、これを深掘りすると、また会社の文化や評価の話になり、果てしなくなっていきます。

ただ、そういうのをすっ飛ばして、1つだけアドバイスを差し上げるのなら、社内で自由にふるまっている人、すなわち実力がある人を見つけて、その人からいろいろ学んでみてください。カヤックは実力がある人がどんどん自由に動ける組織をつくりたいと思っていますので。

以上です。毎年この時期は新卒に向けて何らかのメッセージを発信しています。
せっかくなので、過去に新卒向けに書いた文章の中からもう1つだけ参考までに紹介します。

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