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2014.04.30

#面白社員インタビュー No.1
佐藤ねじの「普通の佐藤」だからこそ生まれたアイデア発想法

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自らを「面白法人」と名乗っているカヤックですが、そのいちばん面白いコンテンツは、仲間かもしれません。この「面白社員インタビュー」では、カヤック社員の中でも、この人はやっぱり面白いという社員をピックアップしていきます。

第1回は、佐藤ねじ。佐藤でA型、父親は公務員。そんな「普通の佐藤」だった人間が、カヤックのクリエイターになり「アイデアの人」と呼ばれるようになるまでの道のりを聞いてきました。

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意匠部・佐藤ねじ

佐藤ねじは、カヤックの意匠部に所属するデザイナー。リーダーとして部署をまとめている。

社内でも個人でも、色々なアイデアからサービスを生み出していて、「Yahoo! JAPANインターネットクリエイティブアワード」をはじめ、数多くの賞を受賞している。

個人サイトを覗いてみると、「本能寺の変」に着想を得た「本能寺ストーブ」、1歳の子供にウェブサイトのクリエイティブディレクションをさせた「たぶん世界最年少のクリエイティブディレクター」など、ユニークなアイデアが。

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「本能寺ストーブ」は、ときどき「どこで買えるの?」という問い合わせもあるが、架空の商品なので手に入れることはできない。

最近では、アイデアが溜まる一方で処理しきれなくなってしまったそうで、「アイデアの無料販売サイト」までつくってしまった。

そんな佐藤ねじって一体どんな人なんだろう?この機会に色々聞いてみた。

僕のなかでは、アイデアとデザインは一体化して存在している。

― まずは、「佐藤ねじ」という名前の由来から教えてもらえますか。

佐藤
これ、毎回必ず聞かれるんですよね。何種類か説があって、もっとも有力なものから説明します。ベトナム人の友達が僕のことを「ネジ」と呼んでいたんです。理由を聞くと、「ネジ」はベトナム語で「優しい」という意味があるそうで。

― いい話ですね。

佐藤
でも、それは嘘なんです。本当は、名古屋の実家の近所に「ネジの佐藤」という看板があって、ネジと佐藤ってなんとなく相性がいいと思って。それ以上の意味はないんです。「ネジが社会を繋げているんだ」とか、ないです。ネジそのものは、あまり好きじゃないですし。

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「ネジの佐藤」の看板は、Googleマップで見つけることができる。佐藤ねじは、たまにこの会社のサイトを覗いては「いつ依頼をくれるのかな?」と心待ちにしているらしい。

― 名前のインパクトも手伝ってか、ねじさんは社外でも有名人ですね。独立は考えないのですか?

佐藤
僕がカヤックにいるのは、隣の席に「すぐできるよ」というプログラマーたちがいっぱいいる環境だからです。色々な人がいる場所にいたほうが、ひとりよりも、ものが生まれやすいと思うので。

― ねじさんはデザイナーですが、ものを生み出す上でどんなことを大切にしていますか。

佐藤
見た目の美しさをとことん追求するデザインもあるけれど、僕は、美しさと同じくらい「アイデア」を大切にしています。僕のなかでは、アイデアとデザインは一体化して存在しているんです。

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日経×講談社のコラボキャンペーンでは、「島耕作」が持っているであろうスマートフォンを具現化した「社長 島耕作のスマホが見放題!!!」というコンテンツをリリースした。

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世界初の映画連動アプリ『貞子3D2』。このアプリを映画館で鑑賞しながら起動すると、スマホが突然光ったりメッセージが届いたり、本編に連動した呪いが次々に襲い掛かる。

― たしかに、ねじさんが生み出したものを見ると、アイデアありきのものが多い気がします。こうした考え方は、どこから来たものなのでしょう。

佐藤
影響を受けたのは、ピタゴラスイッチなどを手がけるメディアクリエイターの佐藤雅彦さんです。佐藤さんの「考え方を考える」というスタイルは、僕の座右の銘にさせていただいてます。

― 「考え方を考える」?

佐藤
アイデアそのものではなく、まず、それを生み出すための発想法を考えるんです。発想を変えれば、表現も新しくなる。そうすると、より新しいものが生まれやすくなる。

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佐藤ねじの考える発想法「空いてる土俵を探す」は、個人ブログ「アイデアの0.5px」に詳しく書かれている。

― それにしても「考え方を考える」って、考えるの好きすぎですね。

佐藤
そうですね。考えるの好きです。0から1を生み出すような発想が、大好きです。アイデアを出すのは苦じゃないし、ひとつのテーマについてずっと考え続ける耐性もある。若い頃からずっと、ファミレスに行って夜中までアイデア出しをするのが、至福の時間でした。

■「普通」が好き。それが今の自分のアイデアや考え方に繋がっているかもしれない。

― 昔から、考えるのが好きだったんですか?

佐藤
どちらかというと得意なタイプでしたね。小学校の頃、ドラゴンボールが流行っていて、悟空とかナッパをうまく描ける人がもてはやされていたんです。僕はそのとき、「あいつらは鳥山明の模倣に過ぎない。それでちやほやされるのは二流だ」と思っていました。それで僕は、オリジナルの「おにぎりくんと神様」というキャラクターを書いていました。それは妹にしか見せられなかったけど。

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― なかなか挑戦的な子供ですね。

佐藤
いや、僕はなんでもないただの佐藤です。日本人で佐藤でA型で、父が公務員で兄と妹に挟まれた真ん中で。クラスでも、イケてる層と地味な層がいるなかで、中の中。THE・普通。わりとデフォルトだったんです。これで容姿が平凡だったらもっと良かったんですけどね…。

― 容姿以外はTHE・普通。

佐藤
だから、普通が好き。デフォルトが好きなんです。それは、今の自分のアイデアや考え方に繋がっているかもしれません。

― ねじさんがつくっているものは面白くて奇抜に感じるのですが、どのあたりが「普通」や「デフォルト」に繋がっているんでしょう。

佐藤
ものやことには、分解していくと、必ず素の状態があると思うんです。無垢な状態というか。その無垢のキラキラした状態のものを、提示したい。それが、何か考える上でいつもベースにありますね。

― 無垢のキラキラしたもの。

佐藤
たとえば、iPhoneってデザインが完成されているから、そこにカバーをつけたりすると過剰になってしまう。何もつけない状態が、いちばん魅力的だと思うんですよ。

― ねじさんの言う「デフォルト」って、「本質」という意味なんでしょうか?

佐藤
そうですね。ウェブやスマホのしくみを勉強していくと、だんだんそのものの本質が理解できてくる。本質を掴めば、それをちょっとずらしてみると、ものすごく違和感がある。コアが見えてくるんです。

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個人制作「世界で最も小さなサイト」。通常ウェブの世界では、文字のサイズは10〜12pxが一般的とされている。それを逆手にとり、文字サイズを肉眼では読めないほど極端に縮めた。拡大もできないので、別の場所へコピー&ペーストして初めて、そこに書いてあるメッセージが読める。

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昨年会社で制作した「退屈な正月を13分くらい暇つぶしできるスマホサイト」。「ロック解除」で着物の帯が外れるなど、スマホならではのUIや操作性をかけ合わせパロディーにした。

― たんにひらめきでアイデアを出していたわけではなかったんですね。

佐藤
表層的なものではなく、本質をずらすんです。何もない土俵からぽんぽんアイデアを出すのではなく、わりと組み合わせたり組み立てたり、考えながらやっていますね。「退屈な正月を13分くらい暇つぶしできるスマホサイト」の場合は、お正月の本質とスマホの本質を広げて、配合した感じです。

― 本質をずらしたり配合したり。なんかアーティストみたいですね。

佐藤
アーティストは真理を探ろうとしますよね。僕のは、そういうエッセンスをとりいれた「小ネタ」ですね。愛とか生とか死なんて僕には扱えないので、ウェブとかスマホアプリとか、身の丈のものでやるんです。

ずっと考えてつくり続ける状態そのものが、目標でありゴール。

― 今後、佐藤ねじはどうなっていくのでしょう。

佐藤
死ぬまでの目標は、「下町の発明家」ですね。またおじいちゃん変なものつくって、と言われるような。一個すごいものをつくるのではなく、つくり続ける。ずっと考えてつくり続ける状態そのものが、目標でありゴールです。

― かっこいいですね。

佐藤
あまりスポーツ詳しくないですが、イチロー的な。ホームランを狙わず、確実に安打を打つ。でも、『ウェブ界のイチロー』みたいに書かないでくださいね。ハードルを下げて生きていくのが、僕の信条ですので。

ということで、限りなくハードルを下げたタイトルになりました。『「普通の佐藤」だからこそ生まれたアイデア発想法』、みなさんいかがだったでしょうか。

アイデアが溢れてとまらなくなる予感のした方は、すぐにメモ用の手帳をお買い求めください。ちなみに佐藤ねじのおすすめは、iPhoneアプリ「Day one」(Macとも同期できる!)だそうです。


「何をするか」より「誰とするか」というキーワードが社内にあるように、カヤックは「誰と働くか」を大事にしています。

佐藤ねじと働きたいという方は、コチラから応募してみてください。
http://www.kayac.com/recruit
カヤックでは、中途採用、新卒採用、インターン・アルバイトをつねに募集しています。

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