カヤックが考える「健康経営」の話。 | 面白法人カヤック

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2016.01.09

#面白法人カヤック社長日記 No.2
カヤックが考える「健康経営」の話。

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明けましておめでとうございます。

2016年がいよいよスタートしました。

皆さん2015年はどのような年だったのでしょうか。そして、2016年はどのような年にしたいでしょうか。今回は、新年1発目の社長ブログということもあり、抱負のようなものを書いてみたいと思います。

自分にとって昨年がどんな年だったかというと、「心身ともに健康であるとはどういうことか?」それを考えるきっかけをいただけた年だったのではないかと思います。これは僕個人における健康だけではなく、法人という組織においての健康、それぞれについてといえます。

上場経営者としてたくさんの初経験をさせていただく中で、心身ともに健康であることはもはや自分のためではなく、多くの関係者に対する責任であるという事実を今まで以上に体感した年でした。

もともと立場的なこともあり、食生活や適度な運動といった日々の習慣は、20代に比べ30代ではどんどんストイックになっていったので、40代に突入したこれからもまたそうなるのだろうなと思います。

ただ一方で、いろんな習慣が増えすぎるのも考えもので、健康を意識しすぎるあまり不自由になりすぎないようにとも思っています。なんせ、健康になるために生きているわけではなく、もっと別の使命があって生かされていると思うからです。

ちなみに、昨年始めた習慣の中でよかったものとして、目の健康という意味で、視覚を鍛える訓練を続けていますが、こちらは読書量を増やすことに繋がるとともに、老眼防止にも役立ちそうです。

しかも、目も鍛えれば変わってくるもので、この年になっても人間の体の可能性というものはまだまだ捨てたものじゃないと勇気づけられました。

余談ですが、人間が本来もつ肉体の驚異的能力への関心は、ここ数年で世の中でも高くなってきている気がします。人間のアナログな能力を、デジタル技術を使ってより効果的にトレーニングし、鍛え直していくということは今後ますます増えていくでしょう。

テクノロジーの進化でどんどん世の中が便利になり、結果、人間の物理的能力は退化していくと昔は考えられてきましたが、そうではなく、むしろテクノロジーが進化するからこそ、その過程で退化した人間の物理的能力を逆に復活させたり、その結果さまざまな超人(人の域を超えた人間)が増えていくという方向が人間の進化ではないかと思います。

話を戻して、一方、個人だけではなく、法人という組織の健康の重要性についても、仲間から本気でそのことについて考えるきっかけをもらい、今後、より一層真剣に取り組むべきテーマであることを全社員が共通認識として持てた年だったのではないかと思います。

そもそも法人において健康であるということはどういうことなのか。人間がつくった人工物としての法人の健康というものを単純に考えると、それは財務的な観点からの良し悪しがその指標になると言えると思います。事業を営むための人工的な生き物なので、財務状況が悪いと死に至ります。

ただ、いくら人工物であっても、結局その法人をつくりだしている1つ1つの要素は、人間です。財務という指標だけで突き進めば、時に一人ひとりの人間の健康を損なうという事態が起きてしまう。そこに対しても法人は何らかのサポートをする必要がある。そういう時代にこれからなるんだろうと思いますし、だからこそ、「健康経営」というキーワードが誕生し、昨今頻繁に耳にするようになったのではないでしょうか。

CHO(Chief Health Officer)という肩書の方も増えてきたように思います(まだ身近で出会ったことはないですが・・)

「健康経営」という言葉には、法人の財務状況をよりよくするという意味ではなく、その組織で働く社員個人の健康に気をつける経営という意味が込められています。だから正確には「働く社員一人ひとりを健康にする経営」ということなのだと思います。

そういうわけで、2016年、面白法人の人事部においても「健康経営」というキーワードも1つ取り組むべき重要なテーマになりました。カヤック社員は全員人事部ですので、全員で取り組んでいくべき課題だと考えています。

では「健康経営」というキーワードの名のもとに、一体何をすればよいのでしょうか。

例えば、身体にいい食材を出す社員食堂を用意するとか、社員の運動をサポートするとか、一人ひとりにあわせた勤務体系を対応していく、そういった具体的なアイデアは考えれば出てきます。ですがこれはアクションプランです。

経営とは指標です。つまり、経営する上でどの指標を追いかけて何をもってよしとするか、そこに取り組むことが経営そのものです。指標が決まったら、それに向かったアクションプランを考えて実行していけばよい。

よくも悪くも指標を決めるとそれを追い求めていくことになるのが組織なので、その指標を使ってよい方向にも悪い方向にも運ぶと思うのです。

まず、そのように考えて昨年、人事部(専属)のメンバーとともにいろいろと、リサーチや検討をしました。

その結果、カヤックとしてまずは一旦、ここ数年は、医療費の額を1つの指標とすることにしました。医療費がどのぐらい会社によってかかっているか?他社との比較ではなく、自社内の医療費を昨対比で算出することは可能です。ですので、昨年よりも医療費を減らすことを目標として設定することに至りました。

「健康経営」、若干流行りのキーワードである感じは否めません。また、健康領域のビジネスへの注目度が高いのもご存知の通りです。ただ、今は流行りだとしても一過性のものではなく、人間の営みの中においては不可逆的なものの一つであると思います。

またもや余談ですが、一過性のものであるか、不可逆的なものであるかを見極めるとき、50年後の未来を想像してみてそれが定着しているかどうかを想像してみるとよいと思います。

ただ、いきなり今から50年後の未来を想像するのは難しいので、その想像をするにあたって、50年前の日常を逆に調べてみます。そうすると今の自分の感覚ではありえないようなことが50年前には平気であったりして、びっくりします。そのように考えると、おそらく今の僕らの感覚で正しいと思っていることが、50年後の未来の人には、絶句されるようなこともあるかもしれません。

そういう観点から50年前と比較すると法人の持つ社会的責任は、圧倒的に増しているのではないでしょうか。例えば、CSR(Corporate Social Responsibility)からCSV(Creating Shared Value)が重要になっていたりするのもその流れの1つです。

ちなみに、CSVに関する本を読むと戦略上これからますますそういった視点が重要になるんだろうなと感じますし、CSVと事業戦略が上手くはまっている事例を読むと、規模の経済が働いている場合多く、大企業に習うこともたくさんあります。

いずれにせよ、法人に社会的責任が増す時代というのは、法人が力をすごく持っているからこそ責任があると捉えることもできますし、一方で法人よりも個の力が強くなり、組織の吸引力が弱くなっているからこそ、社会的責任を果たす法人じゃないと人が集まらない。とも捉えられるのですが、どちらの捉え方をするにしても向かう先は一緒だろうと思います。

そんなわけで、少し長くなりましたが、わが社でもCHOを募集したいと思っています。

また、せっかくなので面白い健康施策も世の中に発信し、会社という存在をより面白い存在にしていくカヤックの使命も果たしていきたいと思っています。

興味のある方お待ちしております。

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