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2021.09.17

「自分の得意を極める」カヤックエンジニアの肩書きに縛られない働きかた

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カヤックのエンジニアは、入社後どのようなキャリアを歩んでいるのでしょうか。新卒入社3年目で、クライアントワーク事業部にてR&D案件を担う藤澤さんと小松原さんの活躍をヒアリング。肩書きに縛られないキャリアパス、カヤックで働く上でのマインドセットや、これから一緒に働いてみたい人も教えてもらいました!

小松原 崚(左)

1994年生まれ、2019年入社
クライアントワーク事業部 技術部/Unityエンジニア
8ミリと呼ばれる由縁は「9mm Parabellum Bullet」のボーカルを連想させるルックス

藤澤 覚司(右)

1994年生まれ、2019年入社
クライアントワーク事業部 技術部/Unityエンジニア
広島出身、あだ名はカープ

技術・課題解決だけでない「余白」に惹かれて入社

ーー新卒入社されて3年目の小松原さんと藤澤さんですが、まずカヤックに応募した理由について伺えますか?

小松原
学生時代は、芸術工学部でメディアアートやプログラミングを学びました。志望動機は、学んでいたこととカヤックの文化がリンクすると感じたからです。
他の企業は社会貢献や直接的な問題解決を目標に掲げることが多いのですが、カヤックはそれだけでなく「面白さ」を重視する会社。無くても困らないけれど、あったらもっと豊かになれる「余白」があるという意味で芸術と同じだな、と感じたんです。
藤澤
僕は情報知能工学に関する大学で、知覚心理学の研究室に所属していました。当時は学生コンテストに積極的に参加していて、将来もコンテンツをつくる仕事がしたい、と漠然と思っていました。
志望のきっかけは、ポスドクの知り合いにカヤック関係者がいて、学生時代にインターンとしてカヤックで働いたこと。2ヶ月に渡るインターンシップで、自分で考えたVRコンテンツ制作や、カヤック内で自社制作していたVRコンテンツの改修など、実務に近いことをやらせてもらえました。
カヤックに入ったら「技術分野に限らず面白いコンテンツをつくってみたい」という気持ちで就職しました。

ーー今まで手掛けた案件には、どんなものがありますか?

藤澤
クライアントワーク事業部に所属していますが、広告のためのコンテンツ制作より、クライアント様から依頼されて実験開発するR&D案件が多いです。
小松原
2019年には、日産自動車株式会社さんが研究する未来のドライビングコンセプト、『Invisible-to-Visible』の展示プロジェクトに参加しました。VR(仮想現実)とAR(拡張現実)技術を使ってUnityで実装したものを、森美術館での展示用にアップデート。3Dアバターとのドライブやコミュニケーションという、技術とアートを掛け合わせた新しい体験を提供しました。

森美術館の展覧会『未来と芸術展:AI、ロボット、都市、生命――人は明日どう生きるのか(2019年)』のデモ展示を制作。透過ディスプレイ上のアバターを通し、ヘッドセットを介した遠隔からのコミュニケーションが図れる

小松原
それから、現在コマツさん、EARTHBRAINさんと研究開発分野で業務提携してすすめている「スマートコンストラクション事業」。ICT機能を使った、ショベルカーの操作をアシストするアプリ『SMART CONSTRUCTION Pilot』の開発・運用では、クライアント様の依頼をかみくだき、機能拡張などの実装のディレクションやデザイナーとの調整を担当しています。
1年半近く長期的に担当する中で建設業界の知識や専門用語を学び、クライアント様とのコミュニケーションをスムーズに取れるようになってきたのが喜びですね。

Komatsu Ltd.が配信するスマートコンストラクション・レトロフィットキット用の仕事系ツールアプリ『SMART CONSTRUCTION Pilot』。まるでオンラインゲームのようなUIで、操縦に不慣れな人でも熟練オペレータのような操作ができる

藤澤
僕は、同じコマツさん案件で『ランドレポート(現在はSMART CONSTRUCTION ARに名称変更)』という建設現場用アプリのバージョンアップを担当し、実装するリードエンジニアとして関わってきました。
オンラインゲームで使う技術やAR技術を取り入れていて、エンジニア以外も様々なクリエイターが混じり合う仕事のため、コミュニケーションが重要になってくる。連携がうまくいくように、特に意識していましたね。

『CEATEC JAPAN 2018』コマツブースでカヤックが協業パートナーとして展示した『ランドレポート』のバージョンアップに携わる。建設現場の完成図をAR技術でプレビューできる機能や、プレビューをもとにしたタスク管理が備わっている

境界を越えて、得意を活かす働きかた

ーーXR領域で活躍されているんですね。藤澤さんも小松原さんも「Unityエンジニア」という肩書きですが、それぞれの職務内容に違いはあるのですか?

藤澤
僕は文字通りUnityを使ってコンテンツをつくる、実際に手を動かすところをずっと担当してきました。コロナ禍になってからは、イベント展示物の制作よりも、誰でもどこでも体験できるモバイル案件が多いです。最近は主にスマートフォンを使ったVRやARのコンテンツをつくっています。
小松原
僕の場合、肩書きは「Unityエンジニア」なのですが、制作進行やディレクション、プロジェクトマネジメントをメインにやらせてもらっています。最近は実装することより、「テクニカルディレクター」のような立ち位置が多いですね。

ーー「エンジニア」と一括りに言っても、色々な働きかたがあり、タイプがあるんですね。

小松原
単純にエンジニアだけ、ディレクターだけという括りの働きかたではなく、エンジニアリングの内容を理解しながらディレクションできるのが、僕の特徴と強みかもしれません。
藤澤
やはり、エンジニアの知識がある人にディレクションしてもらえるのは、安心感が違う。僕はコミュニケーションがあまり得意な方ではないので、小松原さんみたいにまとめてくれる人がいるからこそ、手を動かすことに専念できていると思います。いい意味でも悪い意味でも実装に没頭したいタイプなので。
小松原
藤澤さんは入社3年目にして制作の第一線にいて、「任せて安心」と思えるスペシャリストです。上司やクライアント様からの信頼も厚いし、さらに学習にも積極的なところがすごい。
藤澤
カヤックでは、自分が得意だと感じている分野に専念している人が多い。ソフトウェアではなく、ロボットやハードウェアが絡んでくる案件に積極的に参加して、活躍しているエンジニアもいます。
小松原
「この領域が得意、やりたい」と発信することで、いろいろな働きかたができると思いますね。働きかたの自由度が高い。元デザイナーでエンジニアの人もいますし、社内でジョブチェンジできるんです。エンジニア・デザイナー・ディレクターなど肩書きの枠はありますが、それ自体融合できるというか、行ったり来たりできるところが面白いです。

チャレンジ精神と面白がるマインドをモチベーションに

ーー他に「これはカヤックならではだな」と感じるのはどんなところですか?

藤澤
どのキャリアの人間でも意見がしやすいですよね。例えば、普通の会社だったら、コマツさんや日産さんのような大型案件には偉い人が入りがちで、僕らは言われるがままにつくらないといけないかもしれない。カヤックではむしろ若手も意見を求められて、それが正しければ汲み取ってもらえるんです。

僕らみたいに3年目でも「一緒につくりあげている実感」があるのは、この会社ならではなのかな、と思います。

ーーちなみに、入社3年で大きな案件を任されるプレッシャーや不安はなかったのですか?

小松原
カヤックには「失敗を恐れず、チャレンジを応援する」文化があるんです。僕たちも、悩むよりチャレンジしようというマインドで取り組んできました。
藤澤
ただ、リモートワークが主体になると、テキストのコミュニケーションだけでは伝えきれないことも多いんです。短くても、オンラインでも、話す機会をつくるように意識しています。

ーーたしかに、2019年の入社だとキャリアの半分くらいがコロナ禍ですね......!

小松原
そうなんです。リモートワークだと、チームメンバーやクライアント様との認識の違いも生まれやすい。コミュニケーションエラーを減らすことは課題ですね。5分でもいいからちょっと雑談する、そんな対話の場も大事にしています。
藤澤
あと、自宅でずっとリモートワークするのも息が詰まりますよね。リモートか出社かは任意なので、僕は結構出社して働いていますね。カヤックには「ガーデンオフィス」という屋外で作業できるスペースもあるので、すごくありがたいです。

藤澤さんお気に入りのガーデンオフィス。広々した屋外で、気分転換しながら仕事ができるとカヤック社員からの人気も高い

ーー今後のさらなるチャレンジがあれば、教えてください。

小松原
僕は人に教えることが好きなので、培ってきた技術や学びを新しくカヤックに入ってきた人に伝えていきたい。後輩が頼れる存在になることが目標です。
特に、エンジニアとディレクター、それぞれの仕事内容や視座が分かる立ち位置を活かして、架け橋になれたらいいですね。
藤澤
今は「Unityエンジニア」という肩書きですが、Unityに限らず色々な「引き出し」を持てるエンジニアになりたいし、WEB系もできるようになりたい。Unity以外の案件でも相談されるくらいの「フルスタックエンジニア」を目指しています。

ーー最後に、カヤックに興味がある人へひとことお願いします!

藤澤
「カヤックに入って良かったかどうか」は、「何事も面白がれるかどうか」でだいぶ違うと思う。僕自身、3年働いてみて実感しています。エンジニアリングのスキルだけじゃなく、面白がるマインドセットが大事。そういう人と一緒にどんどんコミットしていきたいですね。
小松原
そうですね。エンジニアやプログラマーはスキルが重要だと思われがちですが、技術力をものさしにして諦めることはないと思います。自分みたいにエンジニア枠で入ってディレクター的な仕事に範囲を広げていく人もいるし、その逆のパターンもある。肩書きに関わらず幅広い働きかたやチャレンジができるので、ものづくりに関わりたい強い気持ちがあるなら、ぜひ一緒に働きましょう!

取材・文 二木薫

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