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2019.12.09

「まちの大学」講師に聞く 僕らが鎌倉にこだわる理由、鎌倉で学ぶ”意味”

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2019年春に開校したコミュニティスクール「まちの大学」。鎌倉で大人気の朝食屋コバカバ店主であり「鎌倉 食と地域のナリワイ講座」に登壇される内堀敬介さん、Bring me Shonan代表であり「コーヒー学」に登壇される望月光さん。鎌倉育ちのおふたりに、鎌倉で働く理由、鎌倉で学ぶ”意味”についてお尋ねしました。

なぜ「まちの大学」講師を引き受けようと思ったか?

内堀(以下:敬称略)
:なんだったかな・・面白そうだったから(笑)。

やなさん(カヤック柳澤)『鎌倉資本主義』で、地域の経済資本・社会資本・環境資本といってますけど、お金だけじゃなくて、自然や文化のバランスをとりながら、子育てとか地域のつながりとか、自分の人生をどうデザインしていくのかって、みんな実験している感じなんですよね。僕もそうだし、ポンポンケーキのレオくん(立道嶺央さん)とか。

たとえば僕だったら、朝食屋に特化したことで午後の時間やスペースが生まれるから、じゃあそれを使って何をしていこうかって考える。

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(鎌倉市農協連即売所横の朝食屋コバカバは観光客にも地元民にも大人気の朝食屋さん 写真引用: http://cobakaba.com/

自分たちが幸せに生きるには、どのくらいの時間とお金、精神的な余裕があったらいいんだろう、とか。失敗しながら試行錯誤している感じなんですよね。

僕は暦のワークショップや、句会をやって俳句をつくったりしていますけど、そういうことを通じて、日常の中で解像度を上げていけたらいいなって思っている。

ずっと同じ場所にいても、季節は移っていくし、夏至がきて冬至がきて、いろんな野菜が出回って、花が咲いて、日射しも変わっていく。そういう楽しみをメディアで知るだけじゃなくて、日々の生活で感じられるって、結構大事だなと思っていて。花が咲く前にはつぼみが出るわけですけど、あ、つぼみだって気がつくとか、コンパクトな暮らしの中で、そうやって解像度を上げていくような。

僕ね、時間って2つあるんじゃないかと思っているんです。日の出や日没だったり、つぼみから花になるように、朝昼晩とか春夏秋冬っていう自然の時間と、人と待ち合わせたり、時計を見ながら動くような、社会的な時間。2つの時間に生きているっていうのを、うまく自分の中で消化して。

経済の世界だったら、右肩上がりに成長していくのが当たり前みたいに考えられがちですけど、冬の間に農家さんがガンガン生産できるかっていったら、できないですよね。だから冬は冬の楽しみがあるし、夏や春にも、それぞれの楽しみがある。お店のあるレンバイ(鎌倉市農協連即売所)に季節の野菜が出て、変わっていく。それ自体が時計台みたいな役割を果たしているのかもしれない。

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望月
:僕も、面白そうだったから(笑)。もともと辻堂出身で、高校が鎌倉。6年くらい沖縄の西表島に住んで2年前に帰ってきたとき、ちょうどverveコーヒー鎌倉店立上げのタイミングで、ズルズルとここにいます(笑)。今回も、湘南のコーヒー屋仲間に誘われたのがきっかけです。

教える側も教わる側も一緒に学ぶような感じになると思うんですよね。「まちの大学」を通じて、一緒に何かやる仲間が見つかったり、アイデアを出し合って、面白いものをつくれたらいいなって思っています。

ー鎌倉界隈は美味しいコーヒー屋さんが多いですね。

内堀
:コーヒーの世界って哲学みたいなところがありますよね。正解がない。このあたりの人たちは、たぶん自然や地域に対する共感や、このエリアが好きだっていう感覚があって、チェーンも個人も関係なくコーヒー好きな人がゆるやかにつながっている感じ。豆の生産地を訪ねていく人も最近は多いよね。

望月
:10年前に比べて本当に行きやすくなりましたね。インターネットの普及で、生産者とメッセージでやり取りして、ちょっと貯金したら行けるようになった。

なぜ東京ではなく鎌倉なのか?

内堀
:源頼朝先輩の頃から(笑)、鎌倉って都に対して距離感というか、カウンターカルチャー的なところがあるじゃないですか。でもそれは、都市型と田舎の両方の要素があって、うまくバランスが取れる感じ。

この1、2年、僕は引きこもってたんですけど(笑)。前はマーケットやろうとか仕掛けていたんですけど、数が増えて、ちょっとルーティン化して、まあ仕事も忙しいですし、自分の店でやるイベントに少し絞って、引きこもるんですよ。で、2年くらいすると、あいつ大丈夫かな? って地元の人が心配してくれるんだけど、とりあえず放っておいてくれる。引きこもったり、くっついたり、アメーバみたいにできるっていうのが僕は鎌倉の良さだと思っていて。直線的にギチギチに生きていなくても、なんか自分のペースで生きていける感じ。

望月
:僕は西表にしばらくいて、そこと比べると鎌倉の方が都市なので、バランスをとるために、ときどき無駄に山の中にいたりしますね。カヤックで沖に漕ぎ出して、ひたすら海の上にいるとか。町との物理的な距離を取るっていうのはやりやすい環境だなと思います。あと鎌倉にはお祭りがあって、季節の節目節目の儀式が結構色濃く残っているので、そういうところで昔の人たちの自然との共生を感じながら、バランスをとっている気がします。

内堀
:僕はマニアックな視点を持った人がすごく好きで(笑)。先日、湘南モノレール主催のイベントが江ノ島であったんですけど、すごかったですよ。片手袋を見守る会とか。手袋の片っぽが道に落ちてるのをとにかく写真撮って見守っている人とかね(笑)、ひたすら鉄塔の写真だけ撮り続けている人とか、自分がつくった架空の町の地図やゴミ袋を製作して販売している人とか。エアコン配管トレーディングとか、シャッターの写真でジグソーパズルつくったり。色も図柄も変わらないから、めちゃくちゃ難しい。

こういうの行くともう俺、嬉しくて(笑)。このまちに住んでてよかった、自分の生き方とか楽しみ方を通していいんだ! みたいな。

結局、どのメガネで世の中見るかっていうことで、自分が楽しいって感じるメガネで見ればいいと思うんですよ。社会的な成功とかじゃなくても。で、そのメガネで自分は見られなかったとしても、そういう人はとにかく楽しそうなんです。相対的にいうと社会不適合者の集まりみたいな感じなんですけど(笑)、そういうことも許容される。自分の価値基準があるのねって。鎌倉にマインドフルネスやる人が多いのも、正解とかじゃなくて、自分の価値基準を探したい人が多いからじゃないかな。

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鎌倉で学ぶ意味とは?

望月
:鎌倉に限らず、コーヒーなんかは地方都市の方が面白いと思っているんです。もちろん東京は、美味しいお店もすごく多いし、お客さんもたくさんいるし、消費も盛んです。じゃあ、そこで何かカルチャーつくっているのかというと、必ずしもそういうわけではなくて。コアになればなるほど、地方の方がやりたいことを実現しやすいかなと。東京でイベントなどの機会をいただくこともあるんですけど、やっぱり数字の話がネックになってしまう。最終的に実現したいものが、いつの間にか数字に置き換わってしまったり。基本的に僕がやりたいこと儲からないので笑

こないだ長崎にイベント行ったんです。食とコーヒーとアウトドアを一緒に楽しめるキャンプイベント。もともとはロングテーブルをみんなで囲んで、おいしいもの食べて酒飲んで、キャンプファイヤーしたいねっていうところから企画がスタートしたんですけど。もちろん東京でもできるけど膨大なお金がかかる。なんかやりたいと思ったら、地方でやった方がお金もかからないし、実現しやすい。サクッとチャレンジできて、一歩踏み出しやすい環境かなあと。あれこれ協力してくれる人もたくさんいますし。なんというか、地方の方が東京に比べて、お金以外の価値交換が盛んでそしてシェアエコノミーがありますよね。

内堀
:そういう自然や都市との関わり方みたいなものを学べる講座を「まちの大学」でつくっていけたらいいですね。

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