約3万人のユーザーが「ファボ」した人気移住地域ランキング 『SMOUT移住アワード2021 上半期』発表 | 面白法人カヤック

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2021.10.26

約3万人のユーザーが「ファボ」した人気移住地域ランキング 『SMOUT移住アワード2021 上半期』発表

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プレスリリース報道関係社各位

株式会社カヤック(本社:神奈川県鎌倉市、代表取締役CEO:柳澤大輔、東証マザーズ:3904)は、自社が運営する移住・関係人口促進サービス「SMOUT」に登録する一般ユーザー2万8,732人※が、地域の発信する情報に対し「ファボ(興味ある)」した合計3万6,594件(期間:2021年4月1日〜9月30日)のうち、上位10地域を『SMOUT移住アワード2021 上半期』として中間発表します。
なお、『SMOUT移住アワード2021』は2021年4月1日〜2022年3月31日までの1年間を通したファボ数を集計し、各部門上位3位に輝く地域を表彰し、2022年4月に結果を発表いたします。
※2021年9月30日時点

■上半期の地域発信情報(プロジェクト)トレンド

<ポイント>
1.コロナ以前はエリアから決める移住、コロナ以後はリモートワークの浸透により自分らしい暮らしを求める傾向が強い
2.副業/複業やワーケーションといった世の中のトレンドに沿った、移住を前提としないプロジェクトが人気
3.定評のある協力隊の募集は、「漫画が好き歓迎」「兼業OK」など、個性的かつ斬新な切り口のものが目立つ
4.“暮らす”よりも、「ローカル起業関連のプロジェクト」「ゲストハウススタッフ募集」「新規事業立ち上げ」など“働く”に関するプロジェクトが上位を独占

コロナ以前の主流は、都心から近い地域や基礎自治体を決めてからその地域担当者に相談するといった、エリアから決める移住でした。一方で、「SMOUT」は第一に地域そのものではなく、自分らしい暮らしをしたいと考えている移住希望者と、地域の人をつなげるマッチンサービスとして、人にフォーカスしてきました。コロナ以後はリモートワークの一般化により場所にとらわれない暮らしを検討する人が増えきているように思います。また、移住を前提をしていない、ワーケーションや二拠点といったニーズも増えています。こうした変化により、エリアから決める従来の移住方法ではなく、「SMOUT」に掲載されているような移住に限らない地域ユーザーからの様々な情報発信が、コロナ以後の自分らしい暮らし方、働き方を求めている人にマッチしてきているのではないでしょうか。お陰様でコロナ以後、SMOUTユーザーは激増し、2021年9月末現在のユーザー数は2020年4月末時点(10,353人)と比較し約2.8倍(28,732人)となっています。
上半期の地域発信情報のトレンドやランキング結果を公表することで、どういった発信内容が今の移住検討者の関心を集め、また共感を得ているのか、ご登録いただいている地域にとって今後の情報発信の参考になればと考えています。

■ 『SMOUT移住アワード』とは?

 移住・関係人口を促進するプラットフォームサービス「SMOUT」は、2018年6月のサービス開始以来、年度ごとに地域の活動を表彰する『SMOUTアワード』を実施してきました。昨年は、コロナ禍による脱都心の移住ムードに後押しされ会員数が2019年比2.6倍と大幅に増え、地方への関心も高まりました。そこで、2020年度より、1年間に一般ユーザーが、地域の発信する情報に対し「ファボ(興味ある)」した数を集計し、上位をランキングし、人気移住地域として表彰する『SMOUT移住アワード』へと刷新しました。
 2021年度は、市区町村だけではなく都道府県もアワード対象に入れ、10月の上期の中間発表、そして上期下期を合わせた最終結果を2022年4月に発表し、上位3位に入賞した地域を表彰いたします。
 

【市区町村部門】

1位 新潟県三条市

人気急上昇!『SMOUT移住アワード2020』の34位から33ランクアップした三条市は、市内のエリア特性を見事に生かし、移住関心者の心を掴みました。
三条市の下田(しただ)地域には、スノーピークの本社がありアウトドアも楽しめるスポーツ施設が充実。自然を生かした観光・アウトドアについて学びながらのお試し移住や、​​農業と特産品づくりに関するプロジェクトが人気となりました。また「金物の町」として知られる燕三条エリアでは、拠点立ち上げメンバー募集やローカル起業のプロジェクトなどが多くのファボを獲得しました。

<人気プロジェクト例>
●自分を見つめ、自分が見つかる場所。 2ヶ月間、地域に住みながら観光・アウトドアについて学ぶ「しただ塾」塾生募集中!
●田舎暮らしに興味のある方、農業と逸品づくりをはじめませんか? 未経験者歓迎!【地域おこし協力隊下田チーム】
●三条のものづくり企業を支援する拠点立上げメンバー募集

この度は栄えある順位を頂き誠にありがとうございます。
三条市では、2021年から移住・定住に関する一括相談窓口として「三条移住コンシェルジュ」を開設し、認知拡大するためにSMOUTの活用を始めました。
昨年まで、2人/月しか移住の問い合わせが無かったのですが、SMOUTを利用してから今では135人/月ほど移住面談が出来るようになりました。
ただ決して特別な事をしたわけではありません。
「職」「住」「コミュニティ」に焦点をあて地域の暮らしがイメージ出来るように情報発信をしたことと、
一人一人の地域での理想の暮らしをお聞きして三条でどう実現出来るかを踏まえて移住面談をしたことの2つだけでした。この2つだけに専念できるようなSMOUTという仕組みを創っていただいた㈱カヤックには本当に感謝しかありません。誠にありがとうございます。
今後は、これまでの情報発信、移住面談でのデータを活用し、コロナ禍で出来なかったお試し移住体験やイベント等、新しいコトに取り組んで行きます。
地域の楽しみ方を伝えられる感動体験を提供し、三条に関わる人を増やすような取り組みをしていきますので今後ともよろしくお願いいたします。
(三条市地域おこし協力隊 三条移住コンシェルジュ 夏川戸 大智氏)

総ファボ数 853件
プロジェクト数 23件
平均ファボ数 37件

2位 兵庫県豊岡市

『SMOUT移住アワード2020』で1位の豊岡市が今回も上位にランクイン。「コロナ移住」が広がる少し前から地域おこし協力隊の採用に力を入れている豊岡市。今年は新たに“2年間で起業を目指す”起業型の協力隊を募集し、応募倍率約4倍から2人が選ばれ、活動を開始しています。ミッション型の隊員も含めると、これまでに67人の隊員を採用し、現在40人が活躍中です。そんな豊岡市のプロジェクトは、「温泉街まるごと一つの旅館プロジェクト」「麦わら細工職人」の協力隊募集や「一年間で鞄作りを学べる学校の入校生募集」といった個性的なテーマで、常に人気となっていました。

<人気プロジェクト例>
● 8/3締切!開湯1300年!城崎温泉の新しい100年をつくる“まちづくりの編集者”を募集!
● カバンの縫製技術を一から学び、カバン企業への就職を目指しませんか?
● 8/3締切!豊岡の高校生と一緒にオモシロいことを考え実践してくれる地域おこし協力隊を募集!

豊岡市がランクイン(しかも連続して)できたのは、移住関連の情報発信や企画などを一緒に頑張ってくれる民間のプレーヤーの皆さんのおかげです。もともと地元にはない価値観や感覚を持った移住者さんが増えることでまちがもっと面白くなると信じて、本気で取り組んでくれています。そんな皆さんと協力して分かりやすく、キャッチーなプロジェクト作成を心がけたことが人気に繋がったと思います。
また、兵庫県北部「但馬(たじま)地域」として連携した取り組みや発信を積極的に行ったことも大きな要因で、近隣自治体で移住者数を競うのではなく力を合わせることで、この結果に繋がったことがとても嬉しいです。個人的にはSMOUTを活用してから海外在住の方や学生さんとの出会いが増えていることも嬉しいポイントです!
これからもユーザーの皆さんにとって居心地よい地域が見つかることを願いつつ、豊岡市に出会うべく皆さんに向けて有益かつ面白い情報を届けていきたいです。
(豊岡市 環境経済課 定住促進係 大岸由佳氏)

総ファボ数 750件
プロジェクト数 15件
平均ファボ数 50件

3位長野県伊那市

『SMOUT移住アワード2020』で2位を獲得した伊那市は上半期でも上位をキープ。東京からのアクセスの良さと森や農業などの自然を生かした都心と伊那市の半移住を推進するプロジェクトや、森に関わる仕事から考えるスクールプログラムなど、実践的な取り組みが人気となっています。また音声配信ボイスメディアVoicyを使い、伊那市に移住経験のあるゲスト迎えて「わたしの移住」について話してもらうコンテンツを4月から定期的に配信。移住先輩者のリアルな話聞けると共感を得て、多くのファボを集めました。

<人気プロジェクト例>
●【農業×移住】コンパクトに始める、本気の農ある田舎ぐらし!
● 信州伊那谷発!官民連携の実践型スクール“伊那谷フォレストカレッジ”。エリアも業種も越境して、新しい森の可能性を再発見・再編集しませんか?
● 長野県伊那市への「わたしの移住」をお伝えしています。

「伊那市ってどこ?」。移住に人気の長野県とはいえ、有名な観光地や目立ったトピックがあるわけではない、伊那市。SMOUTを通じて、たくさんの皆さんに知っていただけていること、そして、興味を持っていただけていること、とてもうれしいです。伊那市って面白そう!すてきな人がたくさんいるのでは!?そんな発見のきっかけに、これからもSMOUTを通して、伊那市の地域の皆さんと一緒に情報をお届けしていきたいと思っています。移住を検討する方、地方と関わっていきたい方にとって、少しでもお役に立てるようこれからも取り組んで参ります。ありがとうございました!
(伊那市地域創造課 移住・定住コーディネータ 井崎由華氏)

総ファボ数 704件
プロジェクト数 17件
平均ファボ数 41.4件

【都道府県部門】

1位 長野県

移住に関する人気ランキングでは常に上位に位置する長野県が、SMOUTユーザーからの関心を最も集め、2位と1000票以上の差をつけてダントツの1位となりました。信州のもつ、温泉や山林といった自然資源や、東京から新幹線で100分という利便性を訴えるユニークかつ魅力的なプロジェクトを多く発信。また、50代以上限定や100均空き家など独自性のあるプロジェクトも目立ち、人気を集めました。

<人気プロジェクト例>
●【大注目】名湯『上諏訪温泉』の源泉が 自宅にある日々、移住体験、定住者大募集。家賃3.7万円の好立地シェアハウス。お試し移住生活も◎」
●【2021年4月始動】自然を活かした観光事業の立ち上げ。山村の観光事業を共に育む人材を募集。
●「"100均空き家"ではじめる念願の信州田舎暮らし」 〜 コロナ渦で加速する移住への新しい踏み出し方とは?

この度はありがとうございます。
長野県は大都市圏からのアクセスも良く、山岳観光やリゾート地としても広く認知いただいているものの今回のライクインは元々ある当県へのイメージだけでなく、県内自治体の取り組みの結果であると捉えており、関係者の皆さまに感謝いたします。
県内自治体関係者の皆さまが、それぞれ地域の魅力や課題を可視化し、プロジェクトとして発信し続けた結果、3,600を超えるファボとして共感いただけたことを大変嬉しく思うと同時に、こうした熱意のある地域が多くあることが長野県のポテンシャルであると私自身も再認識しました。
長野県内では今回アワードを受賞した自治体をはじめ、45の自治体がSMOUTを利用し、日々プロジェクトを発信しています。県としても、移住したい・地域とつながりたい方との出会いをアシストできるよう今後も取り組んでまいります。
(長野県 企画振興部 信州暮らし推進課 新井 貴裕氏)

総ファボ数 3,617件
プロジェクト数 72件
平均ファボ数 50件

2位 兵庫県

市区町村部門2位の豊岡市の他にも、姫路市や兵庫北部の但馬地域が、それぞれの海や温泉といった自然環境の魅力をうたったプロジェクトが上位を獲得しました。加えて、「音楽のある暮らし」「カバン企業への就職」「全国初・全日制有機農業学校」など、地域コンテンツをアピールし、兵庫県をよく知らないユーザーの心も掴むキャッチーなタイトルで目を引きました。

<人気プロジェクト例>
● ♨秘境の温泉地でリモートワークしませんか?♨秘密の湯ワーキングスペースに案内します♨
● 満員電車での出勤無し!海・雪・山・温泉のあるまちで新しいチャレンジしてみませんか?「就職移住に関するオンライン相談&就職面接会開催」
● カバンの縫製技術を一から学び、カバン企業への就職を目指しませんか?
【全国初・全日制有機農業学校】丹波市立 農(みのり)の学校第4期生募集!

このたびは栄えあるアワードにランクインさせていただき、誠にありがとうございます。県内各市町の自治体や団体のみなさまのご尽力のおかげで、本県全体がスポットライトを浴びることとなり、感謝いたします。
兵庫県は日本列島のほぼ中央に位置し、北は日本海、南は瀬戸内海に面する広大な県土には大都市から田舎まで個性豊かな地域に多彩な特性が凝縮され、「日本の縮図」とも言われています。摂津、播磨、但馬、丹波、淡路の五つの国から構成され、それらの五国はそれぞれの地域特性や魅力があります。その多様性を活かして、みなさまの「夢かなうひょうご」でありたいと考えています。もっと全国のみなさまに兵庫県のことを知っていただけるよう、引き続き取り組んでいきます。
(兵庫県企画県民部地域創生局 井上 亮氏)

総ファボ数 2,284件
プロジェクト数 47件
平均ファボ数 49件

3位 山口県

市区町村部門4位の萩市はもちろんのこと、人口約 3,200 人の小さな町・阿武町での滞在形交流拠点内に新設するカフェを共にマネジメントしていく地域おこし協力隊募集が135のファボを獲得。下関市の「人だまり」を生みだすことにチャレンジする地域おこし協力隊にも102のファボがつき人気となりました。こうしたカフェマネジメントや「人だまり」という自由度の高い地域おこし協力隊のプロジェクトを多く発信している点がファボ獲得に貢献しています。

<人気プロジェクト例>
● 【アウトドア×美味しい暮らし】阿武町にできる滞在型交流拠点でカフェマネジメントしませんか?
● 【人だまり×Shimonoseki】地域おこし協力隊募集・下関で人だまりを生みだす仲間になりませんか?
● 【地域おこし協力隊】瀬戸内海に浮かぶ美しい離島!豊かな自然の中で、地域を一緒に盛り上げませんか?

このたびは、「SMOUT 移住アワード」にランクインさせていただき、誠にありがとうございます。 ひとえに、「SMOUT 移住アワード 2020」第3位の萩市や、2021 年版「住みたい 田舎」ベストランキング第2位の宇部市をはじめ、山口県内の 19 市町の積極 的な取組みと関係者の皆さまのおかげと感謝いたしております。 山口県は三方が海に開かれ、身近に楽しめる山々、温泉も50か所以上ありま す。気候は温暖で、海の幸、山の幸にも恵まれ、数々の時代の転換期にその舞 台となった歴史遺産もあります。 そうした山口県全体の魅力を、今後も県内市町と連携・協力し、発信してまい ります。今回のランクインを励みに、山口県内の地域や人とつながりたい方や 移住を検討されている方へ、山口県の「海も、山も、美味しい食もある暮らし」 を引き続きお伝えすべく取り組みます。
(山口県 総合企画部 中山間地域づくり推進課 やまぐち暮らし創造班 田村 日登美氏)

総ファボ数 1,944件
プロジェクト数 44件
平均ファボ数 44件

■SMOUT移住アワード2021上半期 概要

SMOUTユーザーが地域の発信する情報に対し、期間中に「ファボ(興味ある)」した数を集計しランキング。

集計期間 2021年4月1日〜2021年9月30日
総ファボ数 3万6,594件
参加地域数 日本国内309地域
※国内外の登録地域数689のうち、期間内にプロジェクトを公開した地域
一般ユーザー数 28,732人
プロジェクト数 4,052 件

(全て2021年9月30時点)

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