| 言わせてください。「この漢(ヲトコ)は最高です」
“秘めたる情熱”
彼はまさにそういうタイプなのではないでしょうか。
一見温和で口数も少ないのですが、打てばちゃんと響く人間です。
たとえば定期的に全社員を集めて、僕が何らかのメッセージを発する機会があるのですが、
そういったときに、意外と話をしっかり受け止めて、素直に感じ考える力をもっています。
もともとこちらが探り出さない限り発言しないタイプではあるのですが、
どの言葉に自分がどう響いたのか、影響を受けたのか、こちらから聞き出せば、しっかりと答えてくれます。
ということは、恐らくこちらの知らないレベルでももっと考えていることがあるのでしょう。
ちゃんと自分にとって響く言葉を感じ取ることができること。大事な素質だと思います。
そしてプログラマーという職種でありながら(というのは偏見かもしれませんが、、)企画書作成スキルが高いということ。
もともとプログラマーは論理的なので、企画書を作るのが下手ということはないはずなのですが、
そうはいっても一般的に苦手な人が多いのも事実。彼は論理的な企画書をかくことができます。
そして彼の最もよいところは、本質を見極める力を持っているということです。
例えば、カヤックでは半年に1回、「ぜんいん社長合宿」というイベントがあります。
全社員で会社の経営理念について、改めてじっくり見なおそうという年に2回の合宿です。
毎回いろんな課題を与えているのですが、昨年の合宿で「自分が社長になったつもりで来年度の方針をあげる・・」
という内容の課題を出した際に、大枠のテーマとして「次の年は選択と集中」というキーワードを僕があげ、
そこにそって方針を考えるようにと伝えました。その年カヤックはとにかくサービスを増やし続けていましたので、かかる労力も多大なものでした。
その状況から、そういうキーワードをあげたくなったのでしょう。
ところが彼は、その方針を否定しました。カヤックらしくないと。
カヤックが死に絶えるとしたら、数多くのサービスの屍の上に「つくりつづけて」死に絶えるのだと。
これにはハッとさせられました。
とつとつと朴訥に語られる彼の言葉は、カヤックの本質を捉えていると感じました。「確かにそのとおりだな」と。
かくして「選択と集中」というキーワードはあっさり撤回。やっぱり、カヤックらしいのは「数を打つこと」だよねって。
結果、KAYACスタイルのキーワードの1つでもある「量から質がうまれる」につながっていったわけです。
つまり言ってみれば、あの時の彼の本質をついた感受力がなければ、今のカヤックはなかったのかもしれない。
僕ら創業メンバーも、最初から全てにおいて正しい判断ができている訳ではありません。
今思えば、あの時血迷わなくてよかったなぁと胸をなで下ろすことは多々あります。だから彼のあの発言がなければ今のカヤックはない。
・・・という事実を今知って、本人は随分驚いているかもしれません。ですが、これは大袈裟でもなんでもないのです。
実はそういった様々な偶然や必然が重なって、なんとか迷わずにやってこれてるのです。
そして、それが正しいあり方なのだと思っています。
「自分1人の考え方なんて、組織に大した影響力はない」と思っている人は多いのではないでしょうか。
それは間違いです。
組織では一見、発言力の強い社員が目立つものですが、でもそれだけではないのです。
このように、組織に入った以上どんな人間であれ、その組織を変えることができる影響力をもっているのです。絶対に。
だから、かっぺ(彼のあだ名です)には今後も本質を見て、気になったことがあればどんどん発言してほしい。そう思います。
そして、彼が発した「量から質がうまれる」の論理。かくしてそれは、カヤックのラボ「BM11(ブッコミ11)」の精神にも引き継がれます。
その名の通り11人いるこのラボ。年間77個のサービスをリリースするという無謀な目標をたてて驀進中です。
ただ、10月23日現在44個。あと33個を残り2か月で生み出さなければなりません。た、達成できるのか!?
もちろん、かっぺもBM11のメンバーの1人です。
この先どこまで伸びていくのか!?という末恐ろしさを覚え、武者震いさえ感じております。
せん越ながら、今後も今の自分に満足することなく、謙虚さ、素直さを忘れず、常に変化し続けていって欲しいという思いと共に、万歳三唱を贈りたいとおもいます。
賛辞者:代表 柳澤
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