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2016.12.01

#みんなの理念解釈 No.3
カヤックの経営理念は、家族に「美味しかった」と言うだけで達成できて、一見スケールが小さく見えるもの

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みんなの理念解釈

「つくる人を増やす」大好きな経営理念ではありますが、とてもズルい経営理念でもあります。こんなコーナーがコーポレートサイトの連載として成り立つくらいに解釈の仕方が無限にあるのです。

カヤックは多様な解釈を受け入れ、自ら定義を解釈できる人の採用を大切にしている上で、いかようにも解釈ができる理念を掲げているので、結果的に全社員が都合よく解釈して、とても耳障りがよくなるのです。そんな事を言う僕にとっても「つくる人を増やす」はとても耳障りがよく最高の経営理念だと感じてしまっているわけでございます。

スケールも小さく、簡単に達成できてしまう経営理念と、そのずるさ

それでは「つくる人を増やす」という言葉について改めて観察していきたいと思います。

まず「増やす」と言っているので、カヤックは「増やす」事を目的としているのがわかります。僕の観測範囲では「〜を変える」とか「〜を良くする」「〜をつくる」「〜に貢献する」とかの理念が世の中には多い気がいたしますが、カヤックの場合は「〜を増やす」です。

理念とは基本的に概念的なので、感覚的なものになりがちで、それゆえに定量化しづらいものが多いのですが、「〜を増やす」と言うのは「増えたか減ったか」完全に定量化できるという特徴があります。

次に「何を」の部分についてですが、カヤックは「つくる人」について「増やす」という事をしようとしていることがわかります。これも僕の観測範囲ではだいたい「社会を」とか「世界を」とか非常に大きな対象に対して影響を及ぼそうとしている理念が多いのですが、はっきり言って非常にちっぽけな気がします。「世界を変えるぜ」「社会を良くするぜ」に対して「つくる人を増やします」ってスケールが小さくないですか?

ここまでで、如何にこの経営理念「つくる人を増やす」が他社に比べてスケールが小さく、簡単に定量化できるものなのかが解りました。

ここからがこの理念のずるさなのですが、「社会を」にしても「世界を」にしても、それをより具体的に表す「どのような」というキーワードが含まれているものなのですがカヤックの理念には具体性がありません。つまり「つくる人」が何を指すのか全く答えがないのです。

同様に「〜を変える」にしても「〜良くする」にしても、殆どの場合で「どのようにするか」手段が提示されています。例えば「技術の力で」とかそういった類の手段がありますが、カヤックの場合は手段の提示もありません。つまり「つくる人を増やす」とは、「手段も対象も問わないけど、とにかくつくる人を増やします」という理念なのです。

本当にズルい、、、

例えば、僕には2人の息子がいて、彼らはこれからの社会をつくっていく大切な存在です。したがって僕はつくる人を増やしました。また、そんな息子を2人も産んでくれた妻という存在も、きっと僕がいたから息子たちをつくれたわけで、、、

と、このように定義が無いので、捉え方一つで簡単に達成できてしまうのです。

簡単に達成できるのが悪いかと言うと、それは「つくる人を増やす」という理念に置いては全く逆で、「定量化できる」という特徴により定期的に振り返ることができ、「この1年間僕はつくる人を増やせたのだろうか?」という振り返りがとても簡単にできるのです。それは小さなことでも大きなことでもよいのです。

実際カヤックでは年に2回の自己評価のタイミングで「つくる人を増やす」について、半期の振り返りをする項目がありますが、このタイミングで「今回も増やしたぜ!」って思えるのでとても気分が良いのです。

カヤックの経営理念はスケールが小さく、簡単に達成できてしまうのは本当か?

ところで「つくる人」ですが、世の中の何%くらいの人が「つくる人」なのでしょうか?

周りを見渡すと、お母さん達はご飯や子育てなどで文句なしに「つくる人」です。子供は日々色々なものを創る創造の神ですから間違いなく「つくる人」です。製造業の方々も当然「つくる人」、仕事をしている人も、お年寄りも社会を「つくる人」。結局ほぼ100%の人が何かを「つくる人」ではあるのですよね。

そもそも、今は違いますが、少し前まではカヤック全社員の名刺の肩書が「クリエイター」でした。一般的にわかりやすいデザイナーやエンジニアだけでなく広報も人事も経理もみんなクリエイターでした。でも人事にしても経理にしても働く環境や、人の才能などみんなつくっているのは間違いなくて、会社をつくる大切なクリエイターであることは間違いないのです。

そう、カヤックは既に人は皆「つくる人」であることを知っているのに「つくる人を増やす」とめちゃくちゃな事を言っているのです。

家族に「美味しい」「凄い」「うれしい」を言うことも、つくる人を増やす

こんなめちゃくちゃな理念なのですが、それを掲げられた僕たちは半期に一度、自分なりの解釈で「つくる人」を増やせているか振り返らなければいけません。つまり、その時々で自由に「つくる人」を修飾して、その修飾された人を増やしていれば良いのです。

例えば「ゲームをつくる人」「ウキウキしながら料理をつくる人」「体を鍛えて筋肉をつくる人」「笑顔をつくる人」など、100%ではない少し狭めの「つくる人」を勝手に定義して、各々が定義した「つくる人」を一人でも増やせば何かが良くなると信じて行動する人々の集まりがカヤックという組織なんだと思います。

ちなみに僕は「楽しく働くこと」がつくる人だと思っていたこともあったし、「サービスなど何かを生み出すこと」がつくる人だと思っていたこともありました。今は「つくることが楽しい」「つくることで幸せを感じる」といつもウキウキしているような人を増やしたいなあと考えています。

Lobiというサービスに関わっていますが、チャットでのコミュニケーションを通じて「何か面白いネタをつくる」ことに喜びを感じる人が増えたり、サービスに対して頂いた意見を取り入れて「一緒につくっている」と喜びを感じてもらえたりしたら良いなあと考えていたりします。

ゲームをつくるならば、まずは自分がそのゲームを大好きになり、日々つくることが楽しくなるようになりたいし、結果として同じチームで働きたいと思ってもらえたり、ゲームをプレイしているユーザーの方々と一緒に楽しく運営してゲームの世界を創って行きたいと思っています。

家庭では、全然出来ていないけれど、「美味しい」「凄い」「うれしい」などの感情を積極的に出して、つくってくれたことにリアクションして「つくってよかった」と思ってもらえるようにしたい。(と思ってはいるのだけど、、、)

そしてそんな姿をみて息子たちが働くことは楽しそうだと思ってもらえたら楽しいなあと考えています。

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