ワガシャのホープ「貝畑政徳」 | 面白法人カヤック

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2011.06.07

ワガシャのホープ「貝畑政徳」

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言わせてください。「この漢(ヲトコ)は最高です」

さぁ、いよいよ残すところ数回となってきました、ワガ社のホープ。今回はいけます。褒めたい。褒めたくてうずうずしています。
貝畑政徳という漢(ヲトコ)、彼が何ものなのか?

説明不要な気もしますが、そうです。ワガ社のCTO、そしてカヤックの創業メンバーの1人、そして僕の親友です。この漢(ヲトコ)の良いところ、何から書こうかなぁ、ホントたくさんあり過ぎて迷っちゃうなぁ。

まず最初に声高に宣伝したいのは、彼のそのオモシロさ。多分この漢(ヲトコ)の面白さは、まだ一部の人しか気付いていません。一見クールな男だと思われているようですが、騙されてはいけません。ネタの為なら我が身も削るドMエンターテナー。捨て身のB級コメディアン。それが彼の本質です。
例えば、こんなエピソード。

5年ほど前にフットサルをしていた際、相手方のタックルで右足首を粉砕骨折し、3ヶ月ほど緊急入院をしたことがありました。で1年間、足にボルトの入ったメカ人間に。それ以来彼は、全速力で走ったり、思い切りジャンプしたりする事が出来ない身体になったそうな。

で、普通だったらこの話、軽く同情でもされる類いでもあるのですが、それをなんだか楽しそうに彼自身の口から言うので、なぜかネタのように聞こえてしまう。このノンキさは何なんでしょう。本人が全く気にしてないからなのか(気にしているのかもしれませんが)、なぜか悲惨な出来事も、彼が話すと笑い話しになってしまう。これはもはや非凡な才能と呼ぶに値するのではないかと、僕だけが思っています。

うむ。ちょっと伝わってないな、伝わってないですね。きっと僕の文才のせいでしょう。そうだ、違うエピソードにしよう。

何年か前のクライアントワークでの出来事。その仕事はいつ何時、緊急対応を強いられるかわからない24時間体制のサービスでした。何かあるたびに、深夜でも明け方でもおかまいなしに電話で叩き起こされるプロジェクト。身も心も磨り減らされた魔のプロジェクトと言われたものですが、暖かいベッドに入って寝てしまうと、緊急電話に気が付かなくて怒られることもしばしば。

そこで彼は名案。ソファで寝ることにしました。もともとぶっ続けで開発をしながら、時々仮眠をとるというスタイルの人間でしたから、普段からソファで寝ることはありました。ソファだと寒いし寝心地も悪い。常に眠りが浅いので、急な電話の呼び出しにも気づいて起きることができる。
と、で、それを続けていたら、いつの日か、ソファでしか寝られない身体になっていたとか。(プロジェクトが終わり、ほとぼりが覚めた今は完治したようです。一安心!)

うーむなぜだ……これも文章にした途端に面白くなくなった気がする。とにかく、そのなんだか悲惨なんだけど笑えてしまうエピソードの数にかけては、ほんとに相当のネタをもっている漢(ヲトコ)なのです。そのくらい「何かが起きる」ヲトコだという事が言いたいのです。

そもそも皆さんにも聞いてみたいですが、涙が出るぐらいお腹が痛くて笑う機会が、日常生活でどのぐらいあるでしょうか。(お笑い番組等ではなく、リアルなコミュニケーションで)

僕は結構な打率で、そのチャンスをこの貝畑君からもらっています。そんなとき、「あぁ、一緒にやっててよかったなぁ」と思うわけです。

この前、車を運転している最中に、道の前を歩く“かいち”(貝畑のあだ名です)を偶然発見。なんとも僕は、うれしい気持ちになりました。そんなたわいのないことでうれしい気持ちになれる自分っていいなぁ、なかなか素直だなぁ、なんて思ったりするワケですが、でも、そのように自分を素直に好きと思わせてくれるのも、そもそもこのかいちがいるからであって、だから結局それはかいちのおかげなので、改めて「かいちっていいなぁ」と思うわけです。

などと、意味のない文章なら永遠続けられそうですが、もう少し彼のいいところを続けます。

当然ですが、CTOですから、仕事ができる。カヤックにいる技術者達に評判を聞くと、「かいちさんは天才だ」と口を揃えて言います。「コード(プログラム)は決して綺麗ではない。むしろ汚い。でも書くのが早い。むちゃくちゃ早い。そして早くて汚いんだけど、なぜか論理的なアラがない。」こういうエピソードを聞くと、まるで自分が褒められているかのように嬉しくなります。「だろだろ、さすがかいちだろ!」って。

彼は常々こういってます。「技術そのものに興味のある技術者、つまりその技術を使えれば、何をつくってもよいという技術者。それに対して、つくりたい“もの”ありきであって、つくりたいものがつくれれば技術そのものはどんな手法でも良いという技術者。カヤックには大きくわけるとこの2つの技術者がいるが、自分は後者だ」と。
34歳になった今でも、まだばりばり現役でコードを書いている。そこも尊敬できます。

そして彼のアイデア力と創造力。創造力では僕も負けませんが、彼も相当なものがあります。技術者という特性で、ここまでアイデアがある人はあまりみたことがありません(アメリカあたりにはごろごろいると思いますが)さらに彼のように、技術者であり、かつ商売センスもある人間もそうそういません。

大風呂敷を広げ、結局はずれるような事もあるのですが、彼のマーケット感覚はおおむね正しいと感じています。

そして追い討ちをかける様に、更に彼のすごいところを三連発。

なぜか、人に嫌われない・怒られない。

何か問題が起きても、どういう具合か絶対に彼のせいにならない。反対に、とばっちりで僕のせいになる。これには正直ムっとする事もありますが、会社全体でみるとこれほど心強い仲間はいません。ほんと、恐ろしくて敵にはまわしたくないタイプです。

そして、ハッタリ力。

あります。もともと僕も貝畑もギャンブル好き、ゲーム好き、ということも、何かしら影響していると思うのですが、インディアンポーカーに強いタイプ。
どんなに内心焦っていても、手に汗握っていても、顔色ひとつ変わらない。
これはCTOとして大事な素養。サーバ落ちるたんびにあたふたしていたら、後輩も心配しちゃいますから。サーバ落ちてもドッシリ構えろ。あ、怒られますね、、、スミマセン。

そして最後。泣き言をいわない。

毎日ジャンキーなお菓子ばかり食べているからでしょう。もう虫歯とか相当にやばいことになっていて、神経まで到達して痛いはずなのですが、痛みに強いのでしょう。ほんとに泣き言をいいません。

うーん……最後はなんかもっと適当なエピソードがあったよう気がしますが、まぁいいか。

他にもいろいろあるのですが、(例えば、変化力とか、毎年違った一面(キャラ)を開拓しているとか……)もうかなりお腹いっぱいですよね。
ただ最後にひとこと褒めるとすれば、やっぱり暖かいところでしょうか。人として、暖かい。

やっぱりそういう人と一緒に人生を共にしたいですよね。

この先どこまで伸びていくのか!?という末恐ろしさを覚え、武者震いさえ感じております。
せん越ながら、今後も今の自分に満足することなく、謙虚さ、素直さを忘れず、常に変化し続けていって欲しいという思いと共に、万歳三唱を贈りたいとおもいます。
賛辞者:代表 柳澤大輔

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