ビフォー
『真面目で優等生』の殻をいつまでも破れない...!
3 すべては手を挙げたことからはじまった ー藤澤伸の勇気ー

2013年春、カヤックにひとりのエンジニアが入社した。名前は藤澤伸(のびー)。

入社当初から、仕事が早くて完璧で優秀なエンジニア、と言われていたのびー。

「なんでも勉強だ」と思いながら、素直に振られた仕事に取り組んでいたけれど、実はひそかに満たされない気持ちを抱えていた。

アイデアで一目置かれたり、ぶっとんだキャラを売りにしている同期を見て、ときには羨ましく思ったりすることもある。

そう。のびーは、いい意味でも悪い意味でも優等生。
なかなか真面目キャラの殻を破れない、悶々とした日々が続いていた。

入社して半年が過ぎた頃のこと。

のびーのもとに、人生を変えるきっかけとなったメールが届く。

“漫画『暗殺教室』の特設サイトとイベントコンテンツの制作に関わりたいクリエイター募集!”

「『暗殺教室』といえば、僕の大好きな作品じゃないか。最新刊まで全部読んでるし、絶対に自分がやりたい!」

「僕に、やらせてください!」
初めての立候補──

のびーは、初めて自分から手を挙げる。

制作に関わることになったのは、『暗殺教室』のメインキャラクター殺せんせーが出現する特設サイト。

漫画の世界観をウェブで表現する。必然的にエンジニアの力量が問われる難易度の高い仕事だ。

「勝負だ!」

自ら手を挙げたからこそ気概も大きかったし、そのぶん責任も感じる。だからこそ、のびーは積極的に発言し、あらゆるアイデアを実装していく。

そして完成したサイトは、原作のファン以外にも広く話題を呼び、イベントも大成功をおさめる。

この出来事から、のびーはこんなことに気がつく。
「そうか。受け身でいるよりも、クリエイターとしてどんどん自分から動いたほうが得なんだな」

暗殺教室の件以来、のびーは、楽しそうだと思う案件にどんどん自分から手を挙げていた。

すると、周囲に変化が現れはじめる。

「のびー、一緒にやらない?」

のびーのもとに、個人制作から仕事の案件まで、次々と指名の依頼が来るようになったのだ。

誘われた瞬間、のびーの心には、今までにない新しい感情が生まれた。
「みんなは、これを自分とやりたいと思ってくれているんだ!」

力がみなぎり、気づけば頼まれた翌日にモックができあがってしまう、なんてこともあった。
みんなから求められる。それは単純に嬉しいことだし、気分もはしゃぐ。

楽しい…。僕はもしかしたら、この楽しさのために生きてるのかもしれない

手を挙げたことで初めて感じた責任。指名されたことで初めて感じた喜び。そのふたつが、のびーを大きく成長させた。
それは、与えられた仕事をこなすだけでは決して得られなかった経験。

「あの時、勇気を出して手を挙げてよかった」

今は、社内の誰も、のびーを優等生とは思ってない。
のびーと一緒ならなにか面白いことができる!と、きっとみんなが思っている。
今日ものびーの元には、のびー指名の新着メールがたくさん届く。

アフター
指名No.1の栄光を手に!!

きみにも漫画のような成長ストーリーが待っている

カヤックの制度紹介

立候補制度

職種や事業の枠を超えて働ける!

カヤックでは、新しい仕事のプロジェクトが始まる際、全社員に向けてお知らせが流れます。
プロジェクトに興味がある社員はその場で立候補していきます。制作メンバーとして携わる以外にも、企画をつくる最初のブレストにだけに参加する、なんて参加の仕方もOKです。
クリエイターが、働きたい社員とチームを組み、つくりたいものをつくる。その結果として、独創的で新しいものが生まれる。これがカヤックが理想とする組織であり、「立候補制度」はその理想への第1歩です。 

指名制度

最強のチームで戦いに挑もう!

プロジェクトに興味のあるクリエイターが立候補できる一方で、プロジェクトのリーダーがクリエイターを指名することもできます。
「誰とするか」は、プロジェクトの成功に不可欠。リーダーは、プロジェクトの性質にピッタリなクリエイターを指名し、最もパフォーマンスを発揮するチームで仕事に取り組めます。
人に頼りにされることで力を発揮するメンバーもいるので「立候補制度」と同じくらいモチベーションが高まる仕組みです。

藤澤伸のカヤックでの仕事