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サイコロ給については、幸い、これまでにいくつものメディアで取り上げていただきましたので、解説は割愛させていただきます。
代わりに、サイコロ給を通して気づいたこと。
これまで様々な面白制度を試してきた中で、思想に沿って深く考えられているものだけが、制度として存続するということ。さらに、企業に合ったユニークなものであれば、制度もひとつの個性となること。
そしてこのサイコロ給が頻繁にメディアで取り上げられる理由は、それがお金にまつわる制度だから、だと思います。サイコロ給の思想の根底には「お金より大事なものがある」という思いが込められているのにもかかわらず、この制度を通じて、お金の持っている力を体感したというのも事実です。
たとえば、著名な方が1回○○万で全国講演行脚しています、と言ってもそんなに話題にはならないかもしれませんが、それを1回ゼロ円で全国行脚しています、と言うとすぐ話題になるでしょう。このように、どうやらお金の力というものは逆に利用することもできるようです。
もうひとつ「スマイル給」について。これはマク○ナルドにヒントを得た思いつきでしかなかったのですが、これが定着した理由のひとつも、ただ褒めあうのではなく、給与としての意味を与えたことがあったように思います。お金の価値をうまく利用して、給与明細を開くという重要なタイミングで支給することで、ゼロ円の価値はそれ以上のものとなりました。
ちなみに、カヤックには「スマイル給」と同時に支給される「コブシ給」というものがあります。これは、スマイル給とは反対に改善した方がいいところを愛情をもって指摘する制度です。褒めた後に指摘したら素直に聞くという人間の特性をいかそうとしています。



































