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2015.12.03

#面白法人カヤック社長日記 No.1
カヤックの経営層に向いていない7つの人物像

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カヤックの経営に携わることに興味のある方へ

面白法人カヤックの経営に興味をもっていただきありがとうございます。

経営層としてカヤックで働きたいと希望する方は、仕事に対してきっと意欲的であり、申し分ない実績もあり、人格者でもあるのではないかと想像します。

ただ、そんな方であっても、カヤックでは苦戦を強いられるケースを見てきました。「カヤックの経営に携わりたい」と思ってくださる方に向けて、カヤックへの参画がスムーズなものとなるように、あるいは、その参画が適した選択であるか、を事前に判断していただくための材料として「カヤックの経営層に向いていない7つの人物像」を紹介します。もしこれを読んで共感できる方がいましたら、お待ちしております。

1:「肩書は人を動かすのに必要だと思っている人」

確かに、名刺に「取締役」という肩書が入っているだけで、扱いが変わるということは世の中ではよくあることでしょうし、そこは否定するものではありませんし、有効なテクニックです。

ですが、カヤック社内においては、肩書は必要ありません。必要でないばかりか、ほとんど有効にですら機能しない状態になっています。つまり肩書があっても人を動かすことができない状況になっています。組織上必要なので、部長、執行役員といった肩書は存在しますが、だれがどの肩書になったかの辞令もありませんし、社内には、だれが執行役員なのかも、知らないメンバーも多数います。

これは、だれにでも言いたいことを言える空気をつくろうと思って意図的に生み出した文化でもあります。ですが一方で、意図的であろうがなかろうが、そもそも世の中には、もともとそこに無頓着で、人というものを肩書ではなく本質で見ている人がいます。

カヤックはそういった社員が多く集めたいと思っており、採用基準のひとつとしているぐらいです。そして、その感覚がつかめる方がカヤックの経営層に向いています。これは、おそらく自分自身も、そもそも人を肩書で見ていないタイプだという方が、カヤックの経営層として向いていると言い換えられます。

もちろん、対社外には、肩書があった方が、話が早く進むことはありますので、効果的に使うべきだと思いますが、一方で、肩書がない方が、その場の提案力や人間力が問われるので必死になってよいのではないかとすら思います。

2:「スムーズに進めるためには、時に情報統制が必要と思う人」

知らなくてもいい情報を知ることで、統制がとれなくなる。これも、世の中の仕組みとしてはよくある話です。たとえば、検討段階での情報をメンバーに流すことが時に混乱を招き、事前に出すことでつぶされるということもあるのは理解しています。

それでも、カヤックはできる限り情報はオープンにするという思想で会社を運営しています。ちょっとした思いつきや、検討段階のものですら、オープンにする。たとえば、退職者の情報はぎりぎりまで隠されるケースが多いですが、「半年後に辞めます」と宣言することもOKとする。

そのように情報統制をせずに、何でもオープンにしていくと、時に情報が錯そうし混沌としますが、そういった混沌とした中にもそれなりの秩序がうまれてきて何とかなっていくものです。コントロールを手放し自然の摂理に従うという思想です。

であればこそ、一方で「すべての情報を知りたいとか、それは聞いてないから動けない」という方も、カヤックには合わないと思います。情報統制をしないフラットな組織を目指すということは、オープンになってはいますが、一方で知らないところで自分にも関係あるプロジェクトが動いている可能性もあります。「情報はできるだけオープンであるべき。

でも、所詮、すべての情報は知ることができない」という前提で動ける人のほうが、カヤックでは働きやすいのかもしれません。

3:「根回しが得意な人」

ときに根回しをしておくことで、物事の決定がスムーズにいくというのは真実です。根回しが好きという人はあまり聞いたことがないのですが、きっとそういう面倒なことをいとわない人ほど仕事ができるとも言えます。

ですが、それでもあえて「根回しが得意な人は向いていない」と言い切るのは、カヤックという会社は「今」を大切にする会社だからです。さっきまで正しかったアイデアではなく、今この場で出たアイデアを大切にする会社なのです。

だからこそ、会議は常に新しいアイデアを出すブレストの時間なのです。確認事項を読み合わせするだけの会議はする必要がない。ですから、朝令暮改は当たり前です。そこでは、根回しをした本人が意見を変えてしまう、根回しをうけた人が意見をひっくりかえす、どちらも推奨されます。

それならば、根回しがそもそも得意な人はその技術がかえって仇になりますので、カヤックにはあまり向いていません。

では、なぜこの文化が醸成されてしまったのか?カヤックの事業内容は「日本的面白コンテンツ」です。コンテンツ業界は常に旬であることが重要ですので、「今」を大切にしなければなりません。

さらには、カヤックという会社は会社組織そのものも、ひとつの「面白コンテンツ」ととらえて経営していきます。それゆえ、このような文化が醸成されたのではないかと思われます。

4:「1人で責任をとる人」

「このプロジェクトの責任者はだれ?」と思わず自然に聞いてしまう人もカヤックに時に向いていません。これはなかなかめずらしい話ではないでしょうか。責任者がはっきりしていなくて物事が進むのか?とふつうは思いますし。もともとの仕事をしていく上で、特に株式会社という仕組みの中では、役割と責任の所在をはっきりさせることがルール上必須だからです。

ですので、カヤックでも、もちろんケースバイケースで、責任者は存在しますが、ここで伝えたいことは、根本的な思想として、カヤックでは責任は1人でとるものではなく、みんなでとるものだと考えているということです。だから代表取締役が3人いるのです。

でも、これは経営層になればなるほど忘れてしまいがちです。経営人材に自分が成長する過程で、多くの責任を背負ってきたでしょうし、時に責任をとるから力が湧いてくる。これを失敗したら自分が責任をとって辞任しよう。そのぐらい背水の陣になることで目標が達成されることもあることをきっと経営層であれば理解しているからです

ですが、そもそも責任の所在はだれかひとりに明確に分離できるものではありません。すべては有機的につながっています。カヤックでは、会社という組織を生き物のように捉えた経営をしたいのです。

だからあえて、責任の所在は明確にしません。無責任でもあり、言い換えると、すべての責任がすべての人にあるとも言えます。そこにそれほど違和感がなく、一緒に経営できる人をカヤックでは求めています。

5:「“あなたに一生ついていきます”という部下がいる人」

面倒見がいい人というのは、いい上司になります。また、部下に慕われるというのは非常に良いことです。

ただし、このように言われる人というのは、時に派閥をつくってしまうものです。カヤックは、フラットで自由に組織編制を変えられる組織をめざしているので、リーダー層の下に派閥ができることは、組織が硬直化されてよくないことだと考えます。

だから、面倒見がいい必要はありません。すべての人を愛しているのに、だれも愛していない。そういう人が、カヤックのリーダーに向いています。

6:「部下の評価を180度変えた経験がない人」

経営層にとって、人の評価をするという仕事は一番大事な仕事のひとつです。その評価においても、前述の「今」を大切にするという思想を持ち込むことがカヤックでは重要です。

何度失敗をしても、新しいチャレンジができる。過去に成功していようが、今の評価とは一切関係ない。今を一緒に全力で働く。人に対して先入観を持たずに働ける組織でありたいと思います。

ただ、そうはいっても過去に成功体験がない人がいきなり成功することもないのも真理です。ですが、人間の可能性を信じることができる人というのは、「あの人はダメだ」という自分が下した評価が実は間違っていた。そう感じる経験が必ずあると思います。

そのように過去の先入観をもたない経営層が集まる組織でありたいと思います。

だから、もし、そういう経験がないとしたら、自分の考えが絶対に正しいと思って働いてきたのかもしれません。ちょっと人に興味がなく、忘れっぽいぐらいの人が、カヤックのリーダーには合っているのかもしれません。

7:「自分なりのカヤックのイメージを強く持っている人」

最後の項目です。

経営層候補であるということは、ほかの会社でいくらでも活躍できるのではないかと思います。であるにも関わらず、わざわざ面白法人カヤックの経営に関わりたいという方ですから、きっとカヤックのことも研究してくれて、もしかしたら、自分なりのカヤック像があり、「カヤックはこうあるべきだ」という持論をお持ちであるかもしれません。

ですが、そういったものはいっさい不要です。カヤックのあるべき像があると、どんどん変わってしまうので、そのギャップに苦しむことも時にあります。
なんせ、正直に言って、カヤックを経営している我々が、今後のカヤックがどうなっていくのかは、わかっていません。なので、ワクワクしてしなやかに、お越しいただければと思います。

以上になります。カヤックという組織の経営に関わりたい方、あるいはカヤックのグループ会社になってもよいという経営者の方。お待ちしております。

当日記の無断転載は禁じられておりません。大歓迎です。(転載元URLの明記をお願いいたします。)

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