ワガシャのホープ「野崎錬太郎」 | 面白法人カヤック

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2011.06.07

ワガシャのホープ「野崎錬太郎」

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言わせてください。「この漢(ヲトコ)は最高です」

大器晩成。この言葉は彼のためにあると信じています。確かに彼は大器です。心からそう思います。いや、そう願います。

だって、これですよ。

画像撮影:多摩川

30歳過ぎて、このスカイウォーキングはなかなかできることではありません。

大器の所以は、その彼の“ノリの良さ”にあります。

とにかく、なんでもノる。どんな球を投げても打ち返す。これは意外と簡単なことではありません。

仕事であれ、会話であれ、人であれ、彼に取って、食わず嫌いはありません。まずは打ち返す。頭で考えるよりも先に体を動かす。彼の口からは「はい。やります。」という言葉しかでてこない。僕はこれを実践できる人は、人生の勝者になると確信しています。

大体、「自分のやりたいことを見つけよう」なんてスマートに考えているから見つからないのです。つべこべ言わず、とりあえずやってみる。そのうちに、「やってみたこと」が「やりたいこと」に繋がって来るのです。その人生の真理を理解していない人が多すぎる。彼を見ていると、その真理が正しいことを確信させてくれる。何歳になっても、卵黄を塗ってテカリ感をだしたようなギラギラさが必要なのです。

たとえば、彼はカヤックの中のドM集団「BM11」に所属していますが、そこでは日常的にブレインストーミングが行われます。そして彼はとにかく発信し続けます。といっても頭に思い浮かんだ事を口に出してるだけなのでたいていが意味ナシアイデアで、最初は皆の笑いを誘うものばかりでしたが、それでも彼はめげずにどんどん口に出し続ける。そうするうちに何のタイミングなのか、意外といいアイデアがスルスルと出てくるようになったのです。
普通の人は、思いついたアイデアを口にする前に、それがイケテルかイケてないか考えてから発言するものですが、彼はまず思いついたことを口にする。だから当然はずれも多い。それでもめげない。そしてめげずに口に出し続けていると、時々いいアイデアがでてくるようになる。そもそも、彼自身がいいアイデアを出さなくても、彼の発言を受けた誰かが、それをヒントにいいアイデアを生み出すこともある。

貴重な存在じゃないですか!

そうこうしているうちに、誰も立候補しない中で、彼がBM11のリーダーと誰もが誤信するほど、みなの尻をたたく存在になっている。そのうちに、この誤信が確信という言葉に塗り変えられるようなことも、あながち無くはない、と思います。

ただ、やはりまだ彼の成熟期は到来していません。

だって、カヤックに入ってすでに3年はデザイナーとして仕事をしていますが、僕は未だに彼がどういうデザインが得意なのかサッパリわかっていません。
そう、よくある例えで言えば、カヤックのジャン・クロード・バンダム。

「代表作は、まだ、ない」といったところでしょうか。

“ノリ”で日々進歩を遂げる彼をみていて、僕もカヤックも永遠の大器晩成でいたいと思う今日この頃です。

この先どこまで伸びていくのか!?という末恐ろしさを覚え、武者震いさえ感じております。
せん越ながら、今後も今の自分に満足することなく、謙虚さ、素直さを忘れず、常に変化し続けていって欲しいという思いと共に、万歳三唱を贈りたいとおもいます。
賛辞者:代表 柳澤大輔

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