「ちいき資本主義事業部」 を設立いたします! | 面白法人カヤック

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2020.07.02

「ちいき資本主義事業部」 を設立いたします!

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面白法人カヤック(以下、当社)は本日開催の取締役会において、連結子会社である株式会社カヤックLiving(以下「カヤックLiving」)および株式会社QWAN(以下「QWAN」)の両社を吸収合併することを決議いたしました。また、当社の事業部として、あらたに「ちいき資本主義事業部」を設立することをお知らせいたします。

本合併の背景

当社は、鎌倉の地域企業として「鎌倉資本主義」を掲げ、まちの社員食堂や、まちの人事部など、鎌倉の地域コミュニティの一員として様々な活動を行って参りました。

このような鎌倉での経験を活かし、現在ではたくさんの地域活性化をお手伝いさせていただいております。広告事業においては、様々な市町村のシティプロモーションをご支援させていただき、鎌倉では神奈川県事業として創業支援施設のHATSU鎌倉を企画運営しています。また、2018年6月には カヤックLiving が移住スカウトサービスの「SMOUT」を開始、2019年秋からは QWAN がコミュニティ通貨サービスの「まちのコイン」を立ち上げることとなりました。双方とも地域資本主義の考え方に即した事業となります。おかげさまで、SMOUTは300を超える市区町村で利用され、まちのコインも神奈川県事業への採択、小田原市での活用なども始まっております。

本合併は、このような地方創生関連事業へのさらなる投資育成を目的としたものです。同分野への事業投資を集約することで投資効率を向上させる狙いです。

見直されるローカルコミュニティの価値とリビングシフト

今年に入り新型コロナウィルスの影響により、社会的価値観にも急速な変化がみられるようになってきました。自粛生活や在宅ワークが続いたことで、地元商店での買い物や飲食店でのテイクアウトなどが見直され、ご近所や友人同士の助け合いも活発になり、地域コミュニティの重要性が再認識されました。また、リモートワークが実現したことで、従来の仕事を続けながら暮らしたい地域で暮らすという、リビングシフトへの気付きも生まれています。すでに様々なメディアでも取り上げられていますが、地域やコミュニティとの関係性において、新しい行動変容が生まれようとしているのです。私たちは、このような社会動向にも事業機会があると考えています。この機会を逃さず、しっかりと迅速な事業形成を目指します。

事業部の設立にあたり

今回、設立する「ちいき資本主義事業部」は、当社内にある地域関連事業部門と、カヤックLiving、QWAN、両者のメンバーをもとに発足されるものです。分散されていた知見が集約されることにより、事業成長を加速させて参ります。本合併により、カヤックの強みである企画力と開発力を最大限に発揮できる体制に刷新します。本事業部に当社内の広告制作やゲーム開発の知見や企画開発力をもったクリエイターが参加し、密接に地域関連事業に関わることで、より「コンテンツ的な視点」で、まちづくりを推進する事業体へ変貌します。「コンテンツ的な視点」でのまちづくりとは、多様な価値観のもと、個性あふれるまちづくりを推進するものであり、当社が掲げる地域資本主義のテーマそのものです。

部署名である「ちいき資本主義事業部」は、地域資本主義を推進するという意味に加え、さらに「地域を開いていく」という姿勢を表すものとし、「地域」を「ちいき」と平仮名にしました。経済合理性に基づく画一的な都市部偏重社会ではなく、多様な価値観のもとそれぞれの地域が個性的になり開かれ、多くの市民がそれぞれのライフスタイルに適した地域を選択する。このようなビジョンをこめて設立いたしました。

すでにお取引のある地域の皆様へ

すでにカヤックLivingやQWANとのお取引をいただいている団体の皆様には、別途、ご契約の移行などについてご連絡させていただきます。お手数おかけいたしますが、業務に滞りなく移行できるよう努めて参りますので、ご対応のほどよろしくお願いいたします。

本合併を期に、今まで以上に力強く事業を進めて参りますので、今後とも面白法人カヤックの地域資本主義事業にご期待ください。

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