面白法人カヤックCEO(最高経営責任者)。大学卒業後、会社員として組織を学び、カヤック設立。
これまでの人生を振り返ってください。
振り返ってみて、いつも感じるのは、まさか、学生時代の友人(カヤックの代表の3人です)とこんなにも長く人生を共に過ごすことになるとは……。
ということです。
学生時代の友人3人で創業しながら仲良くやっているということが意外とめずらしいので、よく秘訣を聞かれます。
そのたびに、なぜこんなにも仲良くやれているのかいろいろ考えるのですが、正直申し上げまして、結論としては「たまたま」です。何か特別な秘訣があるわけではありません。
ただ、さすがにそれでは何の参考にもならないので、多少参考になりそうなことを書きます。
この20年弱、喧々諤々やりあうこともしょっちゅうありましたし、お互いのことで必死に頭を悩ますこともたくさんありました。が、人物に対する評価というところでもめたことは、よくよく考えると一度もありませんでした。「こういう人を採用したい」「こういう人をリーダーに抜擢したい」といった意見に相違がないというのは、つまり、尊敬すべき人間像が同じだからなのです。
もしもこれを読んでいる方が、これから誰かと共同創業するときは、お互いの尊敬すべき人について話し合ってみたり、一緒に採用面接をしてみて採用基準を議論すると良いかもしれませんね。そこがずれていたらきっとどこかでもめます。ここで書くようなネタでもないのですが、せっかく見ていただいているので、何らかのヒントになれば。
毎日日課にしていることは?
按腹法。真向法体操。眼球運動。ロングブレス。筋トレ。他にもいくつかありますが、恥ずかしくて書けないです。
カヤックのどんなところが面白いですか?
アットホームというねばっこいものでもなく、かといってドライな関係でもなく、でも、明日解散といっても笑って解散できるようなそんな仲間だなぁ。とつくづく思うこと。