2017.05.11
アカツキさんとカヤックのトップ対談が実現!ゲーム開発のきっかけや思い、今後のビジョンまで赤裸々にお話しました!
カヤックは、ゲームを作り始めて今年で8年目に入りました!そこで今回は、ファシリテーターにゲームDJの安藤武博さんをお招きし、同時期にゲーム事業をスタートした株式会社アカツキのCEO 塩田さん、COO 香田さん、そしてカヤック CEO 柳澤、CTO 貝畑 の対談の様子を、Social Game Infoさんにてご掲載いただいています。
両社がゲーム開発をはじめた当時の開発状況や心境など、モノづくりに対する考えから、両社が求める人物像をはじめ、今後チャレンジしたいことやビジョンについてお話しています。ここではその一部をご紹介します。
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ゲーム開発を始めて7~8年
- 貝畑
- 当時、ゲーム開発は未経験のメンバーばかりだったんですが、グリーさんの『クリノッペ』とかを参考にしながら作っていて、それが偶然、モバゲーさんの目に留まったみたいなんです。それで、「ゲームを出しませんか」というオファーをいただいた、というのが経緯です。その時に初めて、「あ、僕等もゲームを作っていいんだ!」ということに気付かされました。僕たちはもともとWeb制作会社で、ファミコンとかプレイステーションのゲームを作る技術はありませんでしたから。ですが、モバイルでブラウザの技術を使ってもゲームを作れるということがわかって、これはぜひ参入しようということになりました。本当にそこからですね、ゲーム作りがスタートしたのは。
- 安藤
- 正直に言うと、その頃にコンソールのゲームを作っていた人間は、「Web屋がゲームを作るなんてムリ」と思ってましたからね。
- 柳澤
- 実は「スクール☆ウォーズ」が大好きなんです。落ちこぼれや不良と呼ばれる人材を集めていかに勝つかというストーリーが面白いと思っていて、影響を受けた僕らは、モバイル事業部に社内で選りすぐりのダメ人間たちを集結させて作りましたね(笑)。そんな始まり方だったので、『コンチ』のような作品ばかり出てきてしまいました。
- 貝畑
- ビジュアルはおかしなものを作っていましたが、会社として演出力や技術的には自信があったので、そういった面で高く評価いただきました。ただ、普通のゲームを作り続けていても抜きん出ることはできないので、どうせ作るなら、みんなが主人公になれるゲームを作りたいと思いました。漫画や映画と違って、自分が主人公になれるのがゲームの良いところだから、自分が成長する物語の作品を作ろうって。僕は『FF』が大好きで、『FF』をベースに、要素をソーシャルゲーム向けに置き換えて、且つ、自分のやりたいことをやってみようということで、最初のゲーム『英雄になりたい』を作りました。
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次なる“体験”の提供を目指す
- 貝畑
- ゲームの最終的な面白さや感動は、ストーリーにあると思っているんですよ。最後にエンディングで、何かを体験して、「あぁ、あのゲームは良かったな」という思い出があるから、僕もゲームを作ろうと思い至りました。そういう体験を、カヤックが作るゲームで実現させたいし、そのためには、ゲームを通して何かメッセージを届けないと、世の中には残らないだろうと思います。
- 柳澤
- 単なるおしゃべりの場だけなら、他でも出来ちゃうしね。
- 貝畑
- ゲームだけで体験できるものを表現していきたいと思っています。
- 安藤
- カヤックでゲーム事業を始めた貝畑さんがそうおっしゃるということは、今後「コンシューマーゲームでゼルダに勝ちたいんです」みたいな良い意味でヤバい奴がカヤックに入ってきたら、「ゼルダに勝つためのプロジェクト」が始まる可能性もあるってことですよね。
- 柳澤
- あり得るかもしれませんね(笑)。
- 一同
- (笑)
- 安藤
- コンソールゲームをゴリゴリ作りたい人こそ、野心を持って、カヤックさんとアカツキさんの門を叩くというのは面白いですね。だって、トップが“ワンチャン”あるって言ってるわけだから。
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Special Thanks
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