格言を深く突き詰めてみるシリーズ「背水の陣」 | 面白法人カヤック

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2017.03.28

#面白法人カヤック社長日記 No.24
格言を深く突き詰めてみるシリーズ「背水の陣」

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背水の陣

先月の社長日記 NO.23『格言を深く突き詰めてみるシリーズ「ピンチはチャンス」』で、ある格言について深く掘り下げるという記事を書いてみました。そこで今月も、格言シリーズを続けてみたいと思います。

今回取り上げる格言は、「背水の陣」です。

前回同様、そもそもこの言葉は格言なのか?というツッコミが入りそうですが、それはさておき、さすがに誰もがこの言葉をご存知かと思います。では、この言葉を本当にものにしている人はどれぐらいいるでしょうか?
僕は恥ずかしながら、数年前に初めてこの言葉の凄みを知りかけたというレベルです。

数年前、カヤックでは全社を挙げて取り組むべき、とある目標を掲げましたが、それがなかなか実現しない時期がありました。経営のスタイルは会社によってさまざまですが、カヤックは無理やり目標を掲げてそこに猛進していくというより、流れに身を任せながらしなやかな経営を目指したいと考えています。

それでも、誰にでも自分で掲げた目標をなんとしても達成しなければならない“踏ん張り時”があると思います。当時のカヤックは目標を掲げたのにも関わらず、それがなかなか実現しない。どんどん期限が伸びに伸びてしまう。そんな状況に置かれていました。

この状況を打破すべく、経営者である僕は、おそらくカヤックにおいては初めて「背水の陣」の覚悟でこの目標に向き合いました。すなわち、達成期限を年内と決め、目標が成就しなかった場合は代表の座を降りようと決意したのです。

そうしたら、いくつかの奇跡的要素が重なり期限内に成就することができました。

それまで「背水の陣」という言葉は知っていたわけですし、自らそういう気持ちで仕事に対峙することもあったつもりでした。

ただ、この言葉を本当の意味でものにするためには、失敗したら終了、すなわち正真正銘に退路を自主的に断つという決断をして、その状態に自ら追い込まないことには、この格言の恩寵にはあずかれないのだなと、実感しました。

退路を断つ状態に自ら追い込むと、不思議なもので、必ず活路がでてきます。なんのことはない、この格言もまさに言葉どおりなのです。

であれば、とにかく毎日、退路を断って生きていけば凄いことになるのではないか。とも思うのですが、そんなことができる人はそうそういないわけです。

しかも、戦国時代ならまだしも、このご時世においてそう何度も「背水の陣」を敷けるものではありませんし、そんなに毎回退路を断っていてはありがたみがなくなります。

でも、過去に本当の意味で自らを追い込み「背水の陣」で乗り切ったことがある、そういう経験をしたことがある。その事実があるかないかは重要です。

最後の最後、いざというときに「背水の陣」という切り札がある、そんな経験がある人は、いざというときの打ち手があることを身をもって体験しているため、日々起こる多くの難題に対して取り組む強さや自信をもたらしてくれるのではないでしょうか。

皆さんも、もし起きている問題がなかなか解決せず足踏みしているのであれば、自ら退路を断ち本気の「背水の陣」を敷いてみるというチャレンジをすることをお勧め致します。

この言葉を自分がものにしたとは到底思えませんが、そういう力のある言葉なのではないかと思うのです。

思い付きで2回連続格言シリーズを書いてみましたが、いったん今回で終わりにします。またどこかで続きの格言シリーズを書いてみたいと思います。

今回は以上です。

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