いま話題のVRって何? | 面白法人カヤック

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2016.05.18

いま話題のVRって何?

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最近、「VR」という言葉をよく耳にしますね。でも、「VRってなに?」と聞かれて、きちんと答えられる人は少ないかもしれません。そんな方のために、VRコンテンツの制作実績があるカヤックが詳しく解説します。

目次

  1. VRとは?
  2. VR技術の活用例と未来
  3. VRをつかったゲームや広告事例をご紹介
  4. カヤックが制作したVRコンテンツ
  5. まとめ
  6. 紹介したのはこの社員

VRとは?

VRとは、バーチャルリアリティ(Virtual Reality)の略。日本語では「仮想現実」とも訳されます。ひとことで言うと、映像の中に自分が入り込んだかのように感じさせる技術や方法のことです。

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現在は、ゴーグル型のヘッドマウントディスプレイ(HMD)を装着して体験するのが主流です。ゴーグル内部には映像が表示され、体験者の頭の向きに合わせて視野が変わるため、まるでその場にいるような感覚を体験できるのです。特に有名なヘッドマウントディスプレイは以下の3つ。

Oculus Rift

Oculus社が開発しているヘッドマウントディスプレイ。一般向け製品は2016年3月に出荷を開始しています。
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PlayStation(R)VR

SONYが発表したヘッドマウントディスプレイ。2016年10月の発売を予定しています。
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HTC Vive

HTCが開発しているヘッドマウントディスプレイ。空間を認識するセンサーと手に持つコントローラーが同梱されており、手と身体を使ってVR空間を動き回れるのが最大の特徴です。
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これらを通して見ることで、たとえば、CGでつくられた架空の世界に入り込むことや、アイドルのライブをステージ上の目線で楽しむなど、臨場感ある体験することができます。

VR技術の活用例と未来

VR技術は、幅広い分野で活用されています。たとえば医療では、米ルイスビル大学の精神科医が、飛行恐怖症、会話恐怖症などを持つ患者の行動療法にVRを利用しています。また、自動車部品メーカーのジェイテクトは、自動車のテスト走行を体験できるVRコンテンツを開発。東京モーターショー2015で発表しています。

将来的には、学校の授業を家にいながら受けることや、仮想現実上で結婚して家庭を持つ、といったことが可能になるかもしれませんね。

VRを使ったゲームや広告事例をご紹介

それでは、実際のVRコンテンツを見てみましょう。まずは他社の事例から。

Yahoo!トレンドコースター

「Yahoo!トレンドコースター」は、ヤフー株式会社が開発したVRアトラクション。視界360度のバーチャルリアリティを楽しめるヘッドマウントディスプレイを装着し、専用の車両に乗ることで、まるで本物のジェットコースターに乗っているような感覚を味わえます。

車両はコースに合わせ、上下左右に最大30度まで傾きます。また、コースには、「Yahoo!検索」の「リアルタイム検索」で提供されている投稿件数の推移グラフの波形を使用しています。

バンダイナムコゲームス「サマーレッスン」

バンダイナムコゲームスの「サマーレッスン」は、体験者が家庭教師となり、バーチャル空間上の女性に外国語を教えるというシミュレーションコンテンツ。女性の質問に対して頭を縦横に振ることでYES/NOを受け答えます。

カヤックが制作したVRコンテンツ

カヤックでは、2015年よりVRコンテンツ制作に力を入れています。その一例をご紹介しましょう。

乖離性ミリオンアーサーVR

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スクウェア・エニックスさんの人気スマホゲーム「乖離性ミリオンアーサー」のリアルイベント「御祭性ミリオンアーサー」において、ゲームの世界を体験できるVRコンテンツの制作をお手伝いしました。
仮想空間の中で、目の前に表示されるカードを選択して敵を攻撃。周りには他のプレイヤーが動かすキャラクターが配置され、実際に一緒に戦っているかのような体験を味わえます。

© 2014-2016 SQUARE ENIX CO., LTD. All Rights Reserved.

VR面接

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インテリジェンスさんの転職支援サービスDODAの「未来の面接プロジェクト」として開発したVRコンテンツ。「Oculus」を使用し、実際に面接を受けているかのような没入感を演出。

さらに、ユーザーの「声」の感情値を解析し、結果に合わせたストーリーが進行します。面接の最後に、坂本龍馬があなたの面接態度から 「適性職能タイプ」を診断します。

まとめ

  • VRとは、映像の中に自分が入り込んだように感じさせる技術や方法のことである!
  • エンタメだけでなく様々な分野で活用されている!
  • 将来は、「一家に一台VR」の時代がくる!…かも。

紹介したのはこの社員

技術部 原真人

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面白法人カヤックVR部のリーダー。2014年にシドニアの騎士のVR体験コンテンツ「継衛発進体験装置」を手がけ、2015年にはGear VR(Samsung製のHMD)向けゲームデモ「Little Witch Pie Delivery」を開発、Oculus Storeにリリースした。

同年7月、VR需要のさらなる高まりに対応するため、カヤックVR部を発足。現在は受託開発を中心にVRコンテンツ開発に取り組んでいる。また、アイカツ!およびアイカツスターズ!の熱心なファンでもある。

5月21日(土) カヤックのVR展開催!

昨年、1日で約1000人が入場した「カヤックのしごと展」を、今年も5月21日(土)に開催します!その中で、「カヤックのVR展」と題して、ここでも紹介した「ガジラVR」、「VR面接」などをはじめとして「VR部」が制作してきたVRコンテンツの体験会を行います。

また、Yahoo!JAPAN クリエイティブアワード 2015でグランプリを獲った「ちゃんりおメーカー」や、テレビでも紹介された世界一ゆるいバスケットボール「ベビーバスケ」なども登場します!新しい技術と斜め上の発想が詰まった作品を体験しに来てください。

日時 2016年5月21日(土)12:30〜19:00(最終受付18:30)
会場 東京都港区港南1-6-41 フクラシア品川クリスタルスクエア 2F
参加費 無料/入退場自由

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