約3万4000人のユーザーが「ファボ」した人気移住地域ランキング 『SMOUT移住アワード2021』結果発表 | 面白法人カヤック

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2022.04.11

約3万4000人のユーザーが「ファボ」した人気移住地域ランキング 『SMOUT移住アワード2021』結果発表

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プレスリリース報道関係社各位

520地域から選ばれたのは、

【市区町村部門】1位 山口県萩市、2位長野県伊那市、3位 兵庫県豊岡市

【県部門】1位 長野県、2位 兵庫県、3位 山口県

株式会社カヤック(本社:神奈川県鎌倉市、代表取締役CEO:柳澤大輔)は、自社が運営する移住・関係人口促進サービス「SMOUT」に登録する一般ユーザー3万4000人※が、地域の発信する情報に対し「ファボ(興味ある)」した合計8万3263件(期間:2021年4月1日〜2022年3月31日)のうち、上位30地域を『SMOUT移住アワード2021』として結果発表します。

■2021年度の地域発信情報(プロジェクト)トレンド

<ポイント>

1.島、海沿い、温泉地、山間地プロジェクトが目立つ。長引くコロナ禍で自然豊かな場所で働く/暮らす、
 ワーケーションするニーズが一層高まったといえる。
2.移住を前提とせず地域で複数の生業をもつ「マルチワーカー」や「半農半X」の募集が約10倍に増加
3.移住する前に地域の暮らしを体験できる「移住ツアー」や「お試し住宅」の滞在募集が人気

2020年から始まったコロナ禍も2年目に突入。総務省が1月28日に発表した2021年の住民基本台帳の人口移動報告によると、東京23区が外国人を含めた集計を開始した2014年以来初となる転出が転入を上回ったと発表したように、都心から人が出ていく動きが進んでいます。この2年のうちに首都圏を中心にリモートワークが定着しつつあり、ホテルや自治体でもワーケーションを推進する動きが盛んになりました。SMOUTでも温泉地や歴史街、海や山のリゾート地でのワーケーションプロジェクトが昨年よりも約2倍に増えています。
また、総務省が2020年6月に設けた「特定地域づくり事業協同組合制度」を活用し、複業の働き方を後押しする「マルチワーカー(季節毎の労働需要等に応じて複数の事業者の事業に従事)」募集や、「半農半X」といったワードを使ったプロジェクトが昨年よりも約10倍に増加(2020年度2件→2021年21件)しました。
リモートワークの定着が進むにつれ増えている移住者ですが、一方で移住後のミスマッチも増えてきています。そのため、移住前にお試し移住したり、暮らしを体験できる「移住体験ツアー」「お試し住宅」のニーズが根強くあり、温泉地や古民家での体験に人気が集まりました。

SMOUTでは、2022年3月末現在のユーザー数が34,238人と、2021年3月末時点(23,037人)と比較し約1.5倍になりました。今後も、多様な暮らし・働き方を考えるユーザーや地域の皆様の架け橋となるプラットフォームを提供して参ります。

■ 『SMOUT移住アワード』とは?

 移住・関係人口を促進するプラットフォームサービス「SMOUT」は、2018年6月のサービス開始以来、年度ごとに地域の活動を表彰する『SMOUTアワード』を実施してきました。2020年から続くコロナ禍により、脱都心やリモートワークによる住居の自由度が高まったことから、会員数が2019年から比べ、倍と大幅に増えています。2021年度からは、市区町村だけではなく都道府県もアワード対象に入れ、10月に上期半期の中間発表をいたしました。2021年度年間の最終結果を発表し、上位3位に入賞した地域を表彰いたします。

【市区町村部門】

1位 山口県萩市

2020年度3位、2021年上半期4位から1位に躍り出た萩市。ワーケーションというトレンドを踏まえ、歴史・文化、自然、温泉、古民家、空き家、関係人口から移住まで、バランスよく幅広いテーマを網羅したプロジェクトが並び、人気を呼びました。地域おこし協力隊が「ローカルエディター」として活躍。地域のコンテンツを発掘し、写真・動画・文章で萩の魅力を高頻度で発信し、関係人口づくりに貢献しているのも特徴です。また、複数の事業所からの仕事を組み合わせ、マルチワーカーとして働いてもらう、総務省の「特定地域づくり事業協同組合制度」を活用した募集を山口県でいち早く導入し、注目されています。

<人気プロジェクト例>
・【2022年3月OPEN予定】築200年の古民家で小商い&スタッフしませんか?
・ワーケーション企画始動!歴史と自然あふれる街で働きながら休みを楽しみませんか?
・\山口県内初/季節を通じて様々な仕事をするマルチワーク!はぎ地域づくり協同組合の職員を募集します!

萩市が2年連続上位にランクインしたのは、官民連携したチームが一体となり、最新のトレンドを分析しながら、移住促進、関係人口づくりに取り組んだ成果だと思っています。
2021年は、移住者を確保するため「地域情報と空き家情報」をセットで紹介するプロジェクトをシリーズ化し、また、関係人口を増やすために「文化財施設でワーケーション」の企画を実施するなど、SMOUTユーザーのニーズに応じたプロジェクト発信に注力しました。
この1年間、いろいろなカタチで萩を応援していただきありがとうございました。
2022年4月、萩市の中心部に「はぎポルト‐暮らしの案内所‐」がオープンしました。ここは、萩への移住を検討している人や、萩と関わりたい人と地域をつなぐための拠点です。
今後も、萩市に眠る魅力的で面白い情報を発信し、萩に関わる人を増やせるよう取り組んでいきます。はぎポルトでまっちょるね!

担当:萩市総合政策部おいでませ、豊かな暮らし応援課 課長補佐 釼物佳代子

総ファボ数 2,627件
プロジェクト数 63件
平均ファボ数 42件

2位 長野県伊那市

2020年度2位に引き続き、2位をキープした伊那市。「週24時間・副業OK」の地域おこし協力隊も特徴的で、プロジェクトでもタイトルでうたうなど上手くPRしています。「森の価値を再発見・再編集する実践型スクール」など、農業・林業も目立ち、ユニークな切り口が特徴。2020年度のアワードTOP3の伊那市、萩市、豊岡市が共同で行ったお手伝いプロジェクト「農家のお手伝いをする体験企画」では、3市が合同オンラインイベントやスナックを実施して話題になりました。また、伊那市といえば教育移住で注目を集めています。自然豊かな環境で、学校独自の多彩な教育を受けられると人気。地域と子どもたちを教育を通してつなぐキャリア教育コーディネーターの募集や、学校見学オンラインツアーのプロジェクトも上位になりました。

<人気プロジェクト例>
・週24時間・副業OK//地域おこし協力隊になって農家民泊はじめませんか?
・信州伊那谷発!官民連携の実践型スクール“伊那谷フォレストカレッジ”。
エリアも業種も越境して、新しい森の可能性を再発見・再編集しませんか?
・お手伝いプログラムを決めるのは、あなたの「やりたい!」。
農業にとどまらない、地方との関わりしろを見つけませんか?

この度は「SMOUT移住アワード2021」に選出いただきありがとうございます。
多くの方に伊那市を知っていただき、そして繋がっていただけたこと、非常に嬉しく思います。
伊那市に移住を検討される方、興味をお持ちの方、お住まいの方など、皆さんに伊那市が魅力的な地域であることを知っていただきたいとの思いから、情報発信を続けていますが、
私たちもイベントやセミナーなどを通じて多くの方と交流することで、楽しい時間を過ごさせていただいています。
SMOUTを通じて伊那市に関わっていただいたすべての皆さんに感謝いたします。
これからも皆さんの声をお聞きしながら、魅力的な情報発信をしていけたらと思います。
令和4年度は移住・定住コーディネータも変わり、移住・定住相談窓口も新体制となって、また違った視点での情報をお届けできるかと思いますので是非ご期待ください!
この度は本当にありがとうございました。これからもよろしくお願いします。

長野県伊那市 地域創造課 移住・定住相談窓口 田尻勇木

総ファボ数 2,558件
プロジェクト数 65件
平均ファボ数 39件

3位兵庫県豊岡市

2021年上期と同じく3位以内をキープ。地域おこし協力隊の人数は、これから着任する方も併せると約50人に。これだけの数が集まっている地域は全国有数です。映画や演劇によるまちづくりを推進し、演劇祭×まちづくり、アート好きの募集などクリエイターを積極的に募集しています。また、「麦わら細工」の職人、伝統工芸「豊岡杞柳細工」といった伝統産業の担い手や、猟師体験、高校生とまちづくりといったユニークなプロジェクトが揃い、今後も目を離せない地域です。

<人気プロジェクト例>
・8/3締切!「飛んでるローカル豊岡」の魅力を最大限伝えたい!一緒にぶっ飛んでくれる仲間を募集!
 まずはお得に1週間!関西随一の海水浴場「竹野浜」を目の前にご家族とプチ移住してみませんか?
 ワーケーション利用も可!
・1月10日〆 協力隊で初めの一歩を!開湯1300年の温泉街で受け継がれる「麦わら細工」の職人を目指しませんか?
・☑ホンモノ猟師に会いに行く。「年間の肉代はほぼゼロ!」の猟師と猟場へでかけませんか?
 1回1組限定で随時募集中!

この際、ちょっとだけ自慢させてください。2019年度アワード準グランプリ、2020年度第1位、2021年度第3位、SMOUTネット関係人口スコア第3位と、SMOUT内で豊岡市が人気の地域として認知されてきたことを実感する今日この頃です。

2021年度もSMOUTを通じて「たくさんの素敵な出会いがあったな」と振り返るとともに、これからも素敵な出会いが待っていることにワクワクしています。
豊岡に興味を持たれた方、やりとりさせてもらった方、実際に豊岡に移住された方はもちろん、同じ志を持ち地方を盛り上げるべく頑張っている自治体職員やその地域の方たちとの出会いは、SMOUTを活用してできた財産です。まさに縦横無尽に多様な人と繋がることができるツールだと実感しています。

これからも、「『飛んでるローカル豊岡』って、ホンマにぶっ飛んでて、オモロいまちやな!」って思ってもらえるようなアイデアや企画を地域の仲間たちと考え、SMOUTを通じてどんどん発信していこうと決意を新たにしました。
豊岡市 環境経済課 定住促進係 係長 沖中 正孝

総ファボ数 2,455件
プロジェクト数 53件
平均ファボ数 46件

4位~30位

※2020年度「-」は登録がなかった地域

【都道府県部門】

1位 長野県

2021年上半期に続きTOPを独走し、2位以下を引き離す結果になった長野県。関係人口づくりの好例となる、空き家の片付けを一緒にしようと呼びかけた塩尻市のプロジェクトは、斬新な企画としてSMOUTチームでも話題になりました。飯田市、駒ヶ根市の空き家オンラインツアーも人気に。自宅にいながら地域の空き家を見学できる手軽さで注目を集めました。

<人気プロジェクト例>
・「いばしょなんて自分で創れよ!」【攻める空き家バンク】片付ける!から始まる地域接点。
 一緒にやろう!!関係人口の深度の深掘り@長野県塩尻市(塩尻市)
・25年続くイチゴ園で安定した半農をしながら、夢を叶える人生を送りませんか?(駒ヶ根市)
・【まだまだ参加者募集中!】自宅にいながら空き家を覗いてみませんか?
 ~オンラインセミナーいいだのもり‘空き家見学ツアー’~(飯田市)

この度は「SMOUT移住アワード2021」で1位にランクインし、大変光栄に思います。 
長野県は、自治体数が77市町村と全国で2番目に多く、それぞれが地域の特色を活かした多様な地域づくりや移住の取組を進めています。今回のランクインも、県内自治体をはじめとする関係者の皆様がSMOUTのプラットフォームを積極的に活用され、地域の魅力をプロジェクトとして発信した結果であると考えており、この場をお借りし感謝申し上げます。
コロナ禍を契機に、都市圏に暮らす皆さんの地方暮らしへの関心が高まったと言われる中、地域を知っていただくきっかけづくりや具体的な関わりしろの存在が今後ますます大切になってきます。
長野県では引き続き県内自治体と連携し、従来の移住施策に加え、関係人口の創出・拡大にも力を入れ、より多くの皆さんに地方暮らしの魅力をお届けできるよう取り組んでまいります。

長野県 企画振興部 信州暮らし推進課 松本弘樹

総ファボ数 8,636件
プロジェクト数 214件
平均ファボ数 40件

2位 兵庫県

2021年上半期の2位をキープした兵庫県。1位の豊岡市に加え、養父市、香美町といった北部地域が魅力的なプロジェクトを多く出し貢献しました。各地域とも、人気の「地域おこし協力隊」プロジェクトが注目を集めました。また、協力隊に加え、空き家の活用や起業、副業兼業者と地域事業者をつなげるなど、新しいことを起こす人の募集も人気となりました。

<人気プロジェクト例>
・8/3締切!「飛んでるローカル豊岡」の魅力を最大限伝えたい!一緒にぶっ飛んでくれる仲間を募集!(豊岡市)
・【地域おこし協力隊募集】移住対策・空き家対策に取組み養父市を一緒に盛り上げませんか!(養父市)
・おじろに恋して移住した、私に会いにきませんか? 〜1泊2日の移住体験ツアー〜(香美町)

上半期に続き、通年でも本アワードにランクインさせていただき、大変嬉しく思います。兵庫県内の41市町のご担当者様や移住促進に取り組んでいただいている関係者の皆様のおかげです。誠にありがとうございます。
兵庫県の風土から生まれる“多様性”こそが本県の魅力であり、その多様性が多くの方々の“住みやすさ”に繋がっていると感じています。引き続き各市町・関係者の方々と共に食、気候、利便性、歴史、そして人、などなど語りきれないひょうごの魅力を、より多くの皆様に感じていただけるよう発信していきます。

兵庫県企画部地域振興課 森 隆朗

総ファボ数 5,478件
プロジェクト数 145件
平均ファボ数 38件

3位 山口県

3位の山口県も、2021年上半期3位をキープ。1位の萩市に加え、県下の美祢市、岩国市のプロジェクトも健闘しました。自然豊かな地の利を活かした、アウトドア、温泉、島を打ち出した移住・関係人口施策が特徴でした。また山口県のライブ配信イベント「YY!ターンカレッジ」の紹介も上位に。山口県自体のプロジェクトで781のファボを獲得するなど、県主体の情報発信が奏功しました。

<人気プロジェクト例>
・秋吉台しか“勝たん”!日本最大級のカルスト台地くらし体験ツアー(美祢市)
・ワーケーション企画始動!歴史と自然あふれる街で働きながら休みを楽しみませんか?(萩市)
・【アウトドア×美味しい暮らし】阿武町にできる滞在型交流拠点でカフェマネジメントしませんか?(山口県)

このたびは、上半期に続き、「SMOUT移住アワード2021」にランクインさせていただき、誠にありがとうございます。
山口県では、県、市町、関係団体等からなる「住んでみぃね!ぶちええ山口」県民会議を主体に、関係者の皆さまと連携・協働して、やまぐち暮らしの魅力を発信しており、ひとえに、皆さまのご協力のおかげと感謝いたしております。
山口県は、豊かな自然と温暖な気候風土に恵まれ、暮らしやすい県と言われています。
新たにチャレンジしたい、地域づくりに関わりたい、自然・文化に親しみたい等、いろんなライフプランを希望されている方が山口県で新しい生活を実現できるよう引き続き、取り組んでまいります。
今回のランクインを励みに、山口県の「海も、山も、美味しい食もある暮らし」を今年度もお伝えさせていただきます。

山口県 総合企画部 中山間地域づくり推進課 やまぐち暮らし創造班 田村 日登美氏

総ファボ数 5440件
プロジェクト数 164件
平均ファボ数 33件

■SMOUT移住アワード2021 概要

SMOUTユーザーが地域の発信する情報に対し、期間中に「ファボ(興味ある)」した数を集計しランキング。

集計期間 2021年4月1日〜2022年3月31日
総ファボ数 83,263件
参加地域数 日本国内520地域
※国内外の登録地域数768のうち、期間内にプロジェクトを公開した地域
一般ユーザー数 34,238人
プロジェクト数 5,656件

(全て2022年3月31時点)

<訂正>
「SMOUT移住アワード2021」の概要にある、参加地域数とプロジェクト数の集計に誤りがありましたので、2022年4月12日10時25分に訂正いたしました。

・参加地域数  (訂正前)309 ー→(訂正後)520
・プロジェクト数(訂正前)2668 ー→(訂正後)5,656

本文中の一般ユーザー数に誤りがありましたので、2022年4月27日11時に訂正いたしました。

・ユーザー数  (訂正前)33,762人  ー→(訂正後)34,238人

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