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2015.05.20

#退職者インタビュー No.15
近藤哲朗 「ネジが3本くらい外れているような人と働きたい方にはおすすめです」

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在職中は、受託から自社サービスまで幅広く活躍していた近藤哲朗さん。現在は自身を含め4人のメンバーで構成する「株式会社そろそろ」の代表であり、ディレクターとしてWebサイトやアプリのディレクションを行っています。そんな彼にカヤックでの経験や思い出などを伺いました。

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ライフワークが繋いだ畑違いの仕事場

― 在籍期間はどれくらいですか。また退職の理由は何だったのですか?

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近藤
カヤックにいたのは2年9カ月です。入社時から独立志向だったので、やりたいことが見えてきたのと、メインで担当していたサービスが売却されることが決まったので…という感じです。

― なるほど。

近藤
学生時代もずっと建築専攻でしたし、住まいやその周辺にある何かをしたいと思っていたんですけどね。ライフワークとして続けている1対1のランチ「昼食会」も「食」って単語がついていますが、そんな風に衣食住にまつわる事業やサービスをしたいという思いがより強くなりまして。

― 自分を毎日100点満点で評価するアプリ「テンスウリズム」の制作もされていますよね。こちらもビジネスではなくライフワーク?

近藤
それは入社時に出した企画書が基になっています。実は最初、カヤックには入る予定はなかったんです。Twitterでたまたま「卒制採用」を見つけて、つくった物だけで評価するなんて本当かなと思ってメールをしてみたら、本当に返事が来たんですよね。

― 「卒制採用」は、自己PRも志望理由も聞かない採用制度ですよね。

近藤
ええ。ディレクター志望なので企画書が必要だったのですが、Webはまったく初めてで。迷ったあげくに思いついたのが「テンスウリズム」でした。大学4年の時に4カ月ほど毎日自分に点数をつけていて、客観的に自分を見ることができて納得できた、という経験を基に書いたんです。

― へえ〜。

近藤
そしたら「これだけ企画書を書けるなら大丈夫だね」と。最終面接も「Web未経験だけど大丈夫?」と言われつつも、入社式が翌々日に迫った3月30日に採用が決まったんです。ビックリしました。

入社直後に受けた強めの先制パンチ

― 入社してから印象に残っている出来事はありますか?

近藤
研修後に配属されたクライアントワーク事業部で初めて臨んだ社外でのミーティングでしょうか。先輩と初めて参加した打ち合わせが100ページ超のPCサイトをスマホ向けに最適化する案件だったんですが、当初3時間の予定だった打ち合わせが盛り上がってしまって、気づけば8時間経っていました。帰りはさすがに、もうへとへとでした(苦笑)。

―だいぶ強めのパンチですね(笑)ほかのエピソードもあれば教えてください。

近藤
僕、面白い新制度を考える「面白機関室」という部署にいたんです。半年でなくなった幻の部署だったのですが、そこで、人事部の柴田さんたちと一緒に、教育制度や部署間交流の仕組みなどを考えていました。昔からプロセスや仕組みのデザインにも興味があったんです。

―そんな部署があったんですか!面白いですね。

近藤
そうそう。初めて人事や経営企画的な目線で会社に関わることができたから、すごく新鮮でしたよ。僕が今代表をしている会社も組織として面白くありたいと思いますしね。規模的にはまだ制度って感じでもないですが、自分たちらしいルールを考えていけたらと。

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仕事の姿勢をつくったたくさんの言葉たち

―カヤック時代に学んだことで、今の仕事で役立っていることは?

近藤
つくる時のマインドや姿勢です。やなさん(CEO 柳澤)が話していたことで印象的だった言葉に「クリエイターの身体つきをつくれ」というのがあるんです。これは筋肉の話ではなく、つくることを意識して鍛錬を続けよ、という意味です。例えば、企画書を毎日書いていれば、つくることが普通になりバテなくなると。そんな視点がなかったから、なるほどなと。
あともう一つ印象的だったことは「仕事は研究じゃないぞ」と言われたことです。僕は思想や哲学に寄りがちなところがあったので、ディレクターならビジネス面も考えなさいと教えてくださったのだと思います。そういう仕事へのスタンスみたいなことをいくつも指南していただきました。

―カヤックで出会った先輩たちのように、代表として経営理念は立てたんですか?

近藤
いや~、僕からはカッコいい言葉は何も出てこないですよ。あ、でも「そろそろ」という社名は気に入っていますね。世代を問わず使えて日常に溶け込んだ言葉だと思うんです。それに「そろそろかも」って思うことは、すでに実現まであと一歩な感じがする。
事業においてもそういう”そろそろ”なことを面白く実現に導けるようなことに取り組みたいと思っています。いま携わらせていただいているSuMiKaも、「住む」「暮らす」ということが今後どう移りゆくかを未来予測しながらサービスを設計しています。

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「何をやるかより誰とやるか」を求める仲間たち

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―改めて、客観的に見たカヤックはどんな会社だと思いますか?

近藤
カヤックには「何をやるかより誰とやるか」という言葉がありますが、確かに社員同士の仲間感があって繋がりが強いと思います。カヤックに在籍していた人が集まるようなイベントに行った時も、現社員か元社員かわからない仲のよさだったし、あれだけ同じマインドセットの人が集まる会社も珍しいですよ。

―カヤックにはどんな人が向いていると思いますか?

近藤
うーん…変化を恐れない人ですかね。事業も技術も人もどんどん変わる会社なので、それが楽しめるならこんなに面白い会社はないと思います。あと、何かが飛び抜けている人、ネジが3本くらい外れているような人と働きたい方にはおすすめです。

―なるほど。

近藤
それから、自分なりにやっている表現や活動があるといいかもしれない。誰も同じことをしている人がいない、というユニークさが大事だと思います。僕が続けている昼食会もある意味そうだったと思うので。
そうそう。これは退社して気づいたのですが、カヤックのエンジニアは技術力が本当に高いんです。ディレクターとしてすごくよい環境で仕事をさせてもらっていたなと…。なので、どんな職種志望でもいい仕事ができると思いますよ。

―ありがとうございました!

言葉を大切にし、仲間を大事にする。そんなカヤックらしいエピソードをたくさん話してくれた近藤さん。できたてほやほやの自社の名刺を手に、自分たちらしい組織づくりをしながら、誰かの思いを導くサービスを提供していきたい、と語る表情が素敵でした。

カヤックでは、退職者インタビューを時々公開しています。退職に対する考え方は、コチラをお読みください。

「カヤックがサイトで退職者を公開する理由」
http://www.kayac.com/news/2013/08/goodluck_interview

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