天野清之が11月8日から開催される「CGWORLD 2021」に自社技術について登壇。「CEDEC | 面白法人カヤック

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2021.10.20

天野清之が11月8日から開催される「CGWORLD 2021」に自社技術について登壇。「CEDEC 2021」「UNLOCK with Sony」など多数出演!

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カヤックのクリエイティブディレクターの天野清之が、自社開発のバーチャルカメラシステム「ジャンヌ・ダルク」について11月8日(月)~12日(金)に開催される「CGWORLD 2021 クリエイティブカンファレンスオンライン」に登壇します。VRシステム開発で得た知見でリアルタイムレンダリング技術を他分野に展開。

多岐にわたる経験を元に様々なイベントで登壇し、活躍しています!そんな天野の手がけてきた案件や、登壇情報をご紹介。

デザイナー、プログラマーを経験した後にディレクターへ。様々な経歴と経験をもつ天野が手がける没入感をコンセプトにした企画

Unity、UnrealEngineといったリアルタイム技術を活用し様々なコンテンツを提供してきた実績と知見を生かし企画・制作を行うXRチーム「Rewrite(リライト)」のリーダー。

映像会社で3DCG クリエイターとして映像制作の経験をした後、インタラクティブプログラマーとしてカヤックに入社。技術と表現を組み合わせたコンテンツ開発で様々な賞を受賞。世界的人気ゲームタイトルの大規模オンラインイベントの企画・開発、グラミーノミネートアーティストのVRミュージックビデオの監督および開発、「『からかい上手の高木さんVR』」の企画から制作・販売、『傷物語VR』をソニー・インタラクティブエンタテインメントジャパンアジア、アニプレックスと共同開発するなど行ってまいりました。

からかい上手の高木さんVR 2学期
主人公の西片目線で、高木さんのからかいを擬似体験できる次世代VRアニメーション『からかい上手の高木さんVR』 

©山本崇一朗・小学館

傷物語VR
伝説の吸血鬼キスショット・アセロラオリオン・ハートアンダーブレードと一緒に映画『傷物語』を振り返ることができる『傷物語VR』

また、2020年12月26日(土)・12月27日(日)2日間に渡り、株式会社アニプレックスによるTVアニメ「ソードアート・オンライン」《アリシゼーション》編をテーマに開催されるVRイベント『ソードアート・オンライン Synthesis -The Period of Alicization Project-』内のVR空間の制作企画から開発を担当。

「ソードアート・オンライン Synthesis -The Period of Alicization Project-」

ゲームを中心とするコンピュータエンターテインメント開発者向けカンファレンス「CEDEC」に今年も登壇

前述の『ソードアート・オンライン Synthesis -The Period of Alicization Project-』は、VRchatでSAOの世界を再現した空間の中で複数人のアバターとコミュニケーション(音声を含む)ができるだけでなく、様々なコンテンツ(遊び要素)が盛り込まれたイベントです。

本プロジェクトについて、株式会社ソニー・ミュージックソリューションズ マーケティング戦略本部 マーケティング戦略オフィス チーフプロデューサーの松平恒幸さんと、「CEDEC」に登壇。

以下のようなトピックでお話させていただきました。
・バーチャルスタジオからVRChatの空間を連携してリアルタイムに配信するイベント
・複数人のコミュニケーションを促すギミック
・SAOに登場するボスキャラクターをみんなで倒することのできる大人数VRバトル
・空間が音とシンクロするオーケストラ音楽イベント
・世界配信向けにVR空間へリアルタイムで翻訳が配信

登壇時に使用した資料を公開中!以下よりご覧いただけます。

メディアアーティストの落合陽一さんやゲームAI開発者の三宅洋一郎さんと共に、SONY主催の「UNLOCK with Sony」に登壇

2021年9月23日(木)~26日(日)の4日間にわたり開催されたSONYさん主催の未来共創イベント「UNLOCK with Sony」。

「UNLOCK with Sony」は、「Spark your curiosity for the next...(未来への好奇心を刺激する)」をコンセプトに、未来を担うクリエイターのクリエイティビティと、ソニーのテクノロジーを掛け合わせた多様なコンテンツについて様々なジャンルのクリエイターが集まり、視聴者とともに模索、創造するイベントです。

2021年9月24日(金)に開催された「仮想空間が拡げるクリエイティビティの可能性 『ソードアート・オンライン -エクスクロニクル- Online Edition』」の回に、メディアアーティストの落合陽一さん、ゲームAI開発者の三宅陽一郎さん、SAOアニメシリーズプロデューサーの丹羽将己さん、SAOゲーム総合プロデューサーの二見鷹介さんと共に、カヤックのクリエイティブディレクターである天野清之が登壇しました。

『ソードアート・オンライン』の10周年記念として、11月20日(土)~12月7日(火)にかけて開催される『ソードアート・オンライン -エクスクロニクル- Online Edition』。

今回も、カヤックで制作企画から開発までを担当しています。

『ソードアート・オンライン』が劇中の中の設定でサービスを開始したのは2022年11月。実世界の時間でも、1年足らずと迫っています。

「過去10年のVRの進化をどうみますか?」と問われた天野は、以下のように回答。

昔から考えると、思っていたより技術は進化しています。とはいえ、妄想していたよりも進化はしなかったなという実感値もあります。様々なプロジェクトに携わらせていただき開発する中で試しますが、妄想していることや「こういう風になったらいいな」ができないことがまだまだ多いですね。とはいえ、バーチャルと呼ばれる世界で何かを起こせるんじゃないかという期待は、開発している側としてはあります。一方で、ハードウェアも一般的に普及していないという課題があります。体験してくれる人々を増やして、面白いものを作っていけるように頑張っていきたいですね。

ゲームの世界に没入するには3つのポイントが必要と言われています。
・大勢で同時に楽しめるリアルなVR空間
・感覚までその場にいるようなVRデバイス
・人間と区別がつかないようなAI(NPC)

この3つに対して天野は以下のように回答。

通信速度や処理速度など、やらなければならないことがたくさんあります。今はまだ5Gなので、7Gぐらいまでくれば『ソードアート・オンライン』ぐらいの大勢の人数で同時に楽しめる場が完成するのではないかと考えています。コンテンツ側の見せ方でどうにかできる部分もあると思います。技術的にできないことを、演出や見せ方で『ソードアート・オンライン』が描きたかった世界をなるべく早く提供できたらいいなと思っています。

本イベント内で初公開された『ソードアート・オンライン -エクスクロニクル- Online Edition』の映像。

VRの世界の中では、広すぎたり演出が詰まり切っていないとさみしく孤独に感じてしまうことがあります。孤独感を感じることがないようにも気を付けながら現在開発中。進捗は5割ほどですが、なるべく皆さんが想像していたクオリティになるよう、楽しんでいただけるものになるよう、鋭意制作中です。

その他にもVRの可能性などについて語っています。本イベントの全編は以下よりご視聴いただけます。

本イベント冒頭の自己紹介時に、「自身にとっての好奇心は」という問いに対して「創作へのエネルギーです。日々様々なものをつくるなかで、好奇心が刺激されるもの、人の好奇心を刺激するようなものをつくれるようにエネルギッシュにモノづくりに励んでいます」と語った天野。

今後も好奇心が刺激されるような面白いプロジェクトの発表や、11月8日(月)~12日(金)開催の「CGWORLD 2021 クリエイティブカンファレンスオンライン」に11月12日(金)20:30~21:30の枠で登壇予定です!
お楽しみにお待ちください。
講演内容はこちら

また、11月17日には「XRkaigi」にも登壇予定!

Rewriteでは、最新技術を活用したコンテンツの企画・制作を一緒に面白がれる仲間を募集しています!ぜひ、ご応募ください!

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