2009.10.24
村井孝至のお悩み相談
月日が経つのは早いもので、いつのまにか僕はもう4年もKAYACにいるみたいです。
どんどん会社が大きくなるに連れて人が増え、群れの形が変わっていくのを肌で感じていて、本当に組織って面白い と実感する毎日です。
さて、KAYACのスタイルや理念は年々アップデートされ、リファインされていますよね。
その中でもアップデートされても未だに残っている「何をするかより、誰とするか」に僕はとても共感しています。
一人でつくること、チームでつくること、上流、下流、制作、指揮。
何年かの間に本当に色々な体験をさせてもらっていますが、突き詰めていくと、やっぱり「何をするかより、誰とするか」なんだなと、その言葉の強度に驚く事があります。
「何で解決するかより、誰がいるか」という場合もありますよね。
最近のちょっとした疑問なのですが、いったい何人でつくるのが一番楽しく良いものを作れるんでしょうか?
「それは人それぞれ」とやなさんは言いそうですね。
僕は1人、3人、7人と割り切れない数な気がしています。
精神力やコミュニケーション力で人数の壁は超えられるのは体感として知ってはいますが、
僕よりも経験の深いクリエイターの意見として興味があります。
やなさんは何人でつくるのが好みですか?
また何人でつくりたいですか?
これはまた面白い質問ですね!
割り切れない数、つまり素数でチーム構成を作ると楽しく良いものが作れるという仮説をお持ちということでしょうか。
いやぁ、まったく考えたこともなかったな。
僕は数学の本も時々読むんだけど、素数とかはほんとに神秘的な数字だよね。神様がいたずらしたとしか思えないぐらい計算式を駆使すると綺麗で面白い結果になる。
だから、僕ら創業メンバーは、数字のもつみえない力を信じているんだけど、カヤックにとっても、非常によい問題提起だと思います。
しかし、その問題を検証しようにも、プロジェクトメンバーという風に考えると、人数をカウントしずらいよね。ほんとにピンポイントの技術だけ手伝ってもらうメンバーとかいたりして、数えにくい。
そこで、ブレストの人数ってものを考えてみてはどうだろうか。
何人でやる時が一番良い結果になるか、一般的には5人~7人と言われてるけど、素数の時にどうなのかを検証してみる。幸いカヤックでは全ブレストをイントラネットで保存しているから、そこに人数を入れて分析してみよう。イントラネットチームにお願いしたいです。お願いします。
ところで、あれ?この相談よくよく考えたら、お悩み相談じゃないのでは……
回答者:代表 柳澤大輔