2026.02.12
【鎌倉発、DIYで生ごみを減らす】組み立て式生ごみ処理器「FAB de キエーロ」、2月12日(木)より「CAINZ DIY MARKET」で販売開始
〜自治体・企業・市民の共創から生まれた、「ゼロ・ウェイストかまくら」を目指す新たな取り組み〜

株式会社カヤック(本社:神奈川県鎌倉市、代表取締役CEO:柳澤大輔、東証グロース:3904、以下「カヤック」)は、鎌倉市が推進する、ごみの最終処分量を限りなくゼロに近づける「ゼロ・ウェイストかまくら」(※1)の実現に向け、自治体・市民・企業が連携した共創プロジェクトの一環として、デジタル設計による組み立て式生ごみ処理器「FAB de キエーロ」を製品化しました。
本製品は2026年2月12日(木)より、カインズが運営するDIYプラットフォーム「CAINZ DIY MARKET」において販売を開始します。価格は税込38,500円です(※2)。
本製品の開発は、ファブラボ鎌倉(代表:渡辺ゆうか)、慶應義塾大学SFC 田中浩也研究室、キエーロ葉山(代表:松本信夫)、そしてカヤックが業務提携を結ぶ株式会社カインズ(代表取締役社長 CEO:高家 正行、以下「カインズ」)と連携して進めてきました。約1年にわたる研究開発を経て完成した「FAB de キエーロ」は、持続可能なごみ処理を暮らしの中で実践できる、新たな選択肢です。
・「FAB de キエーロ」販売ページ:https://img.cainz.com/diy-market/item.html?jan=4550596188096
・「FAB de キエーロ」公式サイト:https://fabde-kiero.studio.site
※1 鎌倉市「第3次鎌倉市一般廃棄物処理基本計画(2021年6月改定版)」(2025年10月3日参照):https://www.city.kamakura.kanagawa.jp/gomi/3jiippanhaikibutusyorikihonkeikaku.html
> ※2 鎌倉市による助成制度(非電動型:購入費9割補助、上限3万円)あり
鎌倉市「生ごみ処理機購入費助成制度」:https://www.city.kamakura.kanagawa.jp/gomi/josei.html
■企画の背景:鎌倉市が目指す「ゼロ・ウェイスト」とキエーロの課題
鎌倉市では、市内で唯一のごみ焼却施設「名越クリーンセンター」が老朽化に伴い2025年1月に稼働停止したことを背景に、環境負荷の少ない「循環型社会」を形成するため、3R(リデュース・リユース・リサイクル)を推進し、ごみの焼却・埋め立てによる最終処分量を限りなくゼロに近づける「ゼロ・ウェイストかまくら」の実現を目指しています(※1)。
その中で、家庭単位で生ごみ処理を完結できる分散型の循環システムとして、キエーロ葉山の代表・松本信夫氏が考案した「キエーロ」が注目を集めてきました。「キエーロ」とは、土の中に自然に存在する微生物(バクテリア)の働きで生ごみを分解する生ごみ処理器のことです。
「キエーロ」考案者・松本信夫氏とオリジナルの「キエーロ」この「キエーロ」の可能性を、ファブラボ鎌倉の代表・渡辺ゆうか氏による「デジタル技術で、誰もが自分の手でキエーロを作れるように」という提案を起点に、慶應義塾大学 田中浩也教授の研究協力、そしてカインズとカヤックが業務提携のもと運営する「CAINZ DIY MARKET」の製作サポートによって実現しました。
地域・大学・企業・個人が協働して形にした本プロジェクトは、鎌倉市におけるゼロ・ウェイストの取り組みを、暮らしの中で実践できる形として具体化したものです。
■「FAB de キエーロ」とは:ベランダで簡単に始められる、組み立て式のエコ生ごみ処理器
誰でも簡単に組み立てられる設計です
電気や水を使わず、土を入れて生ごみを埋めるだけで分解されます
「FAB de キエーロ」は、土の中の微生物(バクテリア)の力で生ごみを分解する、電気も水も使わないエコ生ごみ処理器「キエーロ」を、デジタルファブリケーション技術で再設計したモデルです。本製品は、プラモデルのように簡単に組み立てられる点が大きな特長です。
オリジナルの「キエーロ」は、これまで考案者の松本氏が一つひとつ手づくりで製作を続けてきましたが、「庭がないと設置が難しい」「黒土が重く輸送や扱いが大変」といった、多様な生活環境に合わせにくい課題がありました。また、松本氏が一人で製作を続けてきたため、需要に対して供給が追いつかない状況も続いていました。
そこで、ファブラボ鎌倉・慶應義塾大学SFC・カインズ・カヤックが協力し、松本氏の理念を受け継ぎながら、誰もが自分の手で作れる新しいキエーロとして形にしたのが、この「FAB de キエーロ」です。
カインズ店舗にあるデジタル木工機械「ShopBot(ショップボット)」で木材を正確にカットし、フラットパック構造によって輸送や組み立てを最適化。庭のない住宅でも設置しやすく、ベランダでも手軽に使える設計を実現しました。また、防腐剤やペイントを施して自分好みに仕上げられるなど「自分で仕上げて愛着を持つ」DIYらしい新しい楽しさも加わりました。家庭のほか、学校や商店街など地域単位でもご活用いただけます。
■「FAB de キエーロ」の使い方
「FAB de キエーロ」は、組み立て後、土を入れて生ごみを埋めるだけで使い始められます。
電源や水道は不要で、日々の生ごみを投入し、土とよく混ぜて覆うだけ。特別な機械操作がないため、分解を促すためのちょっとしたコツを掴めば、初めての方でも日常に取り入れられます。
01 置き場所
日当たりと風通しの良い場所に設置します。
バクテリアが元気に働くためには、太陽と空気が大切です。

02 土の準備
市販の黒土や、庭・畑の土を使います。
粘土質や砂が多い土、腐葉土は分解が進みにくいため避けましょう。

03 道具の準備
・生ごみを入れるふた付き容器(ステンレス・ホーロー・ガラス製が適しています)
・シャベル(移植ゴテでも可、空気を混ぜる時は長いシャベルが便利)

04 生ごみの扱い
生ごみは4〜5日分ため、細かく切っておきます。
野菜くず、油や水分も一緒でOK。においの強いものは早めに埋めても問題ありません。

05 投入できるもの・できないもの
バクテリアは人が食べるものが大好物。
◎ 肉・魚・油・野菜くず
△ 皮が硬い野菜(竹の子など)は細かくして
✕ 骨・貝殻・アボカドの種・梅干しの種・ペットの糞・食べ物以外のもの

06 穴を掘る
深さ20cmほどの穴を掘り、生ごみを入れます。

07 土とよく混ぜる
生ごみと土の区別がつかなくなるまでよく混ぜます。
土がしっとりまとまるくらいが目安です。

08 土で覆う
生ごみが見えないように、乾いた土を5〜6cmかぶせます。

09 繰り返しとお手入れ
・埋める場所を順番に変えながら繰り返します。
・次に埋めるときは前の場所を軽く掘り起こし、空気を入れてください。こうすることで分解が早く進みます。
・常に表面が乾いた土で覆われているように保ちましょう。

■販売情報
| 商品名 | FAB de キエーロ |
|---|---|
| 価格 | 38,500円(税込) ※鎌倉市による助成制度(9割補助)あり |
| サイズ | 幅 910mm × 奥行 378mm × 高さ 731mm |
| 発売日 | 2026年2月12日 |
| 販売ページ | 「CAINZ DIY MARKET」 https://img.cainz.com/diy-market/item.html?jan=4550596188096 |
| 「FAB de キエーロ」公式サイト | https://fabde-kiero.studio.site |
| 販売・製作 | CAINZ DIY MARKET |
【助成金制度に関する情報】
鎌倉市では、従来型の「キエーロ」のような非電動型生ごみ処理機の購入費に対して9割の助成制度が実施されています。今回#の「FAB de キエーロ」についても、同制度の対象となることを確認しています。
鎌倉市「生ごみ処理機購入費助成制度」:https://www.city.kamakura.kanagawa.jp/gomi/josei.html
■企画参画メンバー
■ キエーロ葉山 代表:松本 信夫
神奈川県葉山町在住。夫婦で生ごみの自家処理に興味を持ち、1980年ごろからコンポスト「キエーロ」を開発。葉山町で行政と協働して焼却ゴミの削減に取り組む。「キエーロ」を全国に伝え広めるため、2011年に「キエーロ葉山」を設立。現在代表を務める。
・「キエーロ」公式サイト:https://www.kieroofficial.com/
■ ファブラボ鎌倉 代表:渡辺 ゆうか
2011年5月に東アジア初のファブラボのひとつである、ファブラボ鎌倉を田中浩也氏と共同設立。2012年よりファブラボ鎌倉の代表を務める。地域と世界を結び、デジタル工作機械の普及により実現する21世紀型の創造的学習環境構築に向けて、世代や領域を横断した活動を展開している。著書『FABに何が可能か』(2013/フィルムアート社)などがある。
・ファブラボ鎌倉:https://www.fablabkamakura.com/
■ 慶應義塾大学SFC 田中浩也研究室
2005年に発足し、デジタルファブリケーションの可能性を「技術」と「社会」の両面から研究している。現在は、約20名が在籍し、慶應義塾大学と鎌倉市が推進する文部科学省COI-NEXT (2023-2032)「リスペクトでつながる「共生アップサイクル社会」共創拠点」を通じ、資源循環型ものづくりとまちづくりの融合系を探索している。
・慶応SFC 田中浩也研究室:https://fab.sfc.keio.ac.jp/
■ 株式会社カインズ
株式会社カインズは、29都道府県下に262店舗を展開するホームセンターチェーンです。
「くらしDIY」をブランドコンセプトに、くらしを豊かにする価値ある商品・サービスを開発し、お値打ち価格で毎日提供します。Kindness(親切心)と創意工夫のアイデアあふれる店舗づくりに努めることで、お客様一人ひとりの、ご家族の、そして地域の日常を楽しいものとし、お客様とのプロミスである「くらしに、ららら。」をお届けします。
・株式会社カインズ:https://www.cainz.co.jp/
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