仕事におけるあだ名文化の効能。 | 面白法人カヤック

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2017.01.30

#面白法人カヤック社長日記 No.21
仕事におけるあだ名文化の効能。

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社長日記vol.21

この前、「とんかつDJアゲ太郎」という漫画を読んでいて、ふと思ったことがあります。
この漫画に出てくる、登場人物の名前がなんかセンスがよいのなと・・・

ちなみに、「とんかつDJアゲ太郎」とは、とんかつ屋の跡取り息子 揚太郎がクラブカルチャーに衝撃を受け、とんかつ屋とDJに数多くの共通点を見出しながら、その両方を目指して奮闘するギャグ漫画(Wikipediaより)なのですが、主人公の名前は、「勝又 揚太郎(かつまた あげたろう)」といいます。とんかつ屋の息子っぽいです。それから、揚太郎の妹の名前が、「勝又 ころも」といいます。彼女は、とんかつ屋の娘でもあり、アパレル業を目指して専門学校に通っています。とんかつの衣(ころも)と、服の衣(ころも)を兼ねているってわけですね、ころもちゃん。実にかわいい名前です。

こんな感じで、世界観とそのキャラに合わせた名前がついているのは漫画の世界ではよくあることですが、実はこれ、意外と重要な要素なのではないかと思いました。

そもそも、カヤックは、この日本が世界に誇るべき漫画的世界観、漫画的技法を、なんとか会社に適用したいと考えている会社です。

参考情報:カヤックと漫画
https://www.kayac.com/vision/manga

漫画

そのように考えると、漫画っぽい会社を作りたいのであれば、その中の登場人物である社員一人ひとり個性を表す名前になっていた方が、面白い。

なるほど。だから、無意識のうちにカヤックでは、新入社員が入社するとまずはみんなであだ名をつけることかが1つの文化として根付いていたのか・・・

今まであまり深く考えてきませんでしたが、なぜ、カヤックという会社があだ名を大切にしているのかが、あらためて理解できました。

ただ言語化できたことで、このカヤックのあだ名文化を「もっと本気で改善していこう」という欲がでてきました。

今までのカヤックでは、あだ名の付け方が適当すぎました。

・名字が鶴岡だから、あだ名は「まんぐう」(由来は鎌倉の鶴岡八幡宮です)。
・名字が武田なので、鉄也
・名字が浅利なので、ボンゴレ
・デトロイト出身の帰国子女なので、エミネム

そして時には、本名が下田なのになぜかあだ名は上田という、本名がどっちか分からなくなるようなあだ名をつけられた人もいます。

本人が希望するあだ名を用意して、それが定着するパターンもあるのですが、ほとんどがこのように周囲が勝手につけて定着してしまうケースです(そもそもあだ名はそういうものなので、それはそれで仕方がないと言えるのですが・・・)。

しかしながら、面白法人をより漫画的な会社にしたいのであれば、あだ名をつけるプロセスにもっと真剣に取り組んだ方がいいのではないかと思い始めました。その方が、社員1人1人の個性やキャラがしっかりと立ち、仕事にも良い影響がでそうです。

例えば、「とんかつDJアゲ太郎」のアゲ太郎は、とんかつ職人でありDJでもあるからこそ、アゲ太郎という名前になっているのです。その人の役割やキャラを意識して、しっかりとそれを演じることができるあだ名をつける。

ここで、あらためて、演じるという言い方をしましたが、演じるという考え方は、ほんとはカヤックという会社に限ったものではなく、どの会社においても重要な考え方ではないかと思うのです。

「仕事上での自分のキャラを演じる」

そうすることでいいことが2つあります。

  1. 仕事上の自分の姿を客観視できる
    時として、仕事がうまくいかなかったり息詰まってしまうと、まるで人生が息詰まったかのように感じてしまうことがあると思います。でも、仕事というものは所詮人生の一部でしかありません。「自分は仕事において、あるキャラを演じているだけ」と考えれば、ずいぶん気が楽になります。

  2. 演じているうちに、どんどん自分自身が磨かれていく
    有名人などでよく聞くエピソードですが、最初はメディアでつくられた有名人像を演じていたが、だんだんとプライベートもそのキャラになっていく、すごみのある人になっていく。

ちなみにですが、以前の社長日記で、天職の見つけ方に関する記事を書きましたが、天職を突き詰めることが人生を楽しくするのだとしたら、自分の天職が見つかったら、その天職を想起させる名前にしたらよいのではないかと思います。

僕でいえば、例えば、経営者を突き詰めたいのなら、柳澤幸之助(経営の神様、松下幸之助さんにあやかる)と名乗ってもよいかもしれません。そして、そのキャラを徹底的に追及する。最初は演じている感じでしょうけども、徐々にそれが本当になっていき、そのうち、骨の髄まで柳澤幸之助になる世界にまで到達する。

このように考えていくと、あだ名は適当につけるのではなく、その人が演じたいキャラ像や、性格にあったイメージ、あるいは仕事上での目指すべき姿、職能、そういったことを加味するのが良いのではないかと思いました。

自分のことは自分で見えていないものなので、周囲につけてもらうのでも良いとは思いますが、なにしろ、「名は体を表す」ですからね。あだ名をずっと呼ばれているうちに、どんどんそういうイメージになっていくと思うので。

ということでカヤックでも、カヤックにいる期間、お互いに仲間で呼び合う「あだ名」をつけるにあたって、思いつきじゃなくもう少しテクニカルに、根拠をもってつけられるような仕組みを考えてみたいです。

人事部の皆さんこのブログを読んでいたらぜひ検討してみてください。

今回は以上です。

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