海と山に囲まれた古都鎌倉。都心から電車で1時間のギリギリの場所。
そこを本社とする。
この選択は多少勇気がいる。
都市部との距離はどうしても物理的なデメリットは否めない。
けれど、余りあるメリットもある。
朝、裏山を散歩して汗をかいてから出社する。
波がいいから、夕方ちょっとぬけだして…戻ってきて仕事する(眠らないでね)。
遠方からのクライアントには、夏場は一番おすすめの海の家でランチにご招待…。
こんなスタイルに共感できる人も必ずいるはず。
遊びと仕事を両立させる理想の生活スタイル。

今まで何度か実践している臨時の、短期移住型の海外オフィス。
それが「旅する支社」。
仕組みはこう。
海外に数ヶ月間滞在できる拠点を借りる。そしてそこに社員が交互に遠征。
日本でする仕事を、場所を変えて、海外でやってしまおうという発想。
社員旅行ではなく、短期間の臨時海外オフィス設立。
ふだんと違う場所で働くことによるモチベーションアップと、
仕事後に異国の文化や食に触れられる一石二鳥のシステム。
これも上記と同じ発想で、マイナス面を凌駕するプラスがある。

鎌倉本社と旅する支社。
どちらも、働く場所を問わないスタイル。
幸いカヤックの業務領域(IT業界)は、比較的場所を問わない。
もちろん打ち合わせ等で、都心に出ていく必要性は今のところなくならないが、
今は電車の中だって仕事ができる。
どこでもほぼインターネットに繋がる。
今後、通信の発達がますます進み、さらにカバーしてくれるはず。
だから率先してこういうトライをする。
みんながみんな都内の高層ビルで働く必要はないでしょう。
誰かが挑戦しないと。
でも、ビジネスにおいて、
地理的条件が不利になることはまだまだ多いのが正直なところ。
だからこそ、1時間1時間、毎分毎秒を無駄にしない覚悟が必要。
24時間遊び24時間働く。
そもそも、
海や山で遊びたいから、鎌倉に本社を置く。
海外に長期滞在してみたいから「旅する支社」なんて制度をつくる。
そんな単純にやりたいことをやり続けるには、それなりの覚悟が必要。
路上の石にすら感動して涙を流す研ぎ澄まされた感性と努力が必要。
だから、「プライベートと仕事は違う」なんていってる人は間違っている。
2つの価値観をもってたらどうやったって人生のスピードは遅くなる。
そもそもカヤックという組織が、
本当に自分のやりたいことができる場所であれば、わける必要なんてない。
自分のやりたいことをやれる組織。そういう組織にしたい。
むかし小学生の頃、「ドーナツ化現象」という言葉を習った。
仕事と生活を切り離し、人生の中心がポッカリと空いてしまった、暮らしのイメージ。
もちろんこれは偏見だけれど、
僕らは仕事と遊びをひとつにしたい。
そのためには、徹底的な覚悟で24時間遊び24時間働く気概が必要。
遊びの中にこそ仕事のヒントがあり、仕事の中にこそ人生を楽しくするヒントがある。
全社員がそういう意識で活動している組織は強い。
鎌倉に本社を置くということはそういう組織を目指すということ。