面白法人カヤック

トップへ戻る
ツイ

Careers

2013.08.12

#退職者インタビュー No.2
鈴木啓央「人生の90%くらいはカヤックで見つけた」

Careers

「退職者インタビュー」の第1回目は、プロデューサーの鈴木啓央です。一部では音声コミュニティサイト「koebu」の「鈴木P」としておなじみの彼ですが、この8月に円満退職。

記念すべき第1回の取材ということで、カヤック代表の柳澤も参加し、彼の約9年のキャリアとともに「辞める」ことについて話してもらいました。

画像

退職を決めた理由と、カヤックで学んだこと

柳澤
鈴木くんは入社9年だから、経営陣に入るにも充分なキャリアだよね。クリエイターのキャリアには、転機が大きく2回あるんです。入社して5年で一人前になるから、そこでまずフリーランスになるか、転職して得意分野を極めるか、会社でリーダー職になるかを選択する。
会社でリーダーを選んだ場合は、5年ほど続けると10年になるでしょ。すると、次は経営に関わる役職に就くか独立するかを選ぶ時が来る、そういう流れだね。この2回目の転機で、鈴木くんは今回退職を決めたと。
鈴木
そうですね。僕が入社した頃のカヤックは、まだ10人ほどの小さな会社でした。でも僕、下手したら入社できなかったであろう、ただの人だったんです。そこが実は結構重要で、カヤックでの自分は、会社が成長するチャンスに乗って仕事をもらっているという感覚が少なからずあったんです。いい船に乗ったなあという感じで。
僕にとって面白い仕事ばかりでしたけど、誰より面白かったのは、創業者の3人じゃないかと見ていて思ったんです。それで、僕も次第に同じように自分で新しい波を見つける所からやりたいと考えるようになりました。
それが退職を決めた一番の理由です。今になったのは、単にタイミングの問題です。元から独立心は強い方でしたし、これまでも社内にいてもチャンスはたくさんありましたからね。
9年のカヤック生活で学んだのは、まず、「前例がないことへの強さ」です。何もない状態から形にすることにこそ企画や制作の楽しさがあるとわかったし、うまくいくことも多かった気がします。
普通は、方法もゴールも見えない仕事なんて嫌になりそうなものだけど、ここはまったく逆でした。これは初期から貫かれているカヤックスタイルだと思います。
もう一つは「人を大事にすること」。単に人に優しくするとかいう意味でなく、人と人が協業した時に生まれる化学変化の力を信じているということです。カヤックスタイルの「"何をするか"より"誰とするか"」が、そのことを端的に表していますけどね。
柳澤
自分の会社でもやっぱり採用にはこだわりたい?
鈴木
はい。人と採用の重要性はすごく感じましたし、自分が面接官をした時の経験もいかせるかなと。自分の思う仕事へつながる人を選ぶことにはなると思いますが、細かいことはこれからですね。

やりたかったことは、最初の仕事からずっと同じ

鈴木
印象に残る仕事ですか…。選ぶのは難しいですが、強いて言えば、入社してすぐ関わった「4コマプレス」ですかね。ユーザーさんに投稿していただいた4コマを365日配信するブログパーツで、今見ても意外によくできてるなと。マンガでオタク寄りだし、コンセプトややりたいことも今とほぼ同じなんです。
これは「ブログデコ」というブログパーツ用ポータルサイトの仕事につながるんですが、よく考えたら、それと「koebu」を合体させたものが「4コマプレス」だなと…。
新しいビジネスへのきっかけになったり、メディアをつくろうとした所も含め、その後に続くエッセンスが詰まっていたと言えますね。そういえばこれ、当時やなさんと僕しかいない企画3部でつくったんですよ。

画像

画像

柳澤
懐かしいな~。2005年だよね。鈴木くんは、まだ僕が受託開発をやっていた頃に最初に採用した新卒だからね。一緒に仕事した人って、社内でももう鈴木くんくらいしかいないんじゃない(笑)。
鈴木
まだやなさんと一緒に打ち合わせに行ってましたよね。退職するにあたり全部の仕事を振り返ったんですが、こんなふうに印象に残っている仕事って、自分が描く今後10年のストーリーにもそれなりに影響があるのかもしれないですね。

キャリアの中で辞めるタイミングを見極める

鈴木
僕がプロデューサーになるまでには、大きく3つの段階がありました。2009年までは、他のディレクターのチームで進行管理をひたすらやり、2007年からは平行して企画を出すようになりました。
でも最初の1年は、全然通らなくて本当に苦労しました。自分の企画で手応えを掴めるようになったのは、受託案件だと「ホールズイーター」あたりからですかね。2010年からプロデュースが中心になり、今に到るという感じです。

画像

鈴木
中には条件の厳しい受託開発もありましたが、そこを乗り越えることですごく成長できた気がします。「これ以上大変な仕事はない、もう俺は何でもできるんじゃないか」と思えるまでやり切ったことで、次にやりたいことも見えましたから。
もうひとつ面白かったのは、ブログパーツの仕事です。昔、カヤックが広告制作に注力していた時期があったんですが、そのきっかけが、ブログパーツだったんです。
最初は、大きなキャンペーンの余った小さな予算で請け負っているんだけど、効果が出せると「小粒だけどいい会社だ、丸ごと任せてみるか」と、次につながっていく。電通や博報堂にもつながっていったし、あれは戦略的にもうまくいった仕事だったなと今も思います。オフィスが鎌倉に引越しする時でもあり、会社としても、事業としても、いろんなものが変化する時期でもあったんですよね。
柳澤
僕もこの頃は、まだ感覚で決めていたことも多かったなあ。今は大きな事業をするなら根拠を問われるし、もう少しロジカルに進めないといけないからね。彼が今退職を決めたのは、そういう経営面でも両方を一通り見られたからってのもあると思う。
実は、辞めるってのはタイミングがとにかく重要なんですよ。たとえば、カヤックは今大きく変わろうとしているけど、本当は彼にもまだ会社に関わってほしかった。でも、そうするとまた5年は辞められないから、今あえて独立を選んだのは、とてもいいタイミングだったんじゃないかな。
会社で活躍している人はやっぱり、辞める時も美しい。会社に迷惑をかけず、自分のキャリア的にも、最高のタイミングを見抜くことができるからです。
若いうちに辞めていく人の中には、もう少し続ければ、もっとよい経験を積めるのにと思うような人もいますけど、そこはやっぱり注意深く考えてほしいですね。鈴木くんも、受託、自社、一通り手掛けたうえで、これが自分だというモノを見つけたんだろうから。
鈴木
ちなみに僕、カミさんもここで見つけましたからね(笑)。人生の90%くらいはカヤックにあると言ってもいいので本当に感謝しています。
そんな僕から、今カヤックに入社を考えている人に一言言うとしたら、もうこれだと思うんだよなあ。
「会社に何も求めるな」
でもこれ大丈夫ですかね(汗)? 僕は充分手厚い会社だと思うし、そもそも会社に何を期待してるんだっていうのがあるのでね。
いや、もう少し丁寧な言い方をすると「ハングリーなヤツにこそチャンスがある会社」ですかね。でもぬるいヤツなら来ないほうが身のためだと思います(笑)。

卒業にむけて

柳澤
この間、彼と最後の面談をしたんです。評価する必要はもうないし、すでに話す機会があったから、面談もしなくていいかなと思っていて。でも、彼がぜひと言うので行ってみたら、創業年のワインを手に「ありがとうございました」と言うんですよね。
その瞬間に、ああもうこれは勝負に負けたなと(笑)。最後にこんなことをできる人が成功しないはずがない。ディレクターとして、相手を喜ばせたり、感謝の気持ちを素直に伝えられるという意味でもね。だから正直、彼の今後には何の心配もしてないです。
もちろんすごく寂しいですよ。でも、ぼくらが楽しむ姿を見て同じことをやりたいと動いてくれたことが、それ以上に嬉しくてね。カヤックがやりたい世界、つまり、僕たちが一番伝えたいことが、彼に伝わったということでしょう?
これまでは新卒と社長の関係だったけど、次からは社長同士だよね。面白い関係性になりそうだし、彼のこれからが楽しみです。

カヤックでは、退職者インタビューを時々公開しています。
退職に対する考え方は、コチラをお読みください。
「カヤックがサイトで退職者を公開する理由」

バックナンバー
#退職者インタビュー

No.18
万能エンジニア 衣袋宏輝がカヤックを辞めて独立した理由
カヤックを卒業して2年のエンジニア衣袋宏輝さんは、現在dot by dot inc.に所属しながらフリーランスエンジニアとして幅広い分野で活躍されています。新卒入社から独立を経た衣袋さんに、カヤ...
2016.09.07
愛はあるか?カヤックを飛び出したPARKの3人が見つけたカヤックとの付き合い方
愛はあるか?カヤックを飛び出したPARKの3人が見つけたカヤックとの付き合い方
No.17
愛はあるか?カヤックを飛び出したPARKの3人が見つけたカヤックとの付き合い方
カヤック卒業生のその後を追う退職者インタビュー。今回は2015年1月にクリエイティブエージェンシーPARKを立ち上げた3人、プロデューサーの三好拓朗さん、アートディレクターの佐々木智也さん、コピ...
2016.06.13
No.16
カヤックを独立した人はなぜ「3人」で起業する人が多いのか?
ことのはじまりは、「カヤックから独立した人は3人で起業する人が多い気がしますね。」という人事部長・柴田の一言だった…。 それを検証するため、代表・柳澤と柴田が対談しました。 実は、カヤッ...
2015.05.28
No.15
近藤哲朗 「ネジが3本くらい外れているような人と働きたい方にはおすすめです」
在職中は、受託から自社サービスまで幅広く活躍していた近藤哲朗さん。現在は自身を含め4人のメンバーで構成する「株式会社そろそろ」の代表であり、ディレクターとしてWebサイトやアプリのディレクション...
2015.05.20
No.14
元カヤック社員3人が「生きろ!マンボウ!」を当て独立できた理由
今回は、カヤック退職者が独立・設立した会社にフォーカスしたインタビューを掲載します。平均年齢25歳の若手3人が、カヤックで3年目を迎える前に退職した後に立ち上げたゲーム制作会社「SELECT B...
2015.03.17

関連ニュース

カヤック公式ツイッタ @kayac_inc

絶賛更新中!!

© KAYAC Inc. All Rights Reserved.

お好みのデザインに変更できます
5つのテーマから選んでください

学歴・職歴

×

送信

資格・スキル

×

送信

長所短所

×

送信

趣味興味
のあること

×

送信

ポリシーこだわり

×

送信

カヤックの
サービスについて

×

送信

その他

×

送信