ランニング部の活動報告ε=ε=┏(゜ロ゜;)┛ | 面白法人カヤック

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2013.10.26

ランニング部の活動報告ε=ε=┏(゜ロ゜;)┛

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カヤック社内には、ランニング好きな人たちのグループがあり、彼らは走行距離を測れる「nike+」というアプリを使って、毎月何キロ走ったか、競い合っています。企画の発案者であるディレクターの瀬尾浩二郎がブログで、ランニングの結果や、クリエイティブとランニングの共通点を述べていたので、その抜粋を社外の方たちにもシェアします。

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ランニングをいざ始めてみると、なまっていた体を叩き起こし、朝早くに外をランニングするのは、なかなか爽快だった。たった3kmのランニングでも、普段とは違う日常の時間の使い方に興奮を憶えた。律儀にビリーズブートキャンプを5年間かかさず行っていたせいか、思っていたより走れたのも、うれしい発見だ。

さらなるモチベーションアップのために、「nike+」を使って、会社のメンバーと毎月の総走行距離を競うことを思いついた。

レベルが離れないように、アスリートっぽくない人を集めたつもりが、人選を誤ったのか、元陸上部の君塚史高や、週末に10km走る高橋航平など、ハイレベルなメンバーが12人集まってしまった。とんだ誤算である。

しかし、総走行距離を競うと言うのは、単純な体力勝負ではない。それは、常日頃の努力、強いて言えば、精神力を競うレースだ。クリエイターとして、体力で負けても、精神力では負けられない。密かに、絶対に勝つことを心に誓った。

いざレースが始まり、競争が市場を活性化するという現実を思い知らされる。初日の金曜日に5km走り、土曜日に10kmランに挑戦。これで充分だろうと日曜日の朝、筋肉痛とともに目を醒ましたらトップのランナーの走行距離が25kmに達していた。スタートダッシュで負けるわけにはいかない。痛みに耐えながら、さらに10kmを走った。

いろんなタイプのランナーがいた。平日の夜中にいきなり20km走るランナー。毎日コンスタントに5kmずつ距離を積み上げるランナー。自分は、最初の3日間で足首を痛めてしまったが、だましだまし走りながら、なんとか先頭集団に追いついた。

第二週目に入り、それぞれのランナーのペースが決まって来た。自分がとった作戦は「早いカメ」だ。長距離は走れないが、コンスタントにカメのようにコツコツと距離を伸ばすというもの。レース期間中に筋力をアップさせるため、負荷をかけて2日間で15km走り1日休むというサイクルを設定した。これで月間150kmペース。レース前の予想では「100~120km」がトップ争いになると言われていたので、トップを狙えるペースだ。

ランニングを始めると健康体になり、朝から脳が活性化して日中の集中力も高く仕事のメリハリがつくと言われている。まるで悩み事の8割が消えてなくなるような触れ文句であったが、現実には悩みが8割増しになった。常に足のコンディションを気にし、睡眠時間を削って走り、体調的には肉体の限界方面に振り切った感じだ。

「手段と目的が入れ替わっては意味がない」と言う人がたまにいるが、それは、もったいない話だと思う。なぜなら、手段と目的が入れ替わったタイミングこそ面白く、凡人が唯一、天才側に足を踏み入れた世界を体感できる瞬間だからだ。

レースも中盤を越えたところで、休日にフルマラソンの距離を走ってくる猛者、出沼翔太が現れ、一気に抜かれた。一度に10kmしか走れない自分は、最終的に彼と30km近くの差をつけないと、おそらく、ラストスパートで抜かれることになる。レース後半の集中力が緩むところで、気づかれないようにランニングのペースを上げることにした。

レースの終盤では、フルマラソンの距離を休日に走る出沼翔太と、毎日走って通勤する橋本大和が、トップの僕に迫ってきた。なんとか逃げ切るために、最終日前日に溜まっていた代休を取り、20km走った。しかし翌朝、筋肉痛と関節痛が過去最大のものとなり、走行不可能になり、けっきょく2位という結果に終わった。総走行距離は157km。10kmの走行が計測失敗に終わったのも響いた。

ランニングをしていく中で、僕は、クリエイティブとランニングの共通点を発見した。

毎日同じルートを同じように走っていたが、反復を繰り返しながら、自分の状態を出来るだけ詳細に観察できるようになった。反復作業の中でどれだけ効率を上げられるか、集中力を上げるか。それは、クリエイティブとランニングに共通する部分だろう。

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瀬尾はこのあとヒザを壊してしまい、いまはプールでリハビリに励んでいます。走るときは、気をつけましょう。

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