面白法人カヤック

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組織戦略ファースト

組織戦略から事業戦略が生まれる

「何をするかより誰とするか」という言葉を大切にしているということは、組織戦略ファーストの会社だとも言えます。

会社を大きく成長させる上で大事なことは、どのような事業をどうやって伸ばしていくか? という事業戦略をしっかり描くこと。そしてもうひとつが、どのような組織にしていきたいかという組織戦略をしっかり描くこと。この両輪を組み合わせることで、より会社を成長させていくことができます。

そして一般的には、会社をつくる際にこのどちらから先に考えることが多いかというと、ほとんどが事業戦略だと思います。「どのような事業をするか?」が決まっていないと、そもそも会社経営が成立しないからです。

しかしながら、カヤックは、一緒に働きたい仲間3人と、どのような会社にしたいかということだけを考えてスタートしました。つまり、会社をつくってはみたものの、何をするかはまったく決まっていなかったのです。

そして、会社としてスタートを切ったあとも、どんな事業をするかよりも、どんな人と働きたいか? どんな価値観を大切する組織にしたいか? ということを中心に考えていました。

つまり、事業戦略より組織戦略を先に考えてきたということです。もちろん、組織が大きくなれば、そんな会社でも事業戦略が重要になります。今ではメインのプロジェクトは、すべて事業戦略をしっかりと構築。どんなに小さなプロジェクトであっても、事業計画書があります。

しかし、事業戦略と組織戦略、どちらからスタートしたのか、これは法人の性格を大きく左右します。カヤックは、「どんな人と、どんな信念で、どんな組織(法人)をつくるか?」にこだわり、そののちに「どんな事業をしたいか?」を考えます。はじめに組織戦略ありき、その上に事業戦略があるのです。

極端な話ですが、互いに尊敬しあえる仲間同士なら、事業は何だってかまわない。そう考えるのが、カヤックの本質であると考えています。

カヤックの組織戦略の核は、「クリエイターの集団」であること。

組織戦略というからには、組織についてしっかりとした考えがなければいけません。戦略とは「絞ること」です。何に絞って戦うのか。それが問われます。

では、カヤックの組織では何を絞っているのでしょうか? 最初に考えたことは「クリエイター」と呼ばれる職種だけに絞って構成される組織にしたら良いということです。特定の職種に絞った集団にしてしまうことが、シンプルな組織戦略を描ける秘訣だと思ったのです。

職種を絞ると、社内評価制度を構築するにしても、基準がわかりやすくシンプルなものになります。同じ職種の人同士なので、どういう人が高い評価をされるべきか? という価値観が同じになりやすいからです。価値観が違う人同士が集まった組織で評価制度をつくるのは、なかなか難易度が高い。

たとえば、営業という職種を中心とした会社は、売ることに長けた人が高い評価を受ける組織になります。一方で、クリエイターという職種が中心の会社では、他の人がつくれないような面白いもの、魅力あるものを生み出すことのできる人が高い評価を受ける組織になります。

職種を絞ることそのものが、どのような価値観を大切にする組織なのか? という説明にもなると考えたのがカヤックの最初の組織戦略の秘訣です。

さらに、「面白法人」というキャッチコピーをつけたことによって、僕たちが大切にしている価値観の方向性がより明確になりました。

「面白法人」が「面白法人」であるために必要なことを考えて、さまざまなユニークな社内制度を導入しました。サイコロ給なんかもその一環です。

組織が大切にしている価値観を示すには、どこにオフィスを置くかということも重要だとカヤックは考えています。つまり、鎌倉に本社があることも会社の価値観を示すメッセージのひとつです。

このようにして、できるだけオープンに社内情報や方針を発信して、同じ価値観をもった仲間を集めることに力を入れています。同じ価値観の仲間を集めるためにどうしたらいいか、どのように発信したらいいか、それもまた組織戦略そのものだと考えています。

クリエイター中心組織のマネジメント法

カヤックでは、クリエイターが生んだ各サービスについて、事業としてのポートフォリオとライフサイクルを的確に判断し、市場を見据えて、スピーディかつ最適にクリエイターのリソースを配分しています。

フレキシブルなアサインシステム

カヤックでは、「プロジェクトチーム制」を導入しています。

会社全体で常時、多くのプロジェクトが同時進行していて、社員は複数のプロジェクトに関わっています。これにより、事業戦略としては、事業の成長スピードに合わせた迅速なリソース配分が可能となり、利益を担保できます。

即席でチームにアサインするメンバーがスムーズに働けるようなチームビルディングのシステムが、カヤックにはあります。

この制度が実現できるのは、職種をクリエイター(ディレクター、エンジニア、デザイナー)の3職種に絞り込んでいるからとも言えます。

同じ職種だからこそ、比較的スムーズにメンバーの入れ替えができるのです。クリエイターは、事業部に所属すると同時に、クライアントワーク・ゲーム・ちいき資本主義事業など、さまざまなプロジェクトで働くことができます。「つくってみたラボ」など、社員がつくったものを持ち寄り、楽しむための仕組もたくさんあります。

つまり、クリエイターは事業の壁を超えて、自分のやりたいことを実現できるのです。

これは、カヤックが求めているクリエイター像とも一致します。

ひとつの事業にとどまることなく、自分の強みをさまざまな事業に生かしていき、変化を楽しめるクリエイター。そういう人たちが集まる集団であることが、面白コンテンツをつくり続けるために必要な要素です。

さまざまなコンテンツやサービスの開発を経験することができ、さまざまなメンバーとチームを組んで仕事ができる。そうやって、絶えず刺激を受け、成長できる環境がクリエイターにとって、一番いい組織だと考えています。

この「プロジェクトチーム制」というシステムは、様々な異なる事業をもつカヤックの強みを生かした独自の組織マネジメント方法なのです。

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