「コーポレイトサイトの新卒社員向けのメッセージが、結構読まれているようです。
中途入社を検討している人に向けても何かメッセージをください」

 

そのように言われて今この原稿を書いています。
が、書きはじめて、行き詰まりました。

なぜなら新卒と違い中途入社は職種も幅広く、個々人が置かれている状況が異なりますから、メッセージを伝える相手が定まりません。

 

新卒に向けてのメッセージ
http://www.kayac.com/recruit/forfresh/
(ご一読頂ければと思います)

読み返してみましたが、これって、そもそも新卒に限らず中途入社の社員に対しても僕らカヤックが約束したいことでもあるな・・・。

 

・・と、行き詰まった時は、やはりアイデアをたくさん出すことです。
長くなりますが、少しでも参考になれば幸いです。

僕が中途でカヤックに入社してくれたメンバーから学んでいることはたくさんあります。まずはその中から1つを紹介します。

謙虚さが決め手

とある中途社員がこういいました。

「自分には仕事ができるという自負もあった、でも入社して最初の頃なかなかパフォーマンスが発揮できず、悩んだ時期があった。
でも、新しい組織に入るのだから気持ちを切り替えて、自分は新卒なんだと思ってみようと。そうなったら急に道が開けてきました」

と。

実際のところ、社会人10年目の人が新卒1年目の人とおなじスキルであるわけがない。ですが、気持ちとしてはそのような素直な姿勢で臨む。
よくよく見渡してみるとデキル人ほど謙虚な気持ちを継続し、その姿勢で行動していることがわかります。
新しい場所で新しい挑戦をする際に過去の常識は捨て去ろうと考えているようです。

もちろん、カヤックよりも成長している企業で活躍していたメンバーの経験は貴重ですし、僕も助けられています。
ですが、そこに捉われすぎてはいけない。
うまくいったこともうまくいかなかったことも、それは以前の組織での話で、カヤックにおいてはまた別もの。
デキル人からはそういった環境を受け入れるしなやかさがにじみでています。

さらにそういったメンバーがすごいのは、まず自分の会社のルーツや理念や文化を徹底的に学ぼうという姿勢があることです。
なんとなく漫然と新しい場所で仕事をスタートしない。

むしろ、古株の社員よりも、なんなら僕ら創業者以上にカヤックの理念や文化について詳しかったりする。

そのせいで、時に自分が言ったのを忘れていたようなことを指摘されたり、矛盾を指摘されたりして、自分の未熟さに自身がはっとさせられたりする。

でも、これって考えてみれば、基本的なことなのかもしれません。
自分が日本に生まれたなら日本の歴史を学んでおくべきだし、今住んでいる場所が鎌倉なら、鎌倉についての歴史やその市のルール、
市長の考え方など本来は知っておくべきで、組織に入るのなら組織のルーツは知っておいた方がよい。
そういう基礎的姿勢を、目の前でまざまざと見せつけられました。
まずは、これから転職しようという人の参考になりそうなおみやげ話を1つしました。

次はカヤックに転職してきた人に、どんなパターンがあるかを考えてみました。
そこで、切り口を3つ考えました。

前職の評価は必ずしも関係ありません

「前職では最高の評価をいただいていました」という人を企業は優先して採用したいものです。
ですが、カヤックには、前の職場で思ったような活躍ができなかったものの、転職して復活の狼煙を上げたという人が何人もいます。

そういうケースは、以前の職場で必要とされていたものとカヤックで必要とされているものが違っていた。
ゆえに前職はミスマッチだったということが考えられます。
すなわち、その人の個性がうまくいかされていなかったということです。
そんな場合もありますから、前職でコテンパンに打ちのめされていたとしても、それを臆せずに伝えてください。

転職テクニック本などを見ると、一般的には辞める会社の悪口や不満は言わない方がよいと書かれています。
きっとそういう人は、次の会社でもまた同じように不満を持つと思われるからです。

でも、今の職場に何の問題もないのに転職しようと思うのは、ある種、不自然です。
よりよい職場を求めて転職をするわけですから、どこが物足りなかったのか、しっかりと伝えた方がいいと思います。
それが誠実です。

大事なことは、その物足りないと感じた問題がカヤックの中で解消できるかどうかです。
カヤックでも解消できないなら、おそらく転職してもHappyじゃないです。
だからこちらもできるだけ誠実にお答えしますので、ぶつけてみてください。

もっと切磋琢磨できる環境を用意します

現職場に自分よりも技術力が高いクリエイターがいないので、そういう人がいそうなところで働きたいといって来てくれた人もカヤックには結構います。
こういったケースはいい転職になります。やっぱり自分よりもすごい人たちに囲まれて切磋琢磨し、自分が成長することほど楽しい状況はありません。

今いる職場よりも、カヤックの方がクリエーティブや技術力が高いのではないかと思った場合は、迷わずいらっしゃってください。
きっと楽しいはずです。

一方で、カヤックよりもクリエーティブや技術面が高い組織もたくさんあります。そういった会社から来ていただける方こそ、熱烈歓迎です。
一緒にカヤックのさらなる飛躍を盛り上げていただきたい。

カヤックには、仮に技術面が物足りなくても、マインド面は世界トップレベル(根拠はありませんが)の仲間が何人もいます。
そこはきっと楽しめるはずです。

そして、もう1つ約束できることに、「我々の気概」があります。
それはおそらくどこの会社よりも、「オリジナリティを大切にしよう」という価値観が組織全体を覆っています。

もちろん組織の中には様々なフェーズの人がいて、いろいろなアウトプットがあります。
だから、今出しているアウトプットが必ずしもオリジナリティのあるものばかりではありません。

そもそも本当にオリジナリティーのあるものを作れる人は世の中ではひと握り。
そういった人でも本当にオリジナリティがあるものを作れる機会は一生のうちに何度もあるわけではありません。

けれどもカヤックでは、そこを最も大事にしたいと考えていますし、今後、会社の成長とともにますます磨きをかけたいと思っています。
だからこそ「面白法人」と名付けているのです。
そこにやりがいを感じていただけるはずですし、カヤックに入ると伸ばせるスキルだと思います。

面白法人を自身の実験の場にしてください

ここまでどちらかというとクリエイターという職種に対してのパターンを紹介しました。
社員の8割以上が「Webクリエイター」という肩書の集団ですから、それがカヤックの本質でもあります。

一方で、会社を大きくしていくうえで、経営、人事、総務、財務など、多くのポジションが生まれています。

そういった人たちに向けて伝えたいのは、カヤックという会社は、会社そのものが非常にユニークな存在でありたいと思っているということです。

つまり、一緒に会社を作りあげていこうという気概のある方であれば、様々な実験が可能です。
普通の会社ではできないようなことも、それが本質的でチャレンジすべきことであれば、必ずできます。

ご自身のプロフェッショナルとしての職能を生かして、カヤックを料理してください。
例えば、人事コンサルタント出身の人間は、弊社の人事部でカヤックでしかできない人事を作ろうと燃えていますし、
証券会社出身のメンバーはカヤックらしい資本政策を考えています。
また、経営企画にいるメンバーはカヤックという会社に適した戦略を考えるのがきっとやりがいがあるのではないかと思います。

と、ここまで書いて、少しカヤックのアピールをしすぎた気もしますが、最後にもう1つ書いて終わりにしたいと思います。

それは、なんだかんだで、この言葉に込められた思いです。

「何をするかよりも誰とするか」

新卒に比べて中途の人が知っていることの1つに「そもそも会社という場にどんな人が生息しているのか」があります。
あなたの会社にも、いけてる人、いけてない人、いろいろいませんでしたか。

で、その中で自分はどういう人と仕事をしたいのか。いや、そもそも一緒に仕事をする人にこだわっていますか。
そこを問いかけてみてください。

カヤックではそこを最も大事にしています。僕も「この仲間と一緒に仕事がしたいから」という理由で頑張れていますし、
社員の大半もそこが魅力だと感じていると思っています。

だから、カヤックにはどんな人がいるのか、どんな価値観にこだわっているのかをご自身でご判断ください。

そして、後から入って来ても、全く遠慮しなくてOKです。
僕らは、みんな快く、熱烈歓迎いたします。

もちろん、長く居た人が得する制度的なものはあってもいいと思っていますが、
我々も後から入ってくる人が最高だからこそ、またより一層頑張ろうという気になるのです。

ぜひともカヤックに変化をもたらしてくれる方々の参加をお待ちしております。

面白法人カヤック 代表取締役CEO 柳澤大輔

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