2. サイコ給とスマイル給

サイコロ給

世界でも類をみないユニークなカヤックの給与システム。
それが「サイコロ給」。
これは、毎月サイコロを振って給料を決める社内の恒例行事。

基本給×サイコロの出目%=サイコロ給

毎月「給料×(サイコロの出目)%」が、+αとして支給。
つまり、月額30万の人が、サイコロで6をだしたら、
30万円×6%=1万8千円が毎月+αで支給されるということ。
よく誤解されるけど、給料が減ることはないので安心。

サイコロで給料を決めるなんて不謹慎?
いや、人間が人間を評価するなんて、そもそもいい加減なもの。
もっともらしく説明したって、
上司の感情1つで、どうにでも変わってしまうもの。
だったら、給料の仕組みもそのくらいの遊びがあっていいのでは?

自分の客観的評価を見つめるのは必要だが、
他人からの評価で、暗い気持ちになるのはもったいない。
人間には、資本主義のモノサシで測れない価値もあるのだから。

そんな思いで、カヤック創業時から取り入れてるのがサイコロ給。
この仕組みがあるから、初心に立ち返ることができる。
カヤックは、学生時代の友達3人で立ち上げた会社。つまり、
価値観の近い人たちの集団だ。でも、そのうち時間にのみこまれ、
お金に対する価値観が変わることもあるかもしれない。

だからこそ、毎月サイコロを振って初心に返る。
人間の評価や運命を、最後の最後は、天に託そうじゃないか。

サイコロを振るたびに、僕らはそう思うのです。

スマイル給

2006年、社員のアイデアから導入した新しい給与制度。
それが「スマイル給」。
某FCチェーンのスマイル0円から、ヒントを得ました。

支給額は、ゼロ円。
仕事の喜びは、お金で測れるものだけじゃない。
だったら、お金に換えられない報酬を
「給与」にできないだろうかという試み。

仕組みはこう。
社員の誰もが、毎月ランダムに別の社員1人を評価する。
ただし、その評価は相手の長所に限る。
それを「スマイル給」と称して、給与明細に記載する。

たとえば、
「いつも丁寧な仕事をありがとう給 0円」
「●●プロジェクトお疲れさま給 0円」
「菩薩給 0円」
「社長の貫禄給 0円」
「年中無給 0円」
などなど。

各自の「スマイル給」が、なぜ上のようなネーミングなのか、
その解説を社内のイントラネットで公開。
これで、全社員が、みんなのスマイル給を閲覧できる。
他の人の「スマイル給」を見て、
その人の新たな面を発見することもよくある。

仲間が、ここを見てくれている。ここを認めてくれている。
0円だけど、0円以上のお金に換えられない価値がある。
それが「スマイル給」。

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