來島政史のお悩み相談 | 面白法人カヤック

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2009.12.19

來島政史のお悩み相談

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実姉のバンドをブレイクさせるにはどうすればいいでしょうか?

実力的にはプロとしてやっていくには問題ないレベルで、ブレイクまであと一歩だと思うのですが、なかなかそのきっかけが巡ってきません。きっと世の中にいる多くのバンドが同じような状況であぐねいているのだと思います。

姉の幼なじみで同級生でもある逗子出身の2人組はあれよあれよという間にブレイクして昨年の紅白にも出場してしまったのですが一日も早く、彼らを超えるような目に見える成功を掴んで欲しいと願っています。

やなさんは以前、音楽業界の会社に勤めていたと聞いていますが、姉のバンドや、世の中にごまんといるメジャーを目指すバンドマンに対するアドバイスをいただきたいです。

バンドをひとつのサービスとして考えたとき、スマッシュヒットを飛ばすにはなにが必要なのでしょうか?

実姉のバンド
http://donultra.syncl.jp/

幼なじみの2人組
http://www.kimaguren.com/


おおっと、質問に乗じて、さりげなく宣伝ですか。

そのバンドマンの姉上は、戦略的な弟に恵まれましたね。

確かに僕は依然Sonymusicというところに勤めていました。その際には、通販系のMDをしていましたので、そういったバンドを発掘しデビューさせて伸ばしていくなんて世界は無縁でしたが、そういったことをしている同期に以前聞いたことがあります。

「どういう人が売れるかとかって、基本的にはあきらめずにやってれば売れるものなんじゃないの?」

「そう思って、ずっとがんばってきて、そのまま年くって終わるって人がごろごろいるんだよ。だからそういうものでもないよ。」

そんな回答が帰ってきたことを覚えています。

そうなんです。当時は若かったので、基本的にはあきらめないことが秘訣なんじゃないかって思ったのです。でもこの回答を聞いてそういうことでもないのか、きっと大変なんだなって思いました。

で、今社会にでて10年以上が立ちました。

僕は今、こう思っています。

「あきらめずにやっていいればなんとかなる世界もあるんじゃないかな……」

でも、一方で、「突っ込む先を間違っている人も世の中には多いのかな……」
つまり突っ込むところを間違っていると、結局、あきらめずに続けても芽がでないのでは?

で、さらに、僕はこう思います。
誰かのまねはやっぱりだめなのではないか……

誰もまねできないような、それはすなわち既存の経験則からは判断つかないような世界をねらっている場合、それはあきらめずにやっていたら、うまくいく。なぜならうまくいくかいかないかなんて誰にも判断がつかない世界だから。

そんな風に思うのです。

えーと、なんだかわからなくなってきましたが、つまり心構えってことですね。

回答者:代表 柳澤大輔

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