建築家金田氏、河嶋氏インタビュー
オープンを約1ヵ月後に控えて、設計も大詰め、
まもなく設計契約という日。
現地での打ち合わせを終えた金田さん&河嶋さんに、現在のアートメーターギャラリーでお話を伺いました。


金田さんとの出会いは、昨年の12月ハウスコのプレ募集(現在のプロジェクトコンペ無し)。プロジェクトに興味を示してくれた建築家さんのひとりでした。

公開プレゼン
そして一番最初に質疑BBSで私たちに質問を投げた建築家さん、このプロジェクトの中で開催した「建築家による設計案の公開プレゼン」の発案者でもありました。もちろんそのときは私たちも、金田さんがパートナーになるとは露知らず。
その当初のお話を聞きます。

―なぜこのリノベーションプロジェクトのコンペに参加をしようと思われたのですか?

金田さん:ハウスコのなかでは確実に実現されることがわかったコンペだったこと、他のプロジェクトに比べてクライアントの情報がたくさんあったこと、そして、面白法人には興味があったというのが理由です。楽しくできるかなぁと感じました。 僕はこのコンペは本気で取るつもりでいてたので、現場に入ったり、役所関係とかは大阪では難しいこともあるだろうと考えた時、コンペとったあとよりもコンペ段階から、いっしょにやったほうがいいなと思い、河嶋さんを誘ったんです。

―なぜ河嶋さんだった?

金田さん:ひとつは暇そうだった(笑)。あ、また怒られそう。。。
それは冗談です。お互いに独立する前、同じ事務所にいたんですね。独立後も悩んでいることがあると電話して「いつもこんな場合どうしてる?」というような 相談をする仲ではあったんです。個人事務所だと忙しさに波があるのですが、今回はちょうどタイミングがあった。それで「一緒にしませんか?」って。

河嶋さん:ひとつは暇そうだった(笑)。あ、また怒られそう。。。
それは冗談です。 お互いに独立する前、同じ事務所にいたんですね。独立後も悩んでいることがあると電話して「いつもこんな場合どうしてる?」というような相談をする仲では あったんです。個人事務所だと忙しさに波があるのですが、今回はちょうどタイミングがあった。それで「一緒にしませんか?」って。

公開プレゼンそして、私たちが受け取った最初の設計案は、
床全面に人工芝を敷き詰めた、可動式展示パネルのギャラリーに、「Play lot office」のテーマのもとに遊び心のあるオフィス。そしてアイキャッチとなる看板は芝に突き刺さった立体ロゴも印象的でした。

―設計案はどのようにして決まったのですか?

河嶋さん:キーワードをどんどん挙げていって、ふたりで話し合いながら決まっていきました。どちらかが、積極的に進めていったというよりはふたりで。

人工芝の発案はどちら?

金田さん:最初に言いだしっぺは、こっち(河嶋さん)。1階のギャラリーの床の話し合い の中で、「これがいける!」っていうよりは、「いけるかなぁ・・・」というニュアンスでぽろっと出たアイデアだった。それに僕が「いけるんちゃう?」って のった。そして考えていくと、2階もそれにしよう、外もいける、全部にしよう!と。

それまでにもいろいろな案やキーワードも出ていたんだけど、その「人工芝を全面に貼る」というアイデアで一気に方向性がまとまっていきました。それが軸と なって、全体のイメージも「遊び場(Play lot)」にしようとか、広いスペースをとろうとか、オリジナリティのあるものにできていった。

河嶋さん:ギャラリーっていう機能に合うのかっていうのは、不安もなかったわけではありませんね。でも、そこは思い切って。

―公開プレゼンが終わって、選考の発表までの期間は1週間程度だったと思います。こちらから金田さん宛てにメールでご連絡をしたわけですが、そのときは?

金田さん:メールを見て、とにかく、すぐにこっちに連絡しようと思った。あ、でも最初ちょっとじらしたんだったな。「話したいことがあるんだけど・・・」って確かメールをしたよね。

河嶋さん:そう。いつも私たちはスカイプでやりとりをしているんだけど、そのときはちょうど事務所を出ていて。で携帯にメールが入ってきたんですよね。「はやく戻ってスカイプつなげ!」って。なんだ?なんだ?と確かに、じらされた・・その件かなと思ったけど、まさか・・と。

実際に設計期間に突入し、ようやく形が見えてきた今。
このプロジェクトについて、途中ではあるけれど、どう感じているのか、またお互いについてお伺いします。

―ぶっちゃけた話、私たちといっしょにプロジェクトを進めてみて、どうですか?

公開プレゼン河嶋さん:ギャ ラリーに関してもオフィスに関しても、既成概念を超えてフレキシブルなので、逆にそこまでやっちゃっていいのか、と驚くことはあります。住宅とか現実的に ならなければいけないものと比べたときに、もちろん、スケジュールや予算など難しい部分もありますが、おもしろく感じていますね。

金田さん:期間が短いこともあると思いますが、そちらの決断が早いので、それは助かって います。ある程度いまのところはスケジュールどおり進んでいるので。本来はもっとプレゼン部分を、たとえば大きな模型をつくるなり、できればよかったので すが、予算調整で難航してしまったところはあります。

―最後に。別々にこっそり聞きたかったんだけど、ここはオープンに。おふたりでやられてよかった?

金田さん:しょっちゅう怒られていますけど(笑)。すごく真面目なんで、困る部分もあり、助かる部分もあり。几帳面すぎるのも困るもんは困る。

河嶋さん:いや、私も言いたいことはある。ルーズすぎるのも困る。
お互い頑固なんですよ。こうと思ったところを譲らないから平行線のまま、まとまらなかったりもするんですよね。でも、そこをひとつにまとめてご提案しなけ ればいけないですから。建築家としてどちらをお勧めしたほうがいいのか、というところで考え方が食い違うこともあるし、ひとりの時にはそれぞれのやり方を しているので、予算調整の方法ひとつとっても違ったりします。私が理解し得ないようなことを言い出して、ムカムカムカってね(笑)。でも私が考えていな かったようなことを考えていて、そういう時に一緒にやっていてよかったと思います。



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