実際に、ご覧ください。

BEFORE

今までの光学迷彩AR

周辺の光が漏れてしまい、空間での位置が特定できてしまいました。
「中途半端に透明だから逆に目立つ」「ボディラインが強調されて恥ずかしい」など
多くの課題点が残されていました。

AFTER

完全な光学迷彩AR

まるで、そこに何も存在しないかの如く完全に透明!!
「人間の網膜の特性」と「ARの重大な欠陥」を逆に利用して、
誰も成し遂げたことのない奇跡を実現しました。

MEMBER INTERVIEW

--- 最初に聞いたときはどう思いましたか? ---

最初に完全な光学迷彩の AR を作れと言われたときは、絶対不可能だと思いました。その場で断ろうと思ったのですが、「もう一度考え直してくれ」と何度も言われて最終的にこちらが折れた感じですね。

--- そのときには、解決のイメージは湧いていましたか? ---

全然ないですね(笑)。いや、だって完全な光学迷彩というのはつまり「何も見えない」「無」ということですからね。これは何かを拡張するという AR の根本をくつがえす話しなわけで、「そんなもの AR として認められるわけがない!」と常識的な人は考えるわけです。だから、まずはその常識を捨ててみることから始めました。

--- でも、そうやって努力した結果ついに作ることが出来た… ---

ある日気づいたんです、「AR マーカーをとりあえず置いておけばいい…」。盲点でした。この答えに至るまで何度もチームで話し合い実際に手を動かしてみました。そしたら片付け忘れた AR タグを見つけたときに偶然思いついたんです。努力と奇跡が見事にコラボした例と言えるでしょう。

--- 細かいところのこだわりは? ---

ええと、いくら完全な光学迷彩といえども、ちゃんと AR であるために上に人を表示しているんです。ただそれを今回は限りなく透明にしました。なので「ただ AR タグを置いただけじゃん。アホくさ」と、いじわるな人は言いますがちゃんと AR タグを認識して、その上にコンピューターグラフィックスが表示されているわけなんです。こういう微妙な差異が分かる人にはどうしても伝わっちゃうんですよね。ここはエンジニアの魂をかけるところですね。

--- 最後にこれからやってみたいことを聞かせてください ---

カヤックのクライアントワークのラボチームは光学迷彩に始まり、さまざまな AR コンテンツから今までみたことのない新しい表現を追求しています。一緒に仕事をしてみたいという方は、ぜひご連絡くださいませ!

ちなみに・・・

KAYACでは本当にARの仕事をやっています!