2: 鎌倉本社と旅する支社

海と山に囲まれた古都鎌倉。
そこを本社とする。
この選択は多少勇気がいる。
東京都心から電車で1時間弱。この都市部との距離はどうしても物理的なデメリットは否めない。

だから、「なぜ鎌倉なのですか?」よく聞かれる。

そんな時はこう答える。

「それは、海と山と寺(神社)があるからです」

この単純な回答をすると、それ以上は聞かれない。
おそらく、感覚的には共感していだけたのではないかと都合よく解釈している。

働く場所、住む場所、にはこだわりたい。
カヤックが最高だと思う場所。 それが鎌倉(現時点では)。

そして、時にはまったく違った異国の地に住んでみたいもの。
でも日々の仕事があるとなかなかそれを投げ出してまではいけないなぁ。

そこで考えた仕組みが「旅する支社」。

行きたい場所ならそれは海外であってもどこでも、一時的に事務所を数ヶ月借りちゃう。
そして社員で交互に仕事をフォローしあいながら、普段している仕事を別の場所でやってみる。
長い人では1か月以上も滞在する。

つまり、言ってみれば、臨時の支社設立。

それが旅する支社。

24時間遊び24時間働く

鎌倉本社と旅する支社。

どちらも、働く場所を問わないスタイル。
幸いカヤックのメインの業務領域(IT業界)は、比較的場所を問わない。
どこにいてもネットに繋がる。
移動中の電車の中だって仕事ができる。
テレビ会議をも最近ではずいぶんと活用されている。
いずれは、もっと進化して、ホログラフィなどの技術で、まるでその場にいるかのように体感できる時代にだってなるはず。
だから率先して今のうちからトライをする。
みんながみんなバリバリのビジネス街で高層ビルで働く必要はないでしょう。
誰かが挑戦しないと。

でも、現時点ではビジネスにおいて、 地理的条件が不利になることはまだまだ多いのが正直なところ。
だからこそ、1時間1時間、毎分毎秒を無駄にしない覚悟が必要。
24時間遊び24時間働く。
遊びの中にこそ仕事のヒントがあり、仕事の中にこそ人生を楽しくするヒントがある。

そもそも、 海や山で遊びたいから、鎌倉に本社を置く。
海外に長期滞在してみたいから「旅する支社」なんて制度をつくる。
そんな単純にやりたいことをやり続けるには、それなりの覚悟が必要。
路上の石にすら感動して涙を流す研ぎ澄まされた感性と努力が必要(大袈裟に)。

だから、「プライベートと仕事は違う」なんていってられない。
2つの価値観をもってたらどうやったって人生のスピードは遅くなる。
そもそもカヤックという組織が、 本当に自分のやりたいことができる場所であれば、わける必要なんてない。
自分のやりたいことをやれる組織。そういう組織にしたい。

鎌倉に本社を置くということはそういう組織を目指すということ。

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3: サイコロ給とスマイル給