2021.04.07
アイデアが浮かぶ!?「浮か部室」完成 ~ 新しいオフィスのあり方に挑戦します~
オフィスにくるのが楽しくなる仕掛けづくり
長引くコロナ禍で、テレワークが浸透する中で、オフィスは本当に必要か?
そんな議論が巻き起こり、新しいオフィスのあり方に悩む会社も多いかと思います。
カヤックでは、本社のある鎌倉オフィスを、昨年6月から3密回避を考えたオフィス「NO密(ノーミツ)オフィス」にし、コロナ禍でも出社勤務を前提にしています。
それはカヤックが設立当初から大切にしているキーワード「何をするかよりも誰とするか」を考えたとき、「対面の力」が必要であると感じたからです。
対面で働く仲間とブレストや雑談をする中で、新しいアイデアを生み出せるのはもちろん、
単純に、仲間と一緒に働くことは楽しい、そう考えました。
ITの力で、カヤック流オンラインブレストや、オンラインイベントプラットフォームリモビズなど、新しい働き方やビジネスも生まれています。
しかし、テレワークでは、新入社員や転職者などの新しい仲間と仲良くなるのは難しいことを、コロナ禍の中で学びました。
だからこそ、出社勤務を前提としていますが、3密回避するため席数を縮小しているので、当面は週3日の出勤推奨をしています。ただ、2度目の緊急事態宣言や、感染拡大などもあり3月の出勤率は3割程度でなかなか上がりません。
そこで、 オフィスにくると楽しい、そう思ってもらえるように、昨年12月にはアウトドアで楽しく対話ができる「焚き火会議室」を作りました。
そして4月に、アイデアが浮かぶ「浮か部室」をオフィス内に設置しました。
本当に浮かんでいるようなこのワークスペースは、可動式でテント型の部屋を上げ下げできるので、換気は抜群でオープンのままでも、仕切りのある空間としても利用できます。
誰が、いつ、どのように使うかは特に決めていません。
あえてルールをつくらず、一人で集中したい時、テレビ会議、みんなで集まってブレスト、ランチや昼寝でもOKです。
2つある「浮か部室」は、1つは「ウキウキの間」、もう1つは「アゲアゲの間」。
オフィスにくることをウキウキして、仲間と働くことでアゲアゲになってもらえる、
そんな思いが込められているとか、いないとか。
まずは使ってみて、今後どんな化学反応が生まれるか、楽しみです。
カヤックは、これからも新しいオフィスのあり方に挑戦していきます。
本当に浮くほど軽い、設計から考え部材もオリジナルの「浮か部室」
「浮かんでいたら面白そう」から始まった、このワークスペース作りですが、構想が始まったのは2020年9月。既存のテントで検討してみたり、色々試行錯誤の末に、オリジナルで作ってしまいました。
壁は、実際の建物でも建材として使用されている高機能な紙のようなデュポン社のタイベックス という素材。フレームはテントに使われるアルミのポール。そして、極め付けは、ジョイント部分。金属で溶接するとパーツの数が増え、かなり重たくなってしまうので、軽量で強度のある樹脂素材を3Dプリンターで作った、オリジナルパーツです。