ミルクの束縛ミルクコーヒー | 面白法人カヤック

ミルクの束縛ミルクコーヒー

ミルクの束縛ミルクコーヒー

生乳への想いが詰まったパッケージデザイン

千葉県で長年愛され続けてきた古谷乳業さんの生乳75%を使用したミルクコーヒーの新ブランド開発とパッケージデザインをカヤックでお手伝いしました。

その名も『ミルクの束縛』。生乳を多く使うことで純粋に美味しいと感じるものを追求してできた商品です。生乳75%に込めた思いは、脱脂粉乳などの乳製品ではなく生乳のみを使った商品の美味しさを届けたい。危機的状況にある日本の酪農に貢献したいという使命感から生まれたミルクコーヒーです。

ネーミングについて

一番尖った商品名の案である『ミルクの束縛』に決めていただいた時は、古谷乳業さんの心意気に心の中で拍手喝采していました―――ピエール
ネーミング案は、①ベタなアイデアと②少し遊びのあるアイデア、③エッジの効いたカヤックらしいアイデアの3方向を提案しました。③で出した『ミルクの束縛』は、カヤック社内でネーミング案を見せたときに一番評判が良かった案です。少し挑戦的なアイデアだったのですが、古谷乳業さんが「このネーミングいいですね」と言ってくださったときに、カヤックとも相性がよいと感じました。それを機に、とにかく新しい挑戦をしたいと思うに至りました。

デザインについて

牛乳業界のレギュレーションぎりぎりを攻めたパッケージ。とにかく生乳75%という凄さを伝えたかった―――原元
実は飲料製品の成分表には生乳50%を超えると「50%以上」としか表記できないというルールがあります。ですが、生乳75%という凄さをどうしても伝えたくて、パッケージに書いてみよう!と考えました。大々的に広告が打てない限られた予算の中、商品の思いを伝えるためにパッケージそのものを広告媒体にしようという発想でデザインを始めました。
このように文字で埋め尽くされている飲料の紙パックはあまり見たことがないと思うのですが、実は伝えたい言葉がすっと目に入ってくるよう、書体やQ数、長体や平体などコピー毎に変える工夫をしています。
さらに、このパッケージにはもう1つポイントがあります。それは、店舗に置かれた時、茶色面と白面で見え方が変わるため、ひっくり返すと棚替えしたようにみえるという点です。同じ商品でも見え方を変えることで、新しい商品として認識してもらう演出をデザインしました。

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